まりぶろぐ

舞台や映画、本の感想などを綴ります。

劇団四季『エビータ』③

2006-09-29 13:20:42 | 舞台芸術

エバは民衆からも圧倒的な支持を得る。

しかし、金持ちや貴族から金を取り上げ、貧しい人々に

ばら撒く、彼女の「福祉政策」は、国の財政を破綻させて

しまう。さらに追い討ちをかけるように、その頃、彼女の

体は癌に蝕まれていた。

国を支配し、民衆を操り、でも貧しい人からは、聖母と

崇められたエバ。批判されらがらも、強い向上心と夢を

持って、自分の想いに忠実に生きた。

最後に病気でもう起き上がるのも苦しいのに、

民衆の前に立って、「泣かないで、アルゼンチーナ、

私達はいつも貴方の味方、言いたいことはたった一つ、

それだけなの・・・」と歌う彼女の姿には感動する。

今回、前に観たときより演出や美術がが変わっていて、

前回は、バルコニーの上から下の民衆に向かって

語りかける演出だったが、今回は舞台中央の部分が

前にせり出し、そこで彼女が歌うようになっていた。

つまり、観客を、アルゼンチンの人々に見立てた演出

である。その方が臨場感があって良かった。


劇団四季『エビータ』②

2006-09-28 09:54:24 | 舞台芸術

『エビータ』は、アルゼンチンの元大統領
アン・ペロンの妻で、その彼女の激動の人生を
綴ったミュージカルです。
1952年、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで
多くの人々が嘆き、悲しむところから物語りは
始まります。
時代は遡り、アルゼンチンの田舎に生まれたエバは、
幼い頃から金持ちを憎んでいました。ミュージカルは省略
されていたけど、エバは愛人の子で、本当の父親の
お葬式にも参列できなかったのです。
彼女は、「この貧しいみじめな状況から抜け出して見せる」
と、ブエノスアイレスへ出てきます。
そこで、美貌を武器に、次々と男達を誘惑し、踏み台に
しながら上り詰めていきます。そして、自分と同じ野望を
持った軍人のアン・ペロンと出会い、「きっと私はあなたの
役に立つ女」と、誘います。彼を後押しし、大統領の座に
つかせ、とうとうファーストレディの座を射止めるのです。
(長くなりそうなので、今日はこのへんで。)


劇団四季『エビータ』①

2006-09-27 04:38:12 | 舞台芸術

先日、サッカーを観に川崎へ行ったのだが、
ナイトゲーム(19時キックオフ)だったので、
それまで暇だしと思い、劇団四季のミュージカル
『エビータ』を観てきた。この作品は私は3回目の
観劇となる。
場所は浜松町にある。劇団四季は全国に多くの
専用劇場を持っていて、その中心になるのが
この浜松町の劇場「春」と「秋」だ。
それ以外に東京では、汐留(電通のビル)に
劇場「海」がある。
品川には『キャッツ』専用の特殊な会場がある。
関西にも大阪キタに専用劇場が出来たし、
京都駅ビルの中にもある。
それ以外にも各地方で全国ツアーが行われている。
昔は、「ミュージカルなんて、女と子供の
観るもの。または、特別な人が見るもの」と
言われてきた。
しかし、四季はその考えを覆したのである。
最近は関西でも「『マンマ・ミーア』(大阪)
観た?」とか、『オペラ座の怪人』良かったよ、
『美女と野獣』も楽しかったね、なんていう
会話が普通になってきた。
前には、電車の中で、サラリーマン風の男性
2人が四季の作品の話をしているのを聞き、
嬉しかったものだ。
また、関西では本当に「おもしろいもの」、
特に京都では「クオリティの高いもの」しか
受け入れられない風潮があるが、四季の作品は
あっと言う間に関西に根付いた。
『エビータ』は『キャッツ』や『オペラ座の怪人』と
同じアンドリュー・ロイド・ウェイバーの初期の作品である。
作詞は、これも有名な『美女と野獣』や『ライオン・キング』
を手がけたティム・ライス。
永遠の名曲「アルゼンチンよ、泣かないで」をはじめ、
ロック、オペラ、タンゴ、宗教音楽からクラシックまで
まるで宝石箱のような多彩な音楽が魅力の作品だ。
またストーリーもいい。それは次回に。


ファッション雑誌

2006-09-26 08:33:35 | 本と雑誌

皆さんは、ファッション雑誌、何を読んでいますか?

全く読まない人もいると思うけど、女性ならやはり

気になりますよね。

私は、10代のときは、「NON NO」、20代のときは

「CanCam」や「JJ]、「MORE」、「With」などを読んでいました。

「Can~」などは派手で、あんまり参考にはならないけど、

モデルさんがかわいかったから。

最近でも、伊東美咲や長谷川京子、エビちゃんとか

そうですよね。「JJ」は、元アントラーズのヤナギこと

柳沢選手の奥さんの小畑由香里とか人気でしたね。

彼女の前髪が「ゆかりバンクス」と言って流行ったことも

あったし。これは、わりと最近ですが。

働いていた20代後半は「Oggi」とかも好きでしたね。

ちょっとかっこいい系のワーキングウーマン風で。

でも現在の年齢になって、ぴったりと当てはまる雑誌が

少なくて。

「BAILA」や「Domani」を読んでいますが、載っている

洋服も値段が高すぎるし、広告が多くて、そんなに読む

ところもないですしね。あまりおもしろくないです。

たまに「With」とか買ってくると、うちの妹が「おねーちゃん、

いい年して、そんな雑誌読まんといてよ」とか文句

つけてきます。ちなみに私はファッションとか大好きですが、

うちの妹は全く関心がなく、雑誌も読まないし、洋服も

流行を追いません。こっちからすると、女性なんだし、

もっと通勤着やデートのときの洋服にも気を配ったら、と

いう感じです。

話は逸れましたが、いい雑誌があったら教えてくださいね。


パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズチェスト

2006-09-25 09:11:19 | 映画

この前、ようやく観たかった『パイレーツ・オブ・カリビアン

/デッドマンズチェスト』を観てきた。

私はハリウッドのすごくお金を賭けた娯楽作品というのは

あまり好きではないのだが、この作品は特別。

何と言っても、大好きな俳優、ジョニデこと、ジョニー・

ディップが出ているからだ。

マイナーな作品ばかり選んできた彼が、この娯楽作品の

海賊のキャプテン役を引き受けたと聞いたときは、

私も驚いたが、パート1を観て納得。やはりジョニデは

ジョニデだった。彼しかできない表情、しぐさ。

敵役なんだけど、何だかにくめなくて、愛らしいキャプテンを

見事に演じていた。本当にディズニー・ランドにいそうな感じ。

パート2は、ストーリーとしては、パート1より、アクションシーン

などがパワーアップしていた。

オーランド・ブルームはもうちょっと演技に深みがほしいところ。

彼が主役と言ってもいい作品なのだが、観終わった後、ジョニデ

しか印象に残らない。

でも端正な顔立ちは見ているだけで、目の保養になる(笑)

これから経験を積んでいって、良い俳優になってほしい。

この『パイレーツ~』は、次回パート3も公開がすでに決まって

いるらしい。こちらも楽しみである。

あ、私が好きなジョニデの作品は『シザー・ハンズ』、

『ギルバート・グレイヴ』、『妹の恋人』だ。

10月8日(日)夜8時~ WOWOWで、

『チャーリーとチョコレート工場』もやるので、

観れる人は、観てほしい。