熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

将棋盤

2009-04-30 18:38:17 | 文章
4月30日(木)、快晴。

朝から、気温がどんどん上がって暖かい一日でした。
このあたりの筍は今が旬。朝の一番は、近所からいただいた筍を茹でる事でした。

やがて5月初旬になると、孟宗竹が真竹や破竹になりシーズンが終わります。
毎年、シーズンの終わりには「来年も好物の筍が食せるかなあ」と名残惜しく、少しセンチメンタルになります。
例年は1ヶ月ほどと短い時期ですが、今年は3月下旬から出回っていたので、筍好きにとっては良い年でした。

写真は、工房の玄関脇にある将棋盤。
普通サイズで、厚みは5寸くらいの石製。
石の種類は分かりません。
15年ぐらい前、和束町の古物商の店先においてあるのを見つけて、衝動買いして郡山に持ち帰りました。

値段は覚えていますが、馬鹿に高かったので、はずかしいから内緒です。
郡山から草木とともに持ってきて、昨日まで工房の裏に置いていたものいを、今日、玄関脇に移動しました。

重いです。何キロあるか計っておりません。
腰と気合を入れると、やっと持ち上がる重さです。

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文箱

2009-04-29 18:38:56 | 文章
4月29日(水)、晴れ。

世間では「昭和の日」とか。
当方は余り関係がなく、仕事中心の一日でした。
とは言え、昼食は家内の手間を考えて、木津町のお気に入りスパゲッティ屋さんに出かけました。

写真はお気に入りの古い桐製の文箱(ふばこ)と、この中に入れている和本です。
蒔絵は何という植物かは知りません。知っている人は教えていただければうれしいです。

大分前のことですので値段は覚えておりませんが、大胆なデザインが気に入って購入しました。

入手当時は経年の使用で若干傷みがあったのですが、仕事の合間に自分で手直しして、リフレッシュして使っています。

現在は、仕事の合間に気分転換をかねて、古い蒔絵の硯箱を4つ5つを代わる代わる修理したり、漆でリフレッシュしたり、時間的には30分とか小一時間程度。
これが中々楽しいし、漆の勉強になるわけです。

どんな硯箱かは、その内に折りを見てご覧いただくことにします。


今朝は、いつもより1時間ほど早く起きてブログを綴りましたので、只今まだ20時ちょっと過ぎですが、俄かに眠気が襲ってきました。
自然には逆らわない。寝ることにします。

では、また。
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只今6時

2009-04-29 05:59:19 | 文章
4月29日(水)、晴れ。

テレビのトップニュースは、「豚インフルエンザ」。
大手企業では社員の海外出張を控えるとの事。
「君子危うきに近寄らず」。これは当然の措置です。

しかし、空港では女性の映像。
「予約してあるし、これからメキシコに行く」という。
どうやら彼女、思考停止。目先しか考えていないようです。
無事帰ってきても、周りの人の迷惑をかけるのです。

政府の高官は「冷静な行動を・・」と、抽象過ぎる呼びかけ。
私には何の事を言っているのかが分からない。
もっと分かる言葉で呼びかけないといけません。

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駒づくり教室2日目

2009-04-28 22:10:57 | 文章
4月25日の「駒づくり教室・2日目」の風景。
田中さんから届いた写真です
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ご無沙汰しました

2009-04-28 05:56:59 | 文章
4月28日(火)、晴れ。

世間では、長期連続休暇の方も多いでしょうが、当方は相変わらずの暇なし。
ブログは2日ぶりの更新です。

今週の「週間将棋」に、「関西駒の会支部」の代表が上京して、将棋連盟に「自作駒」を寄贈して、先日の春の連盟表彰式において感謝状が贈られたという大きな記事が出ています。

上京したのは、支部長の橋本真季さん・幹事長の林田英男さん・メンバーの釜浦政夫さん、それに師範の村田智穂先生の4人です。

昨年は、関西本部に20組余り寄贈しました。
今回はそれより少なくなりましたが、それぞれ丹精込めた「自作駒」をプロ公式戦などに使ってもらえば大変光栄ということで、林田幹事長のリーダーシップで会員有志がそれに応えて実現しました。

当日の様子は大きな写真入りで、詳しく出ていますので、是非ご覧ください。


今日(正確に言うと昨日)、東京の或る女性から、
「亡くなった父が愛蔵していた駒と盤があるのですが、今回、家を建て替えるため、今回処分することを考えています。生前父親が言うには、相当高額なものだからということで、どうしたらよいかご相談したい」との電話を貰いました。
お父さんは大山名人や荒巻先生とも親交があったとの事です。

銘は「菱湖・登世志満(とよしま)」と読めるそうです。
話しぶりから教養深さが伺われて、そのようなお家に遺されたのは、どんな駒かと楽しみに想像しているところです。

とにかく、大切な駒は手元に置いておいて、駒の表裏と駒尻のカラーコピー、盤は何枚か大写しの写真を送ってもらうことにしました。



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特に何もしなかった一日でした

2009-04-26 20:33:43 | 文章
4月16日(日)、雨がちの一日。

昨日、土曜日の帰宅は、24時をいくらか過ぎていました。
と言うことで、今日の起床は8時でした。

昨日、ブログが書けなかったので、昨日の分は朝食後、一日遅れで書きました。


代わって、今日の分は只今夜に書き始めました。
しかしさりとて、特に書くことも思いつかず、まあ、無理をして書くことも無いと、居直っているような具合です。

ビデオの録画はしていても、11時近くになって仕事場でNHKテレビ将棋を観戦しようとスイッチを入れると、序盤が始まったところ。
おかしいなと思いながら観ていると、千日手指し直しだとか。
テレビ将棋の千日手は、このところなかった。
珍しい。

対局者は阿部さん・矢倉さん。それに解説の畠山さんを含めては、いずれも関西の所属。テレビ対局ではこれも珍しい。

局面は相振り飛車。
珍しい局面になったが、畠山さんの解説を聞いていると、スイスイと淀みがなくて分かりやすい。

13時を過ぎて、家内を連れて昼食と買い物に。
16時に帰宅して、いくつかの駒箱と硯箱に漆を塗る。
駒は触らず。こんな日も1年に何日かはあります。

本日は、中身のあることは全くナシ。書くことが出来ませんでした。
失礼します。






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あいにくの雨

2009-04-26 08:24:12 | 文章
4月25日(土)、あいにくの雨。

このブログは、一日遅れで書いています。

10時より「駒づくり教室」。本日は2日目です。
前回、1日目を終えて、参加者皆様はどのような感想だったか、大変気になっていました。
「やり始めたが、中々思ったように彫れない。続ける自信が・・」と、弱気になる人が出てこないだろうかと多少心配していたのですが、開始時間には全員が揃って、一安心でした。

それでも冒頭、今日の教室に生かすべく、全員に感想や宿題の進捗などお聞きしました。
前回の結果は、「肩が凝った」「手が痛かった」「木が硬くてうまく彫るのは難しいことが分かった」という感想とともに「家内が褒めてくれた」という嬉しい報告もありました。
宿題の「字母紙の貼り」では、「簡単だと思っていたが、文字を真っ直ぐ貼るのは結構難しかった」という意見もありました。

当然ながら、文字を駒に真っ直ぐに彫り付けるためには、字母紙を真っ直ぐに貼ることが必要です。真っ直ぐに貼ったつもりでも、格好、右に傾いていたり、横にずれてしまっているということがあります。
正しい位置かどうかは、それぞれの感性で決めればよいのですが、字母紙の糊が乾かないうちに、一枚一枚を入念に確かめてズレを直します。
この場合、字母紙に印刷してある駒の形を信じないで、あくまで文字だけに注視するわけです。
このとき、文字の周りに印刷してある5角形は、むしろ見ない方が良いのです。

家で、4~5枚、あるいは10枚近く彫ってきた人もいます。
今日は、時間内でさらに彫り進めながら、上手に彫るには、彫刻刀の刃を上手に研ぐことが肝心ということで、今日はそれぞれに新しい砥石を持って来てもらいました。

これまで砥石を使ったことが無い人もあり、「同じところばかりで研ぐと溝が出来る」とか、「砥石は常に真っ平らでないと、上手く遂げない」とか、「力は入れすぎないように」とか、砥石のメンテナンスの方法を含めて、繰り返し手本を示して、皆さんにもやってもらいました。

繰り返し経験する事で、技術や知識が身に着きます。
今日は、彫るスピードと枚数が当初に較べて結構進んでいます。
みんなは、「これなら出来そうだ」という顔に変わってきました。
当方も一安心です。

今日の宿題は、残りを彫ってくること。
「全部出来なくてもかまいません。さらに10枚でも20枚でも彫ること」。
40枚彫り上げる頃には、随分上手くなったと実感するはずです。


17時に、芝苑へ。

今日は、B2級に昇級された安用寺六段の祝賀会。
主賓の安用寺六段は、3面指しの真最中。
参加者は8名のこじんまりした会で、小生は、一番遅れての到着でした。
「飛車落ち」をお願いして、運良くというか勝たせていただきました。
安用寺先生のコメントは、うれしいことに、「本筋の将棋ですね」でした。

18時30分に会食開始。
(今から、しばらく出かけます。この続きは、また)

会食の中で、飛車落ちに関して安用寺先生の「眼から鱗のことば」がありました。それを書いておきます。

「昔からある右四間飛車戦法は、下手にとって余り有利な指し方ではない。あの4五歩・同歩・同銀(または同桂)の攻めは、上手にとって都合の良い定跡」なんだそうです。


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機械修理

2009-04-24 18:33:34 | 文章
4月24日(金)、晴れ。

5時ごろに眼が覚めて、あれやこれやチャンネルを変えながら各局のテレビニュースを見て、起床は6時40分。
今日は天気も良いのですぐに窓を開けて、空の具合と周りの景色を確認して、心の中で天道様に軽くご挨拶をしました。

仕事開始は、今日も7時45分ごろ。
以上が、最近のパターンですが、冬場はこれより30分くらい遅く、夏場はもう少し早くなる事でしょう。

さて、今日は木地を整形する機械の修理をしました。
機械と言っても、そう複雑なものでは無いので、道具という範疇に入るのかもしれません。

駒づくりを初めてまもなくの頃に自分で設計して、主要な部分は自作して、部品は出来合いの機械を分解したり、鉄工所で作ってもらったりして、世の中に1台だけの機械です。
35年くらい文句も言わずに働いてくれていました。

この機械無くしては、駒型木地の自作は出来なかった訳です。
それが、ここに至って少し不調になったので、この際修理して、まだまだ現役として働いてもらわなければいけません。
修理には2時間少し懸かりましたが、結果オーライ。

昼過ぎに、尾崎さんから電話。
熊本から無事帰ったとの連絡と、本妙寺の中将棋駒を見てきたことの報告です。
本妙寺では、深浦王位に出会ったとか。深浦さんも中将棋を観に来られたのでしょう。現役のタイトルホルダーが、400年前の古駒に関心を持っておられるのは、嬉しくなります。
今度会ったときは、感想などお聞きしたいです。

別件ですが、尾崎さんたちは、熊本への途中、福岡県の博物館で、13世紀の沈没船から発見された複数枚の「駒」にも出会ったそうです。

どんな駒か、大変興味があります。
残念ながら「写真撮影禁止」だったとの事です。
根拠が分かりません。

撮影で展示品が痛むわけでもなく、単に無責任に、安易に禁止にしているだけだと勘ぐっているのですが、公の博物館なら「写真ok」にして欲しいものです。


ーーーーーーー
明日は大阪。朝から将棋会館、夕方から芝苑「です。
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郷田勝利

2009-04-23 00:55:49 | 文章
4月23日(木)、晴れ。

只今、BSを見ました。
すごい戦いでした。熊本対決は郷田九段の勝利で1対1。
今期名人戦は、5局までが確約されました。
これだけを確認して、また寝ル事にします。

起床は6時40分。今日は肌寒差を感じます。
仕事開始は7時45分。
周りの山々の草木が輝いています。

写真は、今朝、開花した菖蒲。これも郡山から移植しました。

只今19時45分。睡魔が襲ってきました。
今日は失礼します。
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外は荒れ模様

2009-04-22 04:05:00 | 文章
4月22日(水)、明け方、風雨強し。

2時間後、夜が明け再び眼がさめると、雨は止み風は強し。

朝と夕方の名人戦録画をセットして、7時45分に仕事を開始。
このところ、湿度が高い日が続いて、仕上がりが遅れている「古水無瀬」の盛り上げですが、今日は、その続きをするかどうかです。
待っている方のことを思うと気持ちは急くのですが、「急いては事を仕損じる」という諺もあります。
今日は、彫りかけにしていた「古水無瀬」の続きです。

気がつくと10時。
録画はしていても、ライブも見たいと、あわてて階段を駆上りテレビのスイッチを入れると、名人戦中継は終了したところでした。残念でした。

午後は気分転換をかねて、駒箱3つ、硯箱2つと将棋盤覆い2つの漆を塗る。
塗る道具は、ヒノキの箆です。
仕上げでなく中塗りならば箆が能率的です。漆の無駄も少なくて、後の手入れも簡単。手も汚れず具合がいい。
漆を塗りながら、「駒と違って身体全体を使っての漆塗りは気持ちが良い。塗師屋の仕事も自分に向いているのかも知れないな」と思ったりしました。

16時。テレビのスイッチをONすると、局面がかなり進んでいて、駒組みは頂点に近い。
仕事を中断して2時間、名人戦熊本対決の推移を見守って、本日は終了です。

ーーーーーーー
以前、販売品として掲載した「駒袋」。
新柄を12種、130枚ほど作ったのですが、すべて出払いました。
3ヵ月後にまた新しい柄を加えて縫製予定です。
悪しからずご了承ください。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726