ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

大統領閣下の噂は小説よりも奇なり

2017年01月14日 | 国際・政治(欧米)

2017年1月12日の「トランプよ、お前はやはりサルだ!」の続きです。


英文を久しぶりに読むと瞼が自然と閉じて来ます。何の英文って? 例のトランプですよ。

いや、面白いですね。某夕刊紙と同じように下ネタの好きな私としては、トランプがロシアのホテルで行った異常な性的行いをプーチンに握られて脅されているという話はスパイ小説以上に興味津々です。だいたい「異常な性的行い」って何?

 

多くのメディアは、裏が取れないので報道しなかったようですが、CNNとバズフィード・ニュースBuzzFeedが報道しています。バズフィード・ニュースには英国の元諜報部員が書いたとされる35ページの文書(もちろん英文で、写真)が掲載されています。これは爆弾です。

https://assets.documentcloud.org/documents/3259984/Trump-Intelligence-Allegations.pdf

 

12日のトランプの記者会見は、「記者の質問の大半はロシアに関する問題だった」と日本のメディアは伝えていましたが、?という感じでした。何でロシアの問題が質問の大半を占めていたのか奇妙でしたが、この文章を読むと理解できます。

 

誰か日本語に訳している人はいないかなと思って捜しましたが、今のところ無いようです。それで、ニューズウィーク誌に肝の数行の訳が掲載されていたので、引用します。(ニューズウィークも内容は未確認と断っています)

 

「バラク・オバマ米大統領とミシェル夫人がモスクワを訪れたときに宿泊したホテルの部屋に、トランプが複数の売春婦を呼び、ベッドに放尿させて眺めた」

 

これの裏を取るのは困難でしょうね。「複数の売春婦」やベッドメイキングの人も寒い国のスパイだったかもしれない。そもそもこの情報はどうして外に漏れたの?

 

バズフィード・ニュースが載せた英国の元諜報部員が書いたとされる35ページの文書に、この放尿Golden shower事件は2013年にモスクワのリッツカールトンで起きていて、このホテルはFSB(ロシア連邦保安庁)の管理下にあるとのことです。そして、「異常な性的行い」をロシア政府がビデオに撮っていて、トランプを脅しているという噂です。

 

いつものように、ロシアは「そんなことは知らんよ」と言っているようですが、ロシアは都合の悪い話を今まで認めたことが無い。日本のTVで元裁判官の弁護士は、昨年に明らかになったドーピングのロシアの工作に関して「証拠が不十分で何とも言えない」と言っていました。何を小癪な! ロシアは証拠を残すはずが無いし、仮に証拠の一部が残っていても、(ドーピングのように)しらを切りとおすのはロシアの王道ですから。ロシアは犯罪の専門集団を抱えているので、新たな証拠が出てくるわけがない。

 

アメリカの白人たちは、こんな噂を一笑に付すでしょうが、外国人の私たちはこんな男を大統領に選んだアメリカを馬鹿にするだけです。しかし、アメリカの白人たちは、自分たちの代表としてこんな男(トランプ)しか選べないようでは、これからは落ちる一方で、もうお終いですね。

 

「事実は小説よりも奇なり」と言いますが、「大統領閣下の噂は小説よりも奇なり」です。

2017.01.14



この噂の詳細が週刊ダイヤモンドの電子版に掲載されています。(20日現在、会員登録が必要になっています)

http://diamond.jp/articles/-/114564

削除されている場合はご容赦。

結論は賛成しかねますが、状況説明や影響はその通りと思います。

2017.01.19



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