熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
ご注文方法、住所、電話番号はコメントでお問い合わせください。

目次

作品 文章 写真 販売品

8月の終わり

2010-08-31 06:57:21 | 文章
8月31日(火)、晴れ。

8月晦日。明日からは9月が始まります。
朝から眩しい太陽。今日も暑くなりますね。
午前中は取材。それに先だって仕事場の片付けと、資料の準備。
仕事は午後から。彫り終わった駒の漆埋め。中将棋駒の木地作成(研磨)。原稿の作成。やりたいことは色々です。

ーーーー
収録は1時近くまで。
慣れないことなので、ヤアー、ちょっと疲れました。
遅い昼食のあと20分程昼寝で英気を回復。いつものように仕事です。
先ずは錆漆づくりをしましたが、目止めをシッカリ乾かすために、塗りこみは1日繰り延べすることに。錆漆も少し時間をおいた方が良いという判断もあります。
次いで中将棋駒の研磨。これは一通り終わりました。
文字を書くのは、落ち着いてその気になった時。集中力で一気に書きます。
そのための漆は、先日調合して試しました。

ーーーー
象牙駒の事は、2年前に「将棋世界・9月号」に書きました。
写真を入れて5ページですが、それをご覧いただくと分かっていただけると思います。
取りあえず、その時の写真ページを再び掲載しておきます。
質問があれば、どうぞお寄せ下さい。
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夕景

2010-08-30 20:10:35 | 文章
8月30日(月)、晴れ。

写真は、昨日の夕景。
ここ数日、遠くの山(春日山)の色も濃くなって、空気が澄んできたのが分かります。
秋も近いと思うのですが、大阪では昨日今年最高の気温を記録したそうです。

昨日は、ほぼ一日中木地づくりでした。
普通は駒数40枚の大きさの違いは6段階ですが、中将棋の92枚は14段階と小刻み。
勿論、大きさと厚みとも最大は「玉将」で、最小は「歩兵」。
だが「仲人」は、幅こそは歩兵より広いのですが、背が低くてズングリむっくり。
これが一番小さいともいえます。
もう一つ、幅に比べて背が低いのが「猛豹」。
駒の大きさは、0.2ミリから0.3ミリ位の違いで印象が変わりますので、細かな寸法合わせが欠かせません。
では、また。

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このところ、毎日ブログに書くのは、暑さのことばかり。
次は書くまいと思うのですが、やっぱり「暑い」のですね。
だが、「腹が減っては戦が出来ぬ」と言うことで、朝から食欲は旺盛で夏痩せ知らず。
朝も昼も夜も、食を飛ばすことはまずありません。
朝食の定番は、ご飯一膳と小ぶりな魚の干物、ハムエッグを半分ほど、漬物が数種類、それに味噌汁。食後は季節の果物を少しと「水」を1カップ。
間食は殆どナシ。勿論、カキ氷とか冷たいキャンディ類は食べないことにしています。
その代りコーヒーは5~6杯。これが体調維持に良いようです。

明日は朝から「関テレ」が来ます。
何の番組かは聞きましたが、覚えておりません。
まあ、明日は素直に自然体でと思っています。
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中将棋の木地

2010-08-29 19:18:00 | 写真
只今製作中の中将棋の木地。材は薩摩ツゲ。
手前中央が「玉将」用。
左は大きさ対比用の「小将棋の玉将」。
中将棋はやや小ぶりになります。
周りの小さいのが「歩兵」。
明日中には1組分、予備駒を含め100枚の木地が出来上がります。
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カラッと

2010-08-29 06:36:42 | 文章
8月29日(日)、快晴。

ここ3日間ほどカラッとした空です。
一方、民主党は党内権力闘争。国民無視ドロドロの戦いに突入。
日本の行く末は、ますます混沌。
プロ野球も只今混沌状態。セでは日替わりの首位争いが続いています。

ところで、今年の「将棋の日」には、舞台上で「例の将棋盤」が披露され対局に使われる話が進められているようですね。
一方、テレビ東京は、旗色が悪いのをどうしようもなくなったらしく、これまでのメンツ重視と再放送料収入重視の方針を変えて、最近になって再放送を見合わせたようです。
これまでは一部門での対応で事を済まそうとしていたのが、だんだん放送局全体の問題に発展して、トップ判断に至ったということではないでしょうか。
もうひとつテレビ東京に申し上げたいのは、相変わらず番組鑑定人のブログには、傷ついた例の葵紋が、今なお掲載しているということ。収録時に撮影された写真が流出して、今なお世間に露出され続けているのは、本人はもとより大本の放送局も「責任」が有ります。その社会的責任と「痛み=良心の呵責」を感じるべきであります。

イズレニシテモ、「将棋の日」に披露されることは、不見識極まる鑑定で在らぬ不実の罪を被せられた「盤」にとっては、正々堂々、汚名を晴らす絶好の機会でありましょう。

ついでに申し上げておきますが、「なんでも鑑定団」のホームページには、駒についても「豊臣家が足利義昭供養のために、豊臣家が白(象牙)と黒(漆)で作らせた供養品」だと、根拠を示さないまま思いつきのような説明が出ています。
番組でもそう言っていましたが、本当にそうでしょうか。
本当にそうなら、2年後に家康や秀頼などに渡った残り4組の「白黒の象牙駒」。これも供養の品なのでしょうか。供養の品なら、どう言う説明になりますか。
これらのことを含め、今回の騒動の底の浅さを指摘しておきます。



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朝の風景

2010-08-28 06:25:32 | 写真
8月28日(土)、晴れ。

陽光が差し込んでいる昨日の朝の風景。
今日は、これと同じように明るい朝です。

JR加茂駅前ですが、まだまだ田んぼがある田舎。
向うの坂道をズーッと辿れば、向うの向うのその先が「奈良」。
ここから車で約20分です。
うっすらとしている山が、春日原始林。
それが少し望めます。

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麒麟

2010-08-27 18:26:07 | 写真
写真は、今日、水無瀬神宮にて計測したレプリカ作成のためのデーターシート。
その「麒麟」の部分です。

これに基づいて、早速木地の作成に取り掛かりました。
駒数は92枚。大きさ、厚み、角度はこれに合わせて作ります。
余り歩を1枚作るかどうか。
つまり、400年前には「余り歩」という概念があったのかどうか。
このことを決めかねているところです。

駒の種類は21種類。
木地の段階では、「竪行」と「横行」など同じ大きさもあるので、14通りに集約出来ます。

文字に取りかかるのは9月です。
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百合

2010-08-27 06:20:26 | 写真
8月27日(金)、曇り。

工房の小さな植え込みに7~8株の「白い百合」が咲きました。
そう言えば、一昨日に通った京都へ通じる自動車道の左右にも、この白い花が群れをなして咲いているのを目にしました。
百合の花言葉は知りませんが、この時期に咲く清楚な花の代表です。

今日もその道を通って、中将棋レプリカ製作のため水無瀬神宮に行きます。
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巻菱湖

2010-08-26 07:03:07 | 作品
8月26日(木)、晴れ。

昨夜というより、今日の明け方の空に「まーるいお月様」を見ました。
今の時期、月の出は遅いんですね。

写真は昨日撮影した新作の「巻菱湖」。
と言っても、これも彫り埋めまでは、冬頃に進行していたもの。
盛り上げた呂色漆は、最終の研磨をする前です。
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赤い筆

2010-08-25 18:35:17 | 写真
8月25日(水)、曇り。

湿っぽい空気と空の色。
昨日のような、ジリジリする日射しはありませんが、かえって蒸し暑さを感じます。

今日の午後は、大阪府島本町で文化庁への提出書類作成のための打ち合わせ。
島本町までは車で1時間程度。出発するまでは「古水無瀬の彫り」か「錦旗の盛上げ」を3時間程度できます。

写真は、アクセサリー代わりに仕事場の壁に吊るしてある「筆」。
最近は大きな文字を書くことは無いので、真中の赤い太い筆は当分使う機会は無いでしょう。

ーーーー
先ほど島本町から帰りました。
この秋の催しに向け、具体的な実施計画について話し合いました。
「中将棋公開対局」や「中将棋セミナー」「展示会」などはほぼ予定通り。
詳細は追ってお知らせいたします。
明後日27日も、中将棋駒のことで水無瀬神宮に行きます。

ーーーー
余談ですが、今日は十五夜、満月。
夕方には虫の音も少し聞こえるようになりました。

「円高」「株安」がますます進んでいます。
首相・日銀・財務相は具体策を打たずに、無策が見え見え。
やる気も見えず、どうすれば良いのかも分からないのだろう。
「電話会談」と「コメント」で乗り切るつもりなのか。
それで余計に足を引っ張っています。
本当にどうすればよいのだろう。小生にも分かりません。

では、また。
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せせり蝶

2010-08-24 05:32:51 | 写真
8月24日(火)、空は鉛色。

只今起床。
夜が明けましたが明るい光はありません。まるで日本の現状を象徴しているような空。
新聞やテレビでは、日本のこれからをどうして行くかの話は甲斐目ナシ。民主党総裁選挙をめぐって誰が立つとか立たないとか、高校生の新人クラブ員獲得運動のよう。
眼先ばかりでなく「元気が出る日本に向けての視点」での報道を望みます。

話は極端に変わりますが、この秋の予定を少々。
①、水無瀬神宮での第1回「中将棋対局」(10月31日)に向けての、「中将棋駒」の製作。
  これまで中将棋駒は作ったことはありませんが、モデルは400年前の水無瀬駒です。
②、11月に開催する「KOM展」への参加。場所は新宿の京王百貨店。
  会期は11月4日から10日まで。この間は上京予定です。
  京王百貨店での展示会は10何年振り。
  その時は半日だけ「鑑定会」を開催し、130組余りの駒を拝見させていただきました。
  今回も「鑑定会」をするつもり。詳しくは改めて。

ーーーー
今朝の風景。
蝶は確か「ナントカセセリ」でしたか。
蝶々を追ったのは50年も前のことですので、名前は忘れました。
秋口になると、この蝶がどこからか大量に飛来。畑のカボチャや胡瓜の花などに元気に群れていました。
しかし、本日見かけたのは一匹のみ。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726