熊澤良尊の将棋駒三昧

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豪雨

2009-08-10 19:54:29 | 文章
8月10日(月)、雨。

日本の各地、想像以上のことが起きています。
特に兵庫県と四国辺りでは洪水で押し流されたり、1階部分が水没したりで沢山の死者。亡くなった方はどれほど恐ろしい思いをしたことか。
テレビや新聞の写真を見て言葉もありません。

今日は「古水無瀬」を彫り終えて、根付の銘を入れたり、雑用をしたりの一日でした。
写真は、根付に銘を書き入れたところ。
1ケースに並んでいるのが80個と少し。今日は2ケース分ですから全部で170個くらい書いたことになります。
「良尊」と花押の1枚3文字ですから、およそ500文字ですネ。
所要時間は特に計測していなかったですが、午前1時間、午後2時間くらいで合計3時間として、180分。
まあ、3文字で1分少し、というところでしょうか。


400年前、水無瀬兼成さんは、関白秀次に収めた1800枚あまりの駒を6日間で書き上げたと「将棋馬日記」で、記していますが、1日当たり300枚。1日6時間書いたとすれば、1時間で50枚。1分と少しで1枚の表裏の文字を書いた計算になります。

数字では同じようなことになりますが、根付の銘は小さいし、兼成さんの駒の文字は大きいわけで、こちらの方が断然難しくて時間が掛かります。

昔、天童の書き師・伊藤太郎さんのお宅にお邪魔したとき、実際に駒を書くのを見せて貰いました。
文字はちょっと違いますが、早いですね。
時計で測ってはいませんが、やはり1分間に1枚くらい書いておられたように思います。

ところで明日は、表の文字を書きます。

書く文字は、決まっておりません。1文字か2文字、思いついた文字や言葉を書きます。
時間を計測してみます。

では、また。







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