こ と の 端

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虚 ろ の 知

2021-12-12 09:51:22 | Weblog
火力発電とそれによる

長距離高圧送電という

既によく馴染んだ

世界的なその方式は

100℃で飽和する水

を熱して蒸気をつくり

できた温室効果ガスを圧縮することで

重い蒸気タービンを回転させる

動力となって文明に寄与している


できた蒸気を

地下資源の燃焼で更に圧縮し

発電装置に高圧蒸気をふきつけ

発電機を高速で回転させている

毎分三千回転させたとき

50ヘルツの交流ができ

毎秒60回転させると

3600回転して

60ヘルツの交流電流が生み出せる


磁極が二つある火力発電と

それを四つもつ原発とでは

回転数に二倍の差ができる

廃熱の温度はそこで異なる

だが周波数はかわらない



廃熱が低ければ低いほど

温室効果はより弱まる

そのためには

磁極を増やしさえすればよい

回転数は違っても

磁場を変化させているその量

は変わらない

周波数が統一できている理由は

そこにある


熱源である化石燃料が

メタンを含む炭化水素CH4

であることから

空気中の酸素と結びついたとき

CO2が生まれると同時に

熱い水蒸気も

同時に

創りだしていた


自然界に存在していなかった

大量の人工的に作られたこの水が

蒸気となったとき

最大の温室効果ガスとなる


地下資源を燃やせば燃やすほど

降水量を増やすこととなり

勝手に高まる一方となり

安定的に推移する

水蒸気は空気より軽いため

熱を上空へと運びあげる過程で

周辺の温度を高め続ける

空気圏でおきた熱の移動と

注層域での安定的滞留

という変化が

大気圏低層部で温暖化を生み出していた


空へと昇った水蒸気は

そこに集まったとき雲となる

その集積密度が高まって

異常な降水量の増加

を引き起こす


メタンを多く含む天然ガスが

炭素を多く含む石炭石油より

環境に良い

という独断に過ぎない理解

が広まったことにより

天然ガスへのシフトが

当時一斉に起きたのだ

90年代に入ってすぐのことだった


この頃から異常な規模

の雨が降るようになり

洪水を多発させて

執拗な自然災害を生みだした


その後原発の爆発が起き

以来火力発電へ

と一斉にシフトした


この変化もまた

水蒸気の密度を高めたため

気化熱を空気圏で滞留させ

気候変動と呼ばれる変化

を必然的に加速した


世間が信じているCO2の温室効果は

それが空気より五割も重いものだったため

大気圏へと上昇する能力はなく

海水を温めて

低気圧を発生させる機序となる

ところが温室効果ガスである

CO2を減らせば温暖化が止まる

という誤った理解が

一世を風靡するようになったため

根拠を確かめないまま

脱炭素運動へと一方的に広がった


水蒸気は2000℃を超えて高まり

原発の頑丈な建屋で圧縮されたことにより

水の熱分解を惹起した挙句の果てに

ついに水素爆発という結果を

引き起こすに至ったのだった

洪水の被害が

俄かに増えるようになったのは

その後になってからのごと


1980年代中ごろから

温暖化現象に対する懸念が

同時進行で盛り上がり

CO2の濃度増加がその原因だ

とする風説が俄かに高まった

COP3京都議定書の批准成立

へと結びついたのは97年暮れだった


世界中の知識人たちは

比重の違いを考慮しないまま

空気より重いCO2が

大気圏内で温室効果を発揮している

という不正な認識を

善と信じて拡散させた


こうして温暖化は止まらないものと成り

損失と時間の浪費を

徒に堆く積み上げた

そして登場したのが

脱炭素運動というものだった

これがお門違いであることを

世界はまだ悟れない


物理法則に従えば

空気より軽い水蒸気は上昇し

重いCO2は下降する

二種類の主要な温室効果ガスは

燃焼後上下方向へと

それぞれ一斉に分かれる


取り訳け

水に溶け易い

というCO2がもつその性質は

着水してすぐ

熱を海水に移して

自らは水和して炭酸化し

生石灰や消石灰などの炭酸カルシウム

となって最終的に炭素循環

を成立させることとなる


このメカニズムが分かっているなら

温暖化を止めるには

水蒸気の発生量を減らせばよい

ということに気付くだろう


事実関係の確認を

世界中で一度も行っていなかったのだ

アボガドロ数を比べるだけのことで

真相を究明することはできていた

知識階級の怠慢

と言わざるを得ない


交流電流の基礎的な条件とは

周波数を絶対に必要とする

というその点にある

周波数とはNとSからなる磁極の切り替え

が安定的に維持されているかどうか

という要因で決定される


交流電源から周波数を除いたら

それは磁場変化の無い

流れていない

静電気となっている

これを貯めておくことで

直流電源を生み出せる


周波数変動がある交流電流は

品質に抜き難い欠陥を残す

このため発電しても

使い物にならない電流を増やすのみ

電源の回転数で決まる周波数が

不安定化してしまうと

電力の品位はたちまち堕落し

無駄の原因をただ増やす


このため太陽光付加金が

CO2削減に寄与した

という事実はどこもない

国民は無駄な費用である

太陽光付加金を

電力会社に支払うよう強制され

再生可能エネルギーの供給業者

を意味もなく温存し

延命救恤していたというだけのことなのだ


周波数で成り立っている交流電流は

こうした理由で

止まっていることがそもそもできない

貯めておくこともまたできない

この理由で化石燃料の大量消費が

長期間維持されている時代が永く続き

ついにここまで悪化したという訳だ


このため太陽光発電や

風力発電が世界中に広まったとしても

地下資源をたゆまずに

燃やし続けていなければ

ならなくなっていたということだった


火力発電方式が維持されている限り

地下資源を絶えず

燃やし続けていなければならない


CO2を減らすことなど

はじめから不可能

なことだったのだ

再生可能エネルギーでは

何の解決も導けない

ということに

文明は未だ気づかない


交流電流に関する基礎的な知識

を誰ももっていなかったからだった

電力会社が情報の公開を

意図的に避けていた

ということが秘密主義を

業界に蔓延らせた原因となっている

交流と直流の違いを

誰も弁別できていなかった

この事実の持つ意味は

実に巨大だ


周波数が不在なら

交流電流を生みだすことは

固よりできない

交流が必要となっていたのは

電圧の変更が

任意かつ自在にできたからなのだ


長距離送電を維持するためには

電流損失を減らすことが

できるようになっていなければ

長距離送電は

損失の淵源でしかないのだ

そこで求められるようになったのが

交流電力という解決策であったのだ

十九世紀末期のことである


CO2がこれまで

まったく減っていなかったのは

蒸気発電を前提とする

交流送電を世界中で

実施していたからに他ならない


交流電源の登場は

送電途上で発生する電流損失を

減らす能力があったことによる

電力が電流と電圧の積

であることを知っていたなら

高圧化することで

電流値を引き下げのは

とても簡単なこと


減圧する際には

減らした電流を元の状態へと

すぐに戻せる

それどころか増やすことさえ

繰り返すことができるのだ

低圧の配電系統が

それを円滑に現にやっている


電流値が低ければ

送電途上で熱となる電流損失を

大きく減らすことができる

そこで生じる経済効果が

文明の発展に寄与したのだったが

温室効果ガスがもつ

それぞれの比重の違い

があることに

誰一人気付かなかった


知識人たち全員が

温暖化を止まらなくしたのみならず

気候変動を気候危機へと

自覚なく

善と信じて自ら高めた

という経過が現代史

へとこうしてしかと残された


周波数を安定的に維持しておくためには

発電機の回転数が

常時安定していなければならない

そのために蒸気に高い圧力をかけ

重い発電タービンを

高圧の熱水蒸気で

高で回転させる義務

が電力会社に与えられていたのであった


その過程で圧縮熱をより高め

随伴現象として

温室効果ガスの温度を

一入高めめるというサイクル

を世界中に定着させた


交流電流による長距離高圧送電という方式は

電流損失を減らして

電力会社の経営を支援するための

最善の措置だったのだ


再生可能エネルギーを導入すれば

家庭の電力負担は応分に減る

だが

発電所が生みだしている温室効果ガス

つまりCO2と水蒸気の双方が

却って高まってしまう

ということになっていた


この錯誤に

文明が気付くことができない限り

気候変動は永遠に

止まらない


CO2は空気より重い


この単純な理由で

脱炭素運動はまたしても

無効のままとなり

気候変動を逆に

却ってこじらせた


大気圏内に留まっていることが

できないCO2の大気中濃度は

たった400ppm(0,04%)でしかなく

残留しているCO2は

大気圏内にあるのは0,04%でしか

なかった

年間最大で600億トンものCO2の

残りの99、5%弱が

消えてしまっていたのである

個の謎を解くことができない限り

有効な対策を講じることは

不可能


残留濃度が004%強しか

残されていなかったという現実は

この事情が与えていたのだ


空気より四割軽い水蒸気は

熱せられた海面から

日頃 常時発生しているものなのだ

発電所やボイラー

天然ガスの燃焼からも

大量に生みだされている

ということが問題となっている


燃焼の酸化作用で酸素を取り込むため

炭素の酸化物であるCO2が一つできると

その二倍となる量の水

2H2Oが作られるのだ


燃焼炉が気候変動の反応場

となっている限り

水素酸化物である水は

気化して

熱水蒸気へと変りつづける


この高温の熱水蒸気が

大気圏内の温度を常時保持し

気化熱として

絶えず上空へと運び上げている

その過程で生じたのが温暖化現象

だったということなのだ


洪水などの自然災害の原因も

水からできた大量の水蒸気であった

家庭用のガスを燃やしても

メタンの中の水素が燃えて

水のガス化が起きていた

これが温室効果ガスの比率を

人口密集地の上空で

最大化することともなっていた


人口稠密な地域の上空では

常に高濃度の温室効果ガス

である水蒸気が

熱を上方向へと移動させている


蒸し暑さは湿度の高さが原因だった

この事実を

忘れ去ってはならない

世界中の知識階級が

交流電流について無知だった

というそのことが

気候変動を気候危機へと

変えさせたのだ


炭化水素の熱反応と

交流電流を生みだす原理

となった誘導法則を知らない

世界中の似非知識人のすべて



この現状をこぞって生み出していた

ということになるだろう

思考力の不在が生み出したのが

温暖化と気候変動

だったということなのだ
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