まりぶろぐ

舞台や映画、本の感想などを綴ります。

「レント(RENT)」③

2006-05-29 16:30:11 | 映画

「レント」は、芸術家の卵達の愛と

友情、そして生と死を描いた物語である。

ミミという女の子が登場するので

わかった人もいると思うが、ベースは

有名なプッチーニのオペラ、「ラ・ボエーム」

である。(オペラではミミは肺結核)

しかし、「レント」は、エイズ、ドラッグ、

同性愛・・・などを扱っていて、その分

ヘビーである。

エンジェルが死ぬシーンでは、泣けるし、

最後にミミが倒れて、ロジャーが抱きしめ

るところも号泣だった。

でも彼らは訴え続ける。「今が大切」なのだと。

「NO DAY BUT TODAY」がこの映画の

テーマになっている。

最後が少し救いのある終わり方になって

いるのは、そのためだ。

前編ロック調で綴られる音楽もどれも

素晴らしい。

ロジャーやマイク、エンジェル役など

主要な役6人は舞台の初演版の

メンバーを揃えている。加齢はしかたないが、

製作者のこの映画への思い入れの強さが

伝わってくる。

エンドロールが流れて・・・本当の最後の最後。

「ありがとう、ジョナサン・ラーソン」の言葉に

また泣かされる。

感動しているのは私だけかな、と思ったら、

帰りのエレベーターの中で、若い数人の

男女が「泣けたわ~」と言っていた。

脚本も音楽も、本当によく出来た作品なので

多くの人に見てもらえたらと思う。


「レント(RENT)」②

2006-05-28 20:12:04 | 映画

ここで、レントのあらすじを簡単に。

89年、クリスマスイブ。NYのイースト・

ヴィレッジ。古いロフトの一室に住む

ロジャーとマーク。彼らは、滞納している

家賃(レント=RENT)も払えず、とうとう

電気も暖房も止められてしまう。

ロジャーはかつて、人気ロックバンドで

活躍していたが、恋人がドラッグ中毒の

末にエイズに罹って自殺して以来、

部屋にこもりきり。自分もHIVに感染している。

一方、映像作家を目指すマークは、彼女だった

モーリーンに女の!恋人が出来て、

振られたばかり。

そんな2人の元に、親友の哲学教授のトムが

帰ってくるが、途中で強盗に襲われる。

それを助けたのが、ストリート・ドラマーで、

ドラッグ・クィーンのエンジェル(男)だった。

お互いエイズ患者である2人は恋に落ちる。

その頃、一人、ロジャーが部屋にいると、

下に住むSMダンサーのミミが、ロウソクの

火を借りに来る。ロジャーは彼女に元恋人の

面影を見いだし、心惹かれるが、新たな恋に

踏み出す勇気がなく・・・。


「レント(RENT)」①

2006-05-27 12:48:42 | 映画

続けて、ミュージカル映画、

「プロデューサーズ」、「レント」を

観たのだか、なかなか感想が書けなかった。

まずは、「レント」から。これはNYの

オフブロードウェイ(小さな劇場)で

大ヒットを放ち、それからオンブロドウェイへ

移ってロングランを続けている舞台が

原作である。ミュージカルに詳しい人なら

来日版、日本版なども上演されているので

名前は知っていると思う。

私も宇都宮隆、山本耕史主演の日本版を

99年頃に観ていて、すごく感銘を受けた。

だから、この映画は絶対観たかったのだ。

この舞台は、脚本・作詞・作曲の全てを

ジョナサン・ラーソンという人が手がけている。

しかし、彼は成功を見ずに、プレヴューの日に、

35歳の若さで、急逝した。

一時は閉鎖も考えたらしいが、椅子に座って

歌っているだけで、俳優達は皆、立ち上がって

演じ始めたらしい。そうして、舞台の幕が

開いたのだ。

見えないジョナサンや彼の意思を継ぐ俳優達の

熱い想いがきっと客席にも伝わったのだろう。

その年には、トニー賞(舞台版のアカデミー賞

みたいなもの)の作品賞、脚本賞、助演男優賞を

受賞した。


お気に入りの紅茶のお店

2006-05-22 23:26:00 | カフェ

京都駅に伊勢丹が出来てから、

あまり行かなくなった河原町(一応

京都の中心の繁華街)。

前に久しぶりに映画を観に三条へ

行った。(映画は「レント」)

パルコや阪急百貨店が改装中

だったりして、お目当ての洋服の

お店には行けなかったけど、

京都にしかない、洋服や雑貨の

お店も多く、久しぶりに楽しかった。

ただ、お気に入りだったカフェも

なくなっていて、ちょっとショック。

そこで、ちょっと高級感漂っている

ので、あまり行かないんだけど、

お気に入りの紅茶の専門店

「マリアージュ・フレール」でお茶

してきた。京都店はBALというビルの

1Fに入っている。

本店は銀座にあり、新宿や横浜、

池袋、心斎橋、神戸などにも

あるので、知っている人もいると思う。

とにかく、かなり迷ってしまうほど

紅茶の種類が多い。インドや中国茶を

はじめ、タイやヴェトナムなどの東南アジア、

ラテンアメリカ、アフリカ、オセアニアなど

世界各国のお茶が飲める。

私は、そのときの気分によって、

店員さんにお勧めを聞いて、選んでいる。

朝向きのお茶、午後向きのお茶なども

あるのだ。ケーキもおいしいし、

紅茶のポッドやカップなども買える。

興味のある人はこちらをどうぞ。

http://www.mariagefreres.co.jp/


少し遅い端午の節句

2006-05-20 21:16:51 | イベント

今日は例の「関西○○○○○○の集い」の

イベントに梅田まで行ってきました。

今回のテーマは「端午の節句」。

少し遅いのですが。

鯉のぼりのデスプレイがしてあり、

皆で兜を追ったり、柏餅を食べたりしました。

後は、釣りゲーム。私は7匹しか釣れず。

一等だったら、すごい良い商品が出たのに。

と、いうことで、楽しいひとときを過ごしました。

今月はスペシャル○○○○○○月間でした。