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ハノイ米朝会談 旅の余禄

2019年02月25日 | 日記

この27、28日ハノイで第2回目の米朝会談が開催される。
勿論、私とは何の関係もない。

昨年の12月16、17日とハノイにいた。
そのときは、米朝会談など決まっていなかった。

ハノイはある意味ついでだった。マストはカンボジアのアンコールワットだった。
折角なら、ハロン湾を見たかった。
ついでのベトナムはハノイとホーチミン(サイゴン)だった。
ベトナムというと、ベトナム戦争しか思い出せなかった。
今は社会主義の国だ。
ハノイのホーチミン廟は、なぜか赤の広場のレーニン廟を思い出した。
廟の前の広場は旧共産圏の国でよく見る共和国広場を思わせた。
しかし、一方では長くフランスの植民地だったので、フランスの影響を受けた
しゃれた雰囲気に満ちていた。
ニューオーリンズを彷彿させるような街並みもあった。

でも、日本人の目から見ると、戦後間もないころの日本を思い出させた。
朝暗いころから夜10時11時まで暗い裸電灯の下で働く人々をみると。
そして、街は埃っぽく、いろいろな生活臭が溢れている・・・

確かに街はエネルギーに溢れている。
北京では昔自転車が溢れていた。ベトナムではバイクで溢れている。
時速60キロでバイクの集団が自動車の中を軍団をなして移動する様は迫力があった。
二人乗りは当たりまえ、一家4人乗りもしばしば見た。

アメリカとの関係について、ちょっとイメージが違った。
枯れ葉作戦で大きな被害があるはずなのに、それほど悪感情はないようだった。
アメリカとの戦争がベトナムが唯一勝った戦争だというようなことを聞いた。
そうなのかもしれない。

ハノイは中国に近い位置にある。
ハノイから中国まで鉄道が続いているという話も聞いた。
中国とは複雑な感情があるように思えた。
ただ、そのときに、中国は遠い(北京など)ようで近い国だなと漠然と感じた。

だから、北朝鮮の金正恩委員長が鉄道で中国経由ハノイ入りすると聞いたときに、
ストンと納得した。

ベトナムは、フランスにもアメリカにも悪感情があるようではない。
しかし、韓国や中国、特に韓国は日本植民地時代を忘れていないようだ。
なぜだろうと思った。
フランスやアメリカは遠く離れている、到底及びもしない国だ。
だが、韓国にとって日本はといえば、あまりにも近すぎる、文化的にも
日本は中国や韓国から学んできた歴史がある。
そういう関係が感情的になるのかもしれないと思った。

2回目の米朝会談、どうなるのかわからない。

ベトナムが変わっているように、北朝鮮も変わるかもしれない。

そして、アメリカの目的、いやトランプ大統領の狙いは何なんだろう?

こんなことに思いをいたすのも、旅の余禄である。

もういちどハノイを楽しんだ。