「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「芸術の秋を人並みに」

2021年10月07日 | 季節の移ろい・出来事

        

         

早くから案内状をもらっていた写団「のら犬」写真展。今日がその初日。
いろんなことがある中で、忙しいなどと云っているばかりではなく、たまには純粋な自分の時間を、などとちょっと気取って芸術鑑賞を。
写団「のら犬」とは、これまで何度か紹介してきたと思うが、今一度復習しておきたい。

「これは絵になる」と思ったターゲットには野良犬の如く食らいついていい写真を撮ろう、という仲間の集まり。という願いが込められて「写団のら犬」と名づけられている。
高校時代の3年間を同じ教室で過ごした彼は、年若くして脱サラし、趣味として長年培った腕を頼りに写真スタジオのオーナーになった。私の子供の七五三は彼のスタジオで撮影されたものである。そんな彼が、地元に埋もれがちになる写真愛好家の登竜門的なグループとして立ち上げたのが「写団のら犬」である。結成から何年たったのだろう。

毎年秋に行われる市の芸術祭写真分門で、入賞する優秀作品が生まれるようになった。彼から頂く案内に必ずや鑑賞に訪れて、少し見る目が肥えてきたこの目にも、少しずつではあるが確かな進歩を遂げてきたのを感じていた。今年も市長賞はじめ多くの受賞作品が展示されていた。
「厳しい批評を書いてくれ」と頼まれるままに、岡目八目、素人ながらストレートな感想をチクリと。
特にこの目は、写真に付けられた「タイトル」に思いが行ってしまう。いい写真に、気の利いたタイトルが付いていると、さらにその写真の深みが増して、見る人を魅了することになると信じているから。

ということで、今日も勝手連的な発想で批評をしたためて来た。それでも「これまでより見応えがあった」という褒め言葉を、力強く最初に書いておいた。実に心地いい秋の一日となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「思い出 秋の味覚」

2021年10月06日 | 思い出話

                   

正直な話、近年なかなかお口に入らなくなったマッタケ。今年は8月の異常な雨続きによって、地域的に豊作なところもあると聞く。
しかし、表玄関からも勝手口からも、秋の味覚のおすそ分けが届かない。不義理のないよう上手にお隣さんとは付き合っているのにやはり届かない。最近は松枯れの影響でこの近辺でもアカマツが極端に少なくなっている。そのせいでマッタケも生えにくいのだろう。ということにしておこう。

クルマで1時間ほど走った山間にある小さな集落がカミさんの里である。山山山に囲まれて山のめぐみは豊富な土地柄である。
議父母が健在の頃には、マッタケ狩りにクリ拾い。イノシシや野ウサギ、ヤマドリを追う狩猟にも同行したものだ。とくにマッタケ山は、手入れをして集団的に生える位置はちゃんと決めて守られ、山の素人にも、見つけやすくして待ってくれていた。クリ拾いも同様に、落ちて転がったクリがすぐに見つけられるように、広い栗林を完全に下刈りをして歩きやすいようにしてくれていた。

人間にとって美味しいモノはサルにとってもご馳走である。サルの軍団は地上高いところから襲ってきて、木になっている青いイガのクリでも見事に剥いて食べる。サルとの闘いは鉄砲に似た音を出すこと。プロパンガスによる爆音機を2・3カ所に据えてパンッパンッと弾ける音でサルを追うのである。そんなこんな、季節の味覚、山の恵みを守り通すには、私たちも年を取り過ぎた。ならば若かったら出来るのか。
これも、実収入・実生活など考え合わせると、年令に関係なく不可能としか言いようがない。

義父母はとうに亡くなり、跡を継いだ義兄夫婦も今は実家を離れた施設で生活。誰もいない親元に家だけが残されている。かつてのマッタケ山は栗林は、今やイノシシ・サルの餌場と化して久しい。
取れ立てで香り豊かなマッタケ。光り輝くクリの皮。そんな季節の味覚は、遠い思い出の世界だけになってしまった。
こんな思い出に更けるのも秋という季節なのかな~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「経年劣化!」

2021年10月05日 | つれづれ噺

            
            この写真の不具合は、どっちが老朽化、どっちが経年劣化。ややこしや。

肩が痛い、腰が痛い、膝がガクガクする、などを訴えて外科や整形外科を訪れる人は多い。
特に整形外科外来の煩雑ぶりは異常といえる様相である。待つのは当たり前、待たせるのは仕方のないこと。
❝ 3時間待たせて診察2分間 ❞ 使い古された川柳にある通り。中には「待つのがイヤな人は診療お断り」の張り紙がしてある医院もあるとか。

文字通り3時間待たされた診察室で、患部に手を当てられて「加齢による自然現象みたいなもんです」と言われて反論もできず、痛み止め飲み薬と湿布薬を処方されて、取り敢えず一件落着。そっか~、年を取るってこういうことなのね。などと妙に納得してしまう。
そこでもう一押し「上級検査を受けたいのですが」とか気軽に言える、医師と患者の関係を保てるといいのだが。

かく云う私は、この「加齢による自然現象」などという、医師にとって都合のいい言葉でカタを付けられるのはどうも釈然としない。
人間だれしも年を取る。患者の脈をとる医師も当然年を取る。ただ、人によって年の取り方には幾通りもある。人それぞれに異なるのだ。
それを十羽ひとからげに「加齢なのだから痛くて当たり前」とは言って欲しくない。

現役バリバリのころ、工場の施設設備の老朽化や経年劣化でメインテナンスの必要ありなし、急か不急かの判断を迫られる場面に何度も立ち会って来た。同じ金属製のバルブや配管でも、老朽化や経年劣化は異なる。
改めて考えると、老朽化と経年劣化は、どちらも時間の経過により問題が生じてくる点は共通している。ただ、老朽化は古くなったと言えるほどに時間が経過している必要があるが、経年劣化は多少でも時間が経過していれば「経年」という仲間に入るので、老朽化と経年劣化は違いがあるということらしい。

つまり、老朽化とは、古くなったことで問題が生じている状況を言う。経年劣化とは、時間の経過により問題が生じている状況のことを言う。
どちらも似たようなことだが、少し違いがあるということ。ややこいや~ややこしや~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「忙しい秋!!」

2021年10月04日 | つれづれ噺

    
10/2午前中、奈那さん    10/2夕方 岩国で芋ほり     10/3 悠雅君追っかけ     10/4 第100代総理大臣誕生
      運動会          姉妹のお楽しみ       オレンジカップ大島      岸田文雄新体制スタート 

秋たけなわ、何をやるにも絶好の季節。孫は孫なりそれぞれに、世間は世間なりの色んな動きがある。追いかける身はひとつ、何かと忙しい。
とかなんとか言いながら、その忙しさを一番楽しんでいるのは外ならぬこのジジ本人である。

9月30日の緊急事態宣言明けで晴れて運動会が行われる。広島県に住む姫孫の次女奈那さんは、幼稚園年中さんの運動会。とはいっても10月2日土曜日午前中の、ホンの限られた時間での詰め込み演戯。それでも教わった通りに一生懸命飛んだり跳ねたり。そして最後に金メダルを首にかけてもらってチョーご機嫌。これは、嫁さんのスマホビデオで確認。
そして、お姉ちゃんのたっての希望を叶えるために、午後から岩国へ帰ってきて待望の芋ほり。泥だらけになりながら、土の中に隠れている芋を手で掘り出しては大喜び。そんな笑い声に、鎌や鍬を持ってお付き合いをするジジ。

日にちが変わった10月3日(日)。今度は小6孫君のソフトボール試合の追っかけが待っている。
周防大島町に24チームを集めて、午前中が各グループに別れた予選リーグ。勝者によって午後から決勝トーナメント。
今回は意外にというか、順当にというか、予選リーグをトップで通過。決勝リーグもなんとか2連勝していよいよ決勝戦へ。久しぶりの頂点か。
ザンネン。序盤の内野守備の乱れで失点。3連投の孫君はついに力尽きて準優勝。5試合戦って4勝1敗。午後3時半までの長時間を、日干しになりそうな厳しい秋の陽ざしも我慢して、最後まで堪能させてもらった。

そして今日10月4日は、第100代総理大臣誕生と岸田内閣の発足など、政局展望のニュース一色。これはこれでチェックしておきたいポイントもあり、やはり目が離せない。なんやかや忙しくも楽しい秋たけなわの日々。やはり、まだまだ元気で現役のジジババを務めなくちゃ・・・と改めて実感。コロナに注意。身の丈に合った運動量で身体をほぐしながら、少しの意欲を忘れずに・・・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「経過観察!」

2021年10月02日 | ニュース・世相

    緊急事態宣言解除後の対応

      令和3年4月に発出された緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は、
      同年9月30日をもって全都道府県で解除されました。
      解除後も引き続き、感染拡大の防止にご協力をお願いいたします。

「新型コロナウイルス対策緊急事態宣言」が9月30日をもって解除されたことは、皆さん先刻ご承知の通りである。
そして今日10月2日は、緊急事態宣言が解除されて初めて迎える週末の土曜日である。
先ずは今日のコロナ感染者数を確認しておきたい。そして明日の結果、さらには30日後の10月31日日曜日の数値を今日の数値と比較してみたい。そんな経過をしっかり観察してみたい。

10月2日(土)  18時30分時点(NHKまとめ)
全国感染者数 1246人
北海道:25 東京:196 神奈川:82 愛知:88 大阪:184 広島:23 福岡:39 沖縄:43 となっている。
この数値が、緊急事態宣言解除によってどのように動くのか、しっかりと経過観察してみたい。第6波到来などとならないよう祈りを込めて。

ここでいう経過観察とは、飽くまでも単なる数値の動向の経過を観察するという意味であって、定期健康診断や検査のための定期検診などの結果において、医師の判定によって出される「経過観察」という診断結果とは、自ずと意味合いが異なることをご理解頂きたい。と申し添えます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「10月ついたち、秋たけなわ」

2021年10月01日 | 家族・孫話

            

あれよあれよという間にお盆が往き、中秋の名月を愛で、お彼岸行事を済ませたら、早くも10月ついたち。言わずもがな❝ 秋たけなわ ❞
コロナ禍さえなければ、あっちの学校こっちの幼稚園の運動場に、黄色い声援が飛び交う運動会のシーズンである。
残念ながら、そんな児童や園児の叫びにも似た声は、コロナウイルスの耳には届かない。

広島県に住む孫姉妹。小2のお姉ちゃんは、幼稚園では3回も運動会を見せてくれたし本人も楽しんできた。それなのに、小学校に上がった2年間は運動会は開かれないまま。楽しみに待っていたジジ・ババは応援にも行かれない、淋しいことである。同様にお姉ちゃんも2年続きの運動会中止はさぞかしガッカリだろうと、ビデオ通話で笑顔を交わしながら慰めた。ところが、だ。

「ワタシ運動会なくても平気だよン、だって駆けっこきらいなんだもン」と正直におっしゃる。そっか~駆けっこがあるから運動会そのものがなくても淋しくないのかい。ウ~ン、その気持ち解らないでもないねー。
じいちゃんもまさにその通り。運動会は苦手中の苦手であった。しかし彼女のお父さんもお母さんも運動神経バリバリで、走るのも早い。ということは隔世遺伝ということかな。じいちゃんの最も不得手な部分を受け継がなくてもいいのにね~。

そして幼稚園生の妹は言う。「運動会楽しいよ、駆けっこ一番だから」と。でも本番を明日に控えた今夜の話では「男の子と一緒に走ることになったので二番よ、はやいでしょ」と屈託がない。但し、幼稚園の運動会も、年少さんの出番はたった30分間だけ。しかも応援は家族限定でジジ・ババには見せてもらえない。
秋たけなわの運動会シーズンではあるが、コロナの影響は影を落とし、駆けっこ嫌いは運動会中止を歓迎。複雑な10月スタートではある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい