映画日記-「LIFE!」(38/749)

映画「LIFE!」（原題"The Secret Life of Walter Mitty", 2013年）を観ました。

ウォルター（ベン・スティラー）は、世界的に有名な雑誌「LIFE」編集部の中では地味な職場、ネガフィルムを管理する職に就いている。
彼は会話の途中で空想に耽ってしまう癖があり、そのため職場では変り者と思われ、密かに心を寄せる同僚の女性シェリル（クリステン・ウィグ）にも思い切って声を掛けられずにいた。
そんなある日、LIFEが買収され、事業再編担当執行役員のテッド（アダム・スコット）が乗り込んでくる。テッドはLIFEの廃刊を宣言し、次々とリストラに着手する。
ウォルターの旧知の写真家ショーン（ショーン・ペン）は、LIFEの廃刊を知って最終号にふさわしい写真をテッドに送ってくるが、同封したと書かれたその手紙には、どうしてもそのネガが見つからない。
ウォルターは意を決して、ショーンの足取りをたどり、世界の果てまで追いかけていくことにした。

有名な雑誌LIFEと、サエない男ウォルターの人生の再発見の物語です。雑誌の名前であるLIFEと、ウォルターら関係者がLIFEすなわち人生を見つめ直すのとを掛け言葉にしています。

ウォルターの空想癖に基づくシーンが突如として始まるので、映画の本当のストーリーと彼の空想とが混在し、最初の方はストーリーを追いかけるのにやや混乱します。
別に空想癖はなくても良かったのではないかと。

ベン・スティラーは「ペントハウス」「メリーに首ったけ」「ナイト・ミュージアム」などのコメディに出演。本作では淡々とサエない男を演じながらも、コメディタッチに演じています。
本作ではショーン・ペンは実に良い顔をしています。銀塩写真にひたすらこだわる往年の名写真家、といった雰囲気でした。