ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

自民党の自主憲法制定と日米協調との矛盾

2013年06月27日 | 国際・政治

自由民主党は、現憲法はアメリカなどの占領軍に押し付けられた憲法なので、自主憲法制定を公約に入れています。

一方で、中国の軍事的脅威を念頭に、日米安全保障条約に基づく日米協調を重視しています。

しかしながら、これって矛盾していませんか?自由民主党は矛盾していないと思っている(フリしている)かもしれませんが、アメリカ側は矛盾と思っているのでは?

 

この点は、以前に寺島実郎氏も指摘しているのを聞きました。他の人も指摘しているかもしれませんが、自民党は聞いていても知らぬふりをしているように思えます。わかっていても、他に選択肢が無いからでしょう。

 

日本(自民党)の立場

米軍の協力が無いと、現在の日本の軍事力だけでは、日本は中国に負けてしまう可能性がある。そうすると、中国は小さな軍事衝突を仕掛けてくる可能性がある。と言っても、日本の軍事力の強化は、コストや人員などの問題があって、容易に踏み切れない。

アメリカの傘の下に入っていると、中国は手を出しづらいので、軍事衝突の可能性は、限りなく低くなる。したがって、現実的な対応として、対米協調が最も好ましい選択となる。

しかし、自主憲法制定(アメリカ依存からの脱却の一歩)とは、矛盾する。

 

アメリカの立場

中国が尖閣を占領した時、アメリカ軍が手を出さないで傍観していると、日本国内では日米安保条約は役立たずと見なされ、アメリカ軍は日本から撤退せざるを得なくなる。そうなれば、中国がある程度以上強くならないように、あるいは日本が暴走しないよう監視している日本駐留アメリカ軍の現状変更は、アメリカにとって好ましくない。

一方、中国が尖閣を占領した時、アメリカ軍が日本を助けて参戦すると、対中関係は決定的に悪くなるので、アメリカはこういう状況にしたくない。

したがってアメリカは、中国が尖閣に手を出さないように、中国に圧力をかけ続けるしか他に方法がない。

 

今後の問題は、アメリカが、日本と中国を天秤にかける時がいずれやって来ることでしょう。

 

2013.06.27


鉄道会社の裏側

2013年06月27日 | 鉄道・リニア新幹線・航空機

JRでは無く、国鉄と言っていた頃の話です。母親が新横浜で降りるところを寝過ごして、東京駅まで行ってしまったそうです。新横浜まで戻って来て改札口を通ろうとしたら、咎められて東京駅までの差額分を取られたそうです。

私も忙しいので放って置いたのですが、今から考えるとこのような乗り越しは差額分を払わなくて良かったはずです。差額分を取った駅員は、その金をどうしたのでしょうか?もしかして、自分の懐に入れたのでは?と疑っています。

これ以外にも、私の経験として、国鉄時代の新横浜の駅員の中には、どうかと思う人も確かにいました。今は昔より良くなりました。

 

 

これもバブル前後の話ですが、ある私鉄の駅の改札を出る時、いきなり若い駅員に腕を殴られました。どうも、不正に定期券を使用したと思われたようです。定期券を見せて駅員はうなずきましたが、謝りはしなかったです。呑み会に行く途中だったので、それ以上に揉めなかったのですが、いまだに納得がいきません。

TVにこの鉄道会社の社員が出てきて、良いことを言う度に、胡散臭いなあと思ってしまします。

 

 

そういえば、やはり大昔ですが、この鉄道会社の系列の会社が経営する駅前の駐車場に、「**(この鉄道会社の名前)を甘く見るな!」という貼り紙がありました。通勤する人が、この駐車場を近道として通っていたようです。

うわべは取り繕っていても、こういうところに本音が出ますね。

 

2013.06.27


先見の明 その2 中国の首脳交代期に何かが起きる

2013年06月21日 | 国際・政治(中国)

この文は、昨年秋に書こうと思っていて、ついつい遅くなってしまいました。その間に、引用するはずのサイトが閉鎖になってしまいました。したがって、このサイトの紹介は出来ません。

しかし、その先見の明がすばらしいので、ここで紹介します。

 

下記の文は「陽月秘抄」と題したブログからの引用です。このサイトを見たのは、2012926日なので、この文が書かれたのは、もっと前のはずです。

 

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 最後に、また日本との尖閣問題についてですが、先ほども言った通りに今年10月に中国のトップは胡錦濤、温家宝と共に入れ替わります。これが何を意味するかですが、一つの仮説として退任するトップが辞める直前に、尖閣問題で何か行動を起こしてくる可能性もあります。どうせ退任するのだから揉めるだけ揉めて、関係修復は次のトップにお任せということを、冗談じゃなく中国はやってこれる国です。もちろん可能性があるだけで、実際にはそういうことはないと思いますが。

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実際に、中国は冗談じゃなく、やってきましたね。昨年9月以前に、このような予言が出来るのは、よほど中国に詳しい方なのでしょう。

昨年9月以前に、「小銭稼ぎの評論家」の中で、このような見方をした人はいたでしょうか? 

 

2013.06.21

 

(追加)

「張学良」をネットで捜していたら、偶然上記に引用した文を見つけたので、紹介します。

ブログ名は、「陽月秘抄」ではなく、「陽月秘話」の間違いでした。

http://imogayu.blogspot.jp/search?q=%E5%B0%96%E9%96%A3

201281日の「10月開催の中国共産党全国代表大会について」から引用しました。

ブログの主は、自己紹介からすると未だ20歳代だそうです。

2014.01.30

 


高齢化社会 その3 至仏に立つ平服のシニア

2013年06月21日 | うんちく・小ネタ

年寄のやることはわからん

 

もう一昔前になるでしょうか? 鳩待峠から至仏山に登った時の話です。この道は、鳩待峠の標高が1590mもあるので、至仏山2228mに登る一番楽な道です。所々に木道もあって歩き易いですが、それなりの4.5Kmの山道です。

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鳩待峠からかなり登ったところで、シニアのグループを追い抜いていきました。年頃は70才前後、男性と女性の数人のグループで、持ち物も無く、登山用ではない普通の服を着ていました。

なぜ、追いついたかと言うと、空模様が怪しく、ポツポツと雨粒が落ちてくる時もあったので、急いでいたからです。

 

至仏山頂に登り、直ぐに同じ道を引き返して、尾瀬ヶ原を見渡せる場所に来ると、先ほどのシニアのグループが木道の上に立って、何か言い合っていました。こちらは、空模様が気になっていたので、横をすり抜けて、急いで降りて行きましたが、後であの人たちは大丈夫かと気になりました。

 

その後、幸いなことに雨はひどくならずに、小雨で済みました。しかし、あれは一体何だったのでしょうか?不思議なことがあるものです。

 

2013.06.21

 


薬の不思議 その2  薬局は履歴なぞ見ていない-みえみえの建前

2013年06月21日 | 健康・薬・食飲料

駅前も住宅街もドラッグストア・薬局だらけ

ここ横浜の山間部では、最近23年の内に喫茶店・西洋アンティークの店がつぶれたと思ったら、ドラッグストアが出来ました。それ以前にも、駅前の銀行が撤退した後に、ドラッグストアが出来ました。他にも数年前から駅前に、処方箋を扱う薬局を併設したドラッグストアが数店できました。さらに、病院や小さな医院の近所には薬局、駅から離れた住宅街には大きなドラッグストアと、どうも薬はえらく儲かる商売のようです。

 

薬局は何も見ていない

医薬分業の効果の説明の一つに、薬局で薬を処方してもらうと、過去の処方の履歴や薬の不適合がわかるということが言われていたと思います。しかし、薬局では、過去の処方を見ていませんね。少なくとも、私の薬の履歴は。

 

病院の隣の薬局(薬局チェーン店の一つ、従業員は数人います)に行った時、先客が一人なのに余りに薬が出て来るのに遅いので、薬の受け取り時にカマをかけて、いろいろ聞いてみました。私は、自分の薬に関して、処方履歴とかを調べるのに時間がかかっているのかと思っていたら、とんでもない。過去の処方なんか全然見ていないです。これを23回やってみましたが、やはり過去の処方なんか全然見ていないです。

 

私に薬アレルギーがほとんど無く、また風邪や花粉症の薬しか処方してもらわないので、あまり注意を払ってくれないのかなあ? その割に、薬が出来るまでの時間の長いこと。あの数人の従業員は、中で一体何をしているのやら?

日本の製造業以外の労働生産性は、先進諸外国と比べてかなり悪いそうですが、納得します。

 

2013.06.21