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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-007 トゥモロー・ネバー・ダイ(35/302)

2010-04-24 02:13:58 | 映画
2010年35本目、映画日記302本目

映画「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」(原題"Tomorrow Never Dies", 1997年)を観ました。

英国軍艦が南シナ海で中国領海侵犯により中国戦闘機ミグによって撃沈させられる。一方、沈没寸前の軍艦から発射したミサイルでミグの1機は撃墜。
英国は、軍艦は中国領海ではなく公海を航行中であり、GPSによればそれは間違いないもので、中国の反撃こそが不当なものだと主張された。
英中の緊迫は一気に高まる。
一連の事件をいち早く報道した世界的メディア、トゥモロー紙のあまりの速さと正確さにジェームズ・ボンドは、ニュースありきで何者かによって起こされたヤラセではないかと疑い、トゥモロー紙の総帥カーヴァー社長に接近する。

戦争の引き金になるほどのヤラセが実際にあるかどうかはわかりませんが、報道機関によるヤラセは確かにありえる世の中となりました。
「ペンは剣より強し」とはいうものの、時にペンは剣よりも強い暴力となって暴走します。
カーヴァー率いるトゥモロー紙は、スキャンダルの暴露によって大統領を失脚させることができるほどのパワーをもっており、ボンドの所属する諜報部も突っ込んだ調査には及び腰、という何だかありえそうな話です。

映画は中国が主に舞台となっており、香港返還前夜の英中関係の影響を思わせます。
しかし、途中に出てくる中国軍のコンピュータのキーボードはヒドい。キーボードに漢字が書いてある!!109キーボードで高々100程度の漢字しか打てないコンピュータなんて、役に立ちませんがな。
中国語は、実際にはアルファベットからピンイン(中国の発音記号)を入力するようになっていて、日本語の入力と同じ方法です。
(たとえば零零七なら"linglingqi"と入力する)

「トゥモロー・ネバー・ダイ」は文法的には正しくありません。正しくは原題の通り「トゥモロー・ネバー・ダイズ」。「ダイズ」じゃ音が悪いからなのかなあ。

今回のジェームズ・ボンドはピアース・ブロスナン。「マンマ・ミーア」にも出ていました。
今回のボンド・ガールは中国の諜報部員を演じるミシェル・ヨー。「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」に出てました。
カーヴァー社長は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのスワン総督を演じたジョナサン・プライス。
冷酷な殺し屋カウフマンを演じたのはビンセント・スキアベリ。どこかで見た顔だと思ったら、あのヒット映画「ゴースト」で地下鉄のゴースト役でした。


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