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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-007 ロシアより愛をこめて(26/293)

2010-03-31 02:12:35 | 映画
2010年26本目、映画日記293本目

映画「007 ロシアより愛をこめて」(原題"From Russia with Love", 1963年)を観ました。

寅さんシリ-ズと並ぶ、大いなるマンネリズム映画の典型。

ソビエトの情報局幹部クルッブ大佐は、犯罪組織スペクターに実は通じている。スペクターの指示により暗号解読機レクターを盗み出すために案じた一計は、イスタンブールのソビエト領事館に務めるタチアナを騙して特殊任務を吹き込み、ジェームズ・ボンドと共にイギリスに亡命するよう命じる。
クルッブのもくろみは、亡命中にレクターを奪い、ジェームズ・ボンドを殺害すると共に、ボンドとタチアナとの情事を明るみにして英ソ関係を悪化させるというものだった。
胡散臭さを感じながら、ジェームズ・ボンドはタチアナと共にイスタンブールを後にオリエント急行に乗り込む。

子供の頃、両親が観ていたのを横目に観た記憶がある幾つかの007シリ-ズ。子供心にも、アクションとラブシーンが繰り返される単純でチープな映画という風に思っていました。

パターン化されたマンネリズムだけに、次々と起こるハプニングも予想通りの展開ですが、エキゾチックな風景が沢山登場し、娯楽としては楽しめる映画です。
オリエント急行がイスタンブールから東欧に入国すると、東側工作員がウヨウヨとボンドの周辺に現れ、西側連絡員の協力を得るなど、東西冷戦を象徴するシーンも幾つか。冷戦という不幸な時代ではありましたが、スパイ映画を撮るには題材に事欠かなかった時代なのだと実感。
東西対立から世界大戦も起こりうる恐怖が現実であった時代に撮られた映画。それなりの緊迫感も演出されていましたが、今の時代背景で改めて観ると、観る側の方にその緊迫感がすっかりなくなっています。

ジェームズ・ボンドを演じるのは若き日のショーン・コネリー。
脂ぎった顔が何とも言えませんが、歴代ボンドの中では、この人が一番”キャラが立っていた”ように思います。


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