暘州通信

日本の山車

●894 行政訴訟が私的裁判だって?

2006年11月09日 | 行政・司法問題
●894 行政訴訟が私的裁判だって?
梶原拓前岐阜県知事時代に岐阜県が被告となった行政訴訟事件。
この事件応訴に梶原拓は組合に移された裏金をつかいそのうち13件の事件に借りた約730万円については知事を辞めた後も借用? をつづけ返済する意思もなく、組合もなぜか返済を求めなかった? という事案。
行政訴訟であれば、勝訴になれば岐阜県議会の承認を得て費用は弁済される。もし負ければ、それは知事の負担になる。正々堂々応訴すればよくなにも裏金に手を染める必要などまったくないはずだ。
ところが、梶原拓は組合から裏金を借りて裁判に臨んでいたということだ。
表に出せない行政訴訟とは? ひじょうに胡散臭い印象がある。
では、その13件の行政訴訟とはどんな事件だったのか?
組合から730万円借りた13件の裁判とはなんだったのか?
岐阜県代表者梶原拓を被告とする行政訴訟は何件も提訴してきた立場のものとしてはなはだ気にかかる。
そこで、この13件の行政訴訟記録の公開を求めて、岐阜県に情報公開請求した。
ところが返ってきた岐阜県の回答は?
情報公開を却下。
「え?」。
「岐阜県には情報がまったく存在しません」。
「え?」。
「……ですから、存在しない情報は公開できません」。
「嘘でしょう?」。
「本当です」。
「新聞で報道されているんですよ!」。
「われわれは新聞をいちいちチェックしていませんし、新聞社の取材ソースにはまったく関知していません」。
「ちょっと、あんた。いい加減なことを言わないでくださいよ」。
「梶原知事がどんな裁判をしていたか、岐阜県に関係あるものはきちんと情報の整理はできていますが、個人のこと、組合のことはわかりません」。
「……」。
「……」。
「わかりませんが、わかりました」。
「ではこれで……」。
「ちょっと待ちなさい!」。
「いま岐阜県はウラガネ問題で不正が大きな問題になっているのですよ」。
「わかっています」。
「不誠実な対応は困りますね。いいせすか、一般民事裁判ならいざ知らず、行政訴訟ですよ。故人の秘密を守るとはどういうことですか?」。
「だから申し上げたとおりです」。
「わかりませんね。岐阜県知事梶原拓は、岐阜県代表者として訴えられ、自分で法廷に立ったことはありますか?」。
「よく知りません」。
「あなたねえ、梶原さんは、弁護士を訴訟代理人に選任して被告席に座っているんですよ」。
「……」。
「私の場合は、後藤真一という弁護士でしたが、後藤弁護士は岐阜県の委任状を裁判所に提出して答弁や陳述しています」。
「……」。
「後藤弁護士は岐阜県の委任状をどうやって手に入れたんですか?」。
「……」。
「岐阜県の委任状を裁判所に提出して裁判に出ていた弁護士は岐阜県知事の代理ではありませんか?」。
「……」。
「黙っていてはわからないでしょう?」。
「……」。
「どうなんです?」。
「……」。
「後藤弁護士は岐阜県代表者梶原拓知事の弁護士として法廷に出ていたんですよ」。
「……よく把握していません」。
「あまりいい加減なことを言っていてはいけませんね。後藤弁護士は梶原拓が個人的に訴えられた行政訴訟に対し、岐阜県を騙って裁判所に岐阜県の訴訟代理人となる委任状を提出したとでも言うんですか?」。
「……」。
「私は岐阜県の不正ががまんできず行政訴訟の提訴をしたものですが、そのいくつかが梶原拓の私的な行政訴訟で、後藤真一弁護士はその訴訟代理人で、答弁書には岐阜県代表者岐阜県知事梶原拓代理人とあるんですよ! これを私的な行政訴訟というんですか?」
「……」。
この岐阜県職員あとはひとこともしゃべらなかった。
梶原拓が公称詐称したか? 後藤真一弁護士が偽の委任状を作成したか? とにかく裁判はすすんだ。判事はウラガネで雇われた不正な弁護士とも知らず、いつもとおなじ行政よりの判決をしている。
もし、岐阜県が訴えられた行政訴訟が私的裁判だったら、判決の行方はどうなっていたかわからない。
こうして見てくると、裁判官というのもずいぶんいい加減なものだ。行政訴訟が厳正に行なわれつと信じて取り組んできた人たちが気の毒になる。

日記ブログ・ランキングに参加しています。

  日記@BlogRanking





最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (T)
2006-11-09 22:22:10
現職員は古田知事にだまされました。本当のことを言います。組合から出た前梶原知事の裏金は、弁護士さんに言われ、裁判を有利に進める対策費として1件50万円くらい運んでいたはずです。
後藤弁護士について (Unknown)
2007-09-05 20:36:50
私は、今、婚約破棄・不履行で調停を経て訴訟に移ろうか迷っています。
相手方の弁護士が後藤弁護士で、相手方には「婚約などしていない」「返して欲しいものは返す」と言わされて調停を不調にされてしまいました。たった2回で。梶原元知事の時のように、1回目の調停は相手方不在で、後藤弁護士だけ出廷してきました。婚約指輪の授受もあり、婚約は成立しているのに、「指輪も無理やり渡された」「押付けの交際だった」とも言わせ、正当な行為をも不当扱いにし、逆に訴訟の準備をしているなどと、何を訴えたいのかわからない、いつもアバウトな内容の手紙を威圧を兼ねて配達証明で送ってくる。
例えば、相手方とは、和解なり、示談なりして初めて交際終了であるのに、電話、メール、面談、接触、手紙までをも不当行為として出来なくされています。私は、相手方と、今まで自分が黙っていたこと、我慢してきたこと、不信感が募ってしまった相手方の言動について全て話して結論を出そうと調停の申し立てをしましたが、その強引な手段は、口に出来ないほどの人間性を疑ってしまうようなやり方です。
相手方からは、全て弁護士を通してくれとの事だったので、手紙を書いても、電話しても何一つ返事が返ってきたことがありません。法律が無ければ、もっと書きたいことはありますが、何でも不当にしてしまわれるので、これで終わります。が、このネット情報が本当なら、ちょっと引いてしまいます。
彼の手紙を公開してもいいですよ。

コメントを投稿