喜寿から始まる

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子供たちが児童遊園に戻り日常再開。日本の奇妙な奇蹟は既に新型コロナに免疫があったため!

2020年05月31日 | 日記

緊急事態解除後の初の週末を迎えた昨日、都内の百貨店に行列ができたという。
ルーフバルコニーからマンションの谷間に児童遊園がみえる。
昨日は久しぶりに子供たちの遊ぶ姿が見えた。日常が戻ってきたようだ。

今日31日は月末で日曜日。外出自粛疲れを癒すため、自主的休息日とすることとした。  

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感染数、死者数とも日本は極端に少なく、日本のミラクルとか奇妙な奇蹟と言われている。
安倍首相に至っては「日本モデル」で撃退したなどと自慢している。
実際は、ないもしていない。
では、なぜ極端に少ないのか?

既に免疫があったという説を京大教授らが発表。ここ
以下に要約する。
何と、日本が武漢以外の国からの入国制限を始めるのが遅かったおかげだというのです。

新型コロナウイルスにはS型、K型、G型の3つの型がある。
最初にS型が発生し、それが変異したものがK型。
武漢でさらに変異した感染力の強い型がG型(武漢G型)。
上海で変質したG型は、最初にイタリアに広がり、その後ヨーロッパ全体と米国で流行(欧米G型)。

日本は最初武漢からだけの入国制限をしていたので、S型とK型が武漢以外の中国本土から流入・まん延。
多くの日本人は武漢で猛威を振るったG型が到来する前に、既に免疫ができていたという。
G型はK型より感染力が非常に高い。
G型に集団免疫が生ずるのは80.9%の人が感染免疫を持つ必要がある。
K型の集団免疫は54.5%の感染で生ずる。
日本の場合K型で集団免疫が生じていた段階なので、80.9-54.5=26.4%に新たに感染がおこる。
日本に流行が起こったのはこのため。
しかし、既に免疫があったので3分の1(26.4÷80.9=32.8%)で済んだということ。

欧米の場合、中国からの渡航を日本より1か月以上前に全面的に制限した。
そのためにK型の流入は防止できたが、S型が広がっていた時期には渡航制限がなかったためS型はかなりまん延した。
S型に対する免疫はG型の感染を予防する能力が乏しいうえに、S型への抗体には抗体依存性免疫増強(ADE)効果が推測。
ADE効果というのは、抗体の助けを得てウイルスが爆発的に細胞内に感染していく恐ろしい現象である。
つまり、ADEが起きている間、ウイルスは細胞内の入っていくので、血中からは減ることとなり、
一見病状が改善したような状態がしばらく続く。
ところが、ある時点でウイルスが細胞を破裂させるかのように大量に出てきて、患者の急変が起こる。
要するに、「S型への抗体によるADE」とK型が流入しなかったのでK型への免疫ができず
「K型への細胞性免疫による感染予防が起こらなかった」という2つの理由で、欧米ではG型感染の重症化が起こり、
致死率が上がったというわけだ。

発表をまとめるとこんな感じである。
日本についていうとS型、K型が入ってきたので、「S型への抗体によるADE」が起こらなかった。
S型はほとんど免疫が生じないが、K型はG型への3分の2の免疫が生じていた(54.5-80.9=66.7%)。
なお、今年日本でインフルエンザが少なかったのはK型ウイルスに感染していたためという。
日本最初の屋形船の感染は武漢とは違うと言われている。またイタリア感染の最初のミラノも武漢ではないと言われている。
説得的に思う。

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未知と言われている新型コロナだが少しづづ解明されている。
治療薬もワクチンも意外に早く開発されそうな気もする。

やっぱり、今日は休息日としよう。