喜寿から始まる

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神の思し召しか ロボットか

2019年01月31日 | 日記

今年も早や1か月が過ぎた。
恐らく、我々は歴史の大変革期に生きているのではないかと、日々、ヒシヒシと感じる。
脈絡もなくいろいろなことが頭をよぎる。

ルトガー・ブレグマン(ピケティにつぐ欧州の知性といわれている)の1日3時間労働説を知った。
生活保護はやめ、一律例えば150万円(ベーシックインカム)をみんなに支給すべきという。
人間は何のために生きているのか。仕事は生活のためであると同時に生きがいでもあると思っていた。
今も思う。
何よりも、睡眠8時間として、13時間(16-3)をどのように過ごすのだろうか?

トイレ休憩も許されず、おむつをつけて仕事をするアメリカの例も知った。

最近、コールセンターが多くなった。
個人的に自動応答は好まないので、人間による応対を選ぶことにしている。
それでも、応対がマニュアル化され、人間と話してはいるが、対応は均一化・機械化していると
感じることが多くなった。

なぜか、ロボットを相手にする姿が浮かんできた。そういう時代の入り口にいるように感じた。
ロボットを相手に生活することに慣れると、人間の方もロボット化するのではないだろうか
と不安になった。
スタートレックのデータが浮かんできた。いつも気になる存在だった。

   

人間の自由や尊厳が民主主義の根本と信じてきた。
しかし、効率を追及するあまりに、結局は人間らしさを失うのではないだろうかという恐れを感じる。

1、2年前に買ったままだったアイザック・アシモフの「われはロボット」を読む気になった。
その中の「証拠」を読んだ。
世界で国がなくなり、地球地区になり、2044には地区の連邦政府が結成される。
(ルトガーも国境開放を主張しているらしい)
その地区(アメリカ)の統監を経て連邦政府の世界統監になるのはロボットというお話である。
最初の地区統監選挙のときに対抗候補から、ロボットとの告発があったにも関わらず、結局その証明
が出来なかったのである。外見はもう機械じゃない。骨格の上に人間の皮膚・肉・髪・眼をつけ成育
させるので、人間そのものなのだ。人造人間(アンロドイド)なのだ。
精巧で人間そのものなので、ロボットだと誰にもわからないのだ。
機械であるロボットが最高支配者として人間社会を統治しているのだが、統治されている人間の方が
それに全く気付いていないというお話である。
ロボットになれてくると、外観が人間そのものでなくとも、違和感をもつことなく、ロボットに支配
されるということは大いにあり得ると思う。小説の世界ですまなくなる。

若干憂鬱になっていたところ、極めて人間的というか、理屈ではない説明しきれない神の話になった。

サンダース大統領報道官がキリスト教系のテレビ局のインタビューで、トランプ大統領について
「神はそれぞれに時代ごとに異なる役割を果たすように望む。トランプには大統領になることを神は
望まれた」との見解を披露したという。
そういう考えもあり得るかもしれない。
時代が大きく変革するときには超自然的思想も流行るものだ。

こういう時代には、目を大きく見開き、耳を澄まし、心を開き、直接自分で見て、感じて、考えること
だと思う。
何があってもそれを受け止めるところからスタートすることである。

そういう時代だからこそ、人間とは、人間にとって一番大切なことは、という根本を見失わないことだと思う。

ワクワクする・・・・

 

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