柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

遠き国や……

2013年12月16日 12時49分05秒 | 日記

9月頭に携帯電話を解約し、SNSを断ちました。

ごくたまに、不便な時もありますが、精神的には快適です。
本を読むことができる。
映画を観ることができる。
そして、最大の収穫は、執筆の時間を確保できる、ということです。

イエス・キリストが誕生した12月24日が近づいてきました。

わたしの机の正面には(東由多加の墓がある妙行寺に接している)長崎の大浦天主堂で買い求めたキリスト像とマリア像が置いてあります。

毎日、讃美歌を聴きながら執筆しています。

中学時代、ミッションスクールだったので、毎朝の礼拝で讃美歌をうたい、日曜日は教会に行くことが義務づけられていました。
結局、最も声に出してうたった歌は讃美歌で、体に響きが馴染んでいるんですね。

わたしが好きな讃美歌は――、

「しずけき祈りの」

「ただしく清くあらまし」

「わがたましいを」

「主にまかせよ」

「千歳の岩よ」

「牧人ひつじを」

「主われを愛す」

「きけや愛の言葉を」

「ゆう日落ちて」

この9曲に、今年5月11日に(「警戒区域」となった大熊町、富岡町、小高町の3教会から、いわき市泉町に移転した)福島第一聖書バプテスト教会 http://f1church.com/ の献堂式で歌われた「遠き国や」が加わりました。

「遠き国や」は、1923年9月1日、関東大震災が起きた夜に、英語教師として来日していたアメリカ人宣教師・J.V.マーチンによって作詞・作曲された讃美歌です。

余震が続く夜、マーチン宣教師は、明治学院の校庭を訪れました。
被災者に支給された蚊帳の中でゆらめく蝋燭の光が、十字架に見えて――、
この讃美歌の詞を書いたそうです。

1 遠き国や 海の果て
  何処に住む 民も見よ
  慰めもて 変わらざる
  主の十字架は 輝けり

  慰めもて 汝がために
  慰めもて 我がために
  揺れ動く地に立ちて
  なお十字架は 輝けり


2 水はあふれ 火は燃えて
  死の手ひろげ 待つ間にも
  慰めもて 変わらざる
  主の十字架は 輝けり

  慰めもて 汝がために
  慰めもて 我がために
  揺れ動く地に立ちて
  なお十字架は 輝けり


3、仰ぎ見れば など恐れん
  憂いあらず 罪も消ゆ
  慰めもて 変わらざる
  主の十字架は 輝けり

  慰めもて 汝がために
  慰めもて 我がために
  揺れ動く地に立ちて
  なお十字架は 輝けり

是非、聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=d_23ltcsDM4

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