ながらみ
2017-03-08 | 長女
この土地に、どっぷり馴染んでいる今となっちゃ
もう懐かしい話ですが、来たばかりの頃は
食べ物に結構、驚いたりしました
最初は「ピーみそ」という、名のものにびっくりして
それがスーパーで、普通に売られていることにも
家庭ごとに違ったピーみそを、母の味として作る
ってことにも、当時は二重のオドロキでした
でそんな中で、何より一番おいしい発見は
「ながらみ」さまでした
名前すら、本当に何のことだか知らなくて
いつのことか、ばあばの手料理の箸休め的に
ポーンとテーブルの上にあった時、なんじゃこりゃ
・・・となったわけです。
風貌は、まさにカタツムリ・・・
しかしこの風貌には、似つかわしくないほど
これが、なんともまぁ美味なのです。
以来、酒のつまみには最高な戦力として
我が家に、ときどき登場してくれるように
このながらみを食べるコツは、まず
先っぽに、フタが付いてるのでそれを取って
あとは、ようじでグリーッと回しながらヒョイ
おいしーい貝の味が、口いっぱいに広がります
ときどき、ジャリジャリ言うヤツはハズレです
ある日のこと
このフタの部分を、コっちゃんが
「これ、きっとコンタクトの代わりになるよ」
と、言い始めたのであります。
我が家でコンタクトしてるのは、主人ひとり
朝コンタクトつける様子を、子どもたちは
いつも不思議そうに、そしてなぜか嫌がりつつ
じーっと見守ったりしているのですが、よっぽど
コンタクトなるものに、興味があるらしい
でもって、ながらみを食べるたびに
「ほら、コンタクト」
「見てー、つけるよー。」
・・・いい加減、飽きてきたわ
昔しょっちゅうビールのおつまみにでてて、貝なのに結構おいしいと思って食べてました。
やっと名前を知ったとは....
そうなのかー。
それこそ、びっくりです。
東京に行って、驚く物って。