映画日記-「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」(99/672)

映画「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」（原題"The Dictator", 2012年）を観ました。

北アフリカの問題児とされる独裁国家ワディヤ。独裁者アラジーン将軍（サシャ・バロン・コーエン）は長いアゴヒゲがトレードマーク。刃向う者を全て処刑し、背後で核兵器開発を進めている。
一方、ワディヤの核兵器開発は国連で問題視され、核兵器について説明しない限り武力行使すると最後通告される。
説明のためニューヨークにやって来たアラジーンは、シークレットサービスのクレイトンに誘拐され、トレードマークのヒゲを切り落とされてしまう。
何とか逃げ出したアラジーンだったが、ヒゲがないために誰にも将軍と認めてもらえず、デモに来ていたゾーイ（アンナ・ファリス）に救われる。。
、一方、アラジーンの叔父タミール（ベン・キングズレー）は起用した影武者を利用して政権奪取をもくろんでいた。

サシャ・バロン・コーエンが脚本、製作、主演というブラック・ユーモアの塊のコメディです。
大丈夫なの！？と思うようなブラック・ジョークでちりばめられています。
まず冒頭で、「金正日に捧ぐ」という映像から始まります。
ワディヤとされる国家の位置は実際にはエリトリアに当たります。実在の国を使ってしまって大丈夫なのかと思います。

サシャ・バロン・コーエンは「レ・ミゼラブル」でコゼットを虐待するテナルディエを演じていました。
アンナ・ファリスは「くもりときどきミートボール」でヒロインの声を演じました。
ベン・キングズレーは「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」のほか、「シャッター アイランド」、「シンドラーのリスト」など多数。