熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。只今、配本中。
駒に関心ある方、コメントでどうぞ。

目次

作品 文章 写真 販売品

NHKスペッシャル、駅の子

2018-08-30 17:43:20 | 文章
8月30日(木)、ほぼ晴れでした。

昨日の夜中、正しくは今日の深夜、フト目が覚めるとテレビには「駅の子」。
「駅の子」と云っても、分かる人は小生より年上。
70年も前のことだから、若い人には知らない人も多いと思う。

昭和20年8月の敗戦前は、「英霊、神の子」と言われたりした。
戦争で親を亡くし、終戦後は路頭にさまよい、国鉄の駅で寝起きせざるを得なかった孤児達。
この人達は、今、80才をいくらか超えた年齢の方々。
当時は、敗戦で日本は大混乱、政府は孤児達に手をさしのべることもしなかった。
中には自力で立ち直った人も多いが、一生、口に出せない辛酸をなめた人はソレよりも多いだろう。

その人達は、異口同音に「戦争はやってはいけない」と言う。
映像はNHKスペッシャル。
昨夜は、そんなドキュメンタリー映像が一時間ほどつづいて、ジーと見入った次第。

さてはて、今の日本はどこへ向かっているのだろうか、です。

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中将棋、駒木地

2018-08-28 23:48:36 | 文章
8月29日(水)、天候不明、時々雷鳴と閃光。

まだまだ酷暑が続きます。
昨日も、そうでした。
その暑い中の木地仕事、中将棋駒の木地作り。
希望者には、長らくお待たせしていて、以前、一組3万円プラス送料でご注文を聞いていたものです。
これ以上遅くなってはと、普通の将棋用の整形済みセットを取り崩し、中将棋用に再加工しました。

木地の大きさは、普通の小将棋の駒よりやや小さいサイズ。
サイズは、玉将用以下8段階。
92枚に予備の駒を10枚プラスして、一組は102枚でのセット。
早ければ、今日明日にでも発送できると思います。

もう一つお待たせしているのが、練習用の木地。
沢山整形する木地の中から、小さな点シミなどでチェックアウトするのは、5%くらい。
それらを有効に活用していただくべく、ボツボツと集めた結果のB級品セットです。
木地を1000枚ぐらい整形すると、一組程度B級品が出来るのですが、そう多くは溜まらないので、こちらは、まだまだ先になります。








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近作、錦旗

2018-08-28 20:09:29 | 作品


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漆の悩み相談

2018-08-25 23:08:27 | 文章
8月25日(土)、ほぼ晴れでした。

先ほど、ある方から漆について、質問がありました。
メールでご返事しても良かったのですが、同じような悩みをお持ちの方もあるかと思い、ここで返事させていただきます。

【質問】
1,色々悩んでいることがあります。
  まず、漆を濾紙で濾した後、ゴミではない粒が目立ってしまいます。
  漆屋さんによると漆の粒子らしいですが、浮き上がってしまうと文字に粒が出てきてしまいます。
  現在は濾した後しばらく(1〜2時間程)おいて粒子を目立たなくしてから使用しています。
  濾し方も色々やりましたがどれも完全には取ることが出来ませんでした。
  濾さない方が綺麗な場合もあるくらいです。

2,また、盛上げ直後の状態から漆を乾燥させていく間に文字の一部が流れ、漆が盛上がってない所などが
  出てきてしまいます。当初は漆の粘度の影響かと思い粘口を使用したこともありますが改善されません
  でした。
  また、研磨剤が駒の表面に残ることで漆を弾いてしまうことも考えられ、入念に拭き取った後にやりま
  したが完全には改善されせんでした。これが一番悩んでいることであります。

3,最後に、漆の乾燥時に縮みや皺が発生してしまうことです。
  この問題は改善策があるのですが、毎回神経を使っています。
  通常は盛上げたものを乾燥剤を入れた容器にいれてカラジメをしています。
  こうしても皺が発生することがあり、この場合乾燥の遅い漆を少し混ぜることで対応しています。
  乾燥に余裕があればこうした事が無くなると考えています。

【小生の意見】
1,に関して
  「濾した時、粒が目立ってしまう」とのことですが、これは漆の粒ではありません」。
  これは「濾す時に漆に空気が混じって発生する泡」なのです。
  泡は時間と共にダンダン消滅するので、泡が無くなってから使えば良いわけですが、ソレには
  時間が掛かるので、濾したあと、小さな棒などで撹拌することで、泡は早く消滅します。
  
2,に関して
  「乾燥途上で、漆が流れる」は、漆の要因も考えられますが、木地の汚れの問題もあると思います。
  木地の表面に「塩分」があると漆がはじかれて、弾かれると、そこには漆は載らないのです。
  例えば「おかき」などを食べながら木地仕事をしていませんか。
  この場合、指先についたおかきの塩分が知らないうちに木地に移って、ソレが悪さします。
  ですから、清潔な指先を保って仕事をする心がけは重要です。

3,に関して
  チジミ・皺の発生ですが、漆が厚いと中味に比べて、表面が早く固まる際に起きるトラブルです。
  特に盛り上げの場合、これは致命的な問題になります。
  これは固まる時の湿度管理が重要で、特に梅雨時は湿度が高いので、注意しなければなりません。 
 
  もう一つの要因は、漆にもあって、乾燥が早い漆もあれば、ゆっくりと乾燥する漆もあります。
  乾燥が早い季節には、乾燥が遅い漆を使う配慮も重要で、これは非常に微妙なことなので、
  ある程度の経験が必要かと思います。
  結果がどうなのか、いろいろ試してみてください。
  


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台風20号と、白檀の駒

2018-08-24 19:36:25 | 文章
8月24日(金)、曇一時雨。

夜中に台風が通過しました。
当地は、少し外れていたためか、被害はほとんどありませんでした。
皆様の方は、如何でしたでしょうか。

でも、台風が近づく度に、外に出しているモノを片付けたり、屋内に入れたりと、結構神経を使います。
それでも、被害がないことがありがたい。

今日の仕事は「錦旗」の盛上げ。
半月ほど前から、ボツボツと進めていたのですが、おおよそ今日で盛り上げは終了。
出来上がれば、映像でアップしようと思います。

ーーーー
平行して、もう2組の「錦旗」。
こちらは、ツゲでなく「白檀」の駒。
これも一か月ほど前から、ボツボツと盛り上げを重ねておりましたが、あと一週間程度で完成予定です。
白檀とツゲの比較ですが、堅さは彫っていて、ほぼ同じように思います。
樹脂分はツゲより多少多いかと。
作っていると、あの芳香が周りに漂い、作る手の指にもほんのりと高貴な移り香。

400年前の「水無瀬駒」の中にも、白檀の駒はありました。
735組中の29組で、全体の5%と、そう多くはありませんが、時の天皇や家康もお買い上げで、
当時も高貴な素材として、珍重されていた訳ですね。

断っておきますが、タイトルの「台風20号と、白檀の駒」。
両者には何の関係もありません。
ハイ、失礼しました。
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満員御礼

2018-08-21 18:48:58 | 文章
8月21日(火)、曇がち、一時雨。

昨日、このブログで紹介しました「吹田市浜屋敷」の将棋イベント。
応募者が予定に達しており、満員とのことでした。
満員御礼、と言うことでご了解ください。
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23日は、吹田市浜屋敷

2018-08-20 19:33:33 | 文章
今日お越しのTさんから、この23日(木)に吹田市の浜屋敷にて将棋イベントがあるとのことを聞きました。
将棋の歴史とか、駒の歴史とか、将棋を広い角度で取り上げるとのことで、面白そうです。
興味のある方は、是非いってみられてはどうでしょうか。

Tさんとは、そんな話題に花が咲いて、太陽が隠れる18時過ぎまで、ワイワイがやがや。
今日は、そんな一日が過ぎました。
今は20時前。
眠りに就くとします。
では、また。


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8五飛

2018-08-20 06:13:58 | 文章
8月20日(月)、群雲多くも、晴れ。

今朝も涼しく、快適に一日が過ごせそう。

昨日のNHK杯将棋。
パネル式の駒箱を作りながら、見ていました。
ソレニシテモ、安用寺さん惜しかったのではないでしょうか。
6八飛車、8五飛とぶっつければ、どうでしたかね。

ーーーー
ある方から、駒文字の原紙が届きました。
50枚くらいあります。
一つ一つ、じっくり拝見します。




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箱書きと、玉将駒

2018-08-19 19:30:01 | 写真
昨日の続き。
箱書きと、玉将の駒。
その映像です。
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映像二つ

2018-08-18 20:10:42 | 写真
8月18日(土)、晴れ。
出来上がりました「水無瀬兼成卿写」。
駒の形は超分厚く、13ミリはあります。
駒文字は、ポピュラーな盛上げでなく、本歌の映像を見ながら昔ながらの製法「漆書き」でつくりました。
はめ込み式のパネルも、ほぼ出来上がり、月曜日にはお渡しできるまでになりました。
パネルへの箱書きはこれからです。


明日、大写しした駒映像をアップしたいと思います。

ーーーー
小生愛用のめがね。
駒づくりするときに、使用しています。
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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726