漫画家アシスタント物語

どーすりゃ漫画家に成れるのか、何で漫画家になれないのか?漫画家アシスタントの日常と苦悩!漫画大バカ人生劇場 

漫画家アシスタント もう終わりで章 その5

2016年04月03日 15時42分02秒 | 漫画家アシスタント

 ( この写真は、大学を辞める時に、最後の登校日に送られた教務課からのプレゼントです。 GODIVAのチョ
  コレートです・・・・・・・・たぶん5000円位するんじゃないかと思います。 何故、GODIVAなのかは分かりません
  が、私にとって思い当たる点がひとつだけあります・・・・・・・それは、近いうちに本編で書かせていただくつもり
  です・・・・・《 2016年、3月、撮影 》 )

  【 はじめての方は、どうぞ 「漫画家アシスタント 第1章 その1(縮小版)」 よりご覧下さい。 】  

 

                        その5


        《 漫画家アシスタントが・・・・満開の桜の下で・・・・!? 》



桜が曇り空の中で満開です。

重い曇り空で薄汚い印象もありますが・・・・・・・大きな桜の大木がギッシリと花を咲かせてい
る姿はやはり見事です。

きっと誰でも、自分の人生が満開の桜の様に華やかであれば・・・・・・そんな夢にひたるので
しょう。

でも、私は桜を見るたびに思う事があります・・・・・・

以前、豊島区千早町に住んでいた頃にお世話になったクリーニング店の老婆の言葉です。

 「満開の桜の樹の下で死にたいわァ」

桜の咲く頃になると、そう言っていた言葉を私は思い出すのです。

あれから30年経っていますので、もうこのクリーニング店はありませんし、きっと老婆も鬼籍
に入っていることでしょう・・・・・・桜の木の下で死ねたかどうか・・・・・・・

私は、いつも満開の桜を見るたびにこの言葉を想うのです。


さて・・・・・・

桜の頃といえば、学校の新学期がそろそろ始まります。

私が勤めた新宿のT大学も今月初めから授業が始まるはずです。

そもそも、私が大学で教える様になったのは、このブログが書籍化されたりラジオに出演し
た事が契機になっています。

このブログがなければ、大学で教える事など一生なかったと思います。

夢中で勤めた非常勤講師ですが、過ぎ去ってみればあっという間の出来事でした。

大学の講師をやると決まった時に、私にアドバイスしてくれた都留文科大学の文学教授T
先生( ※参照 )は、こんな事をキッパリとした口調で語ってくれました。

 「講師なんて誰だってできるんだよ!」

大学の講師って仕事を重く考えていた私にとっては、意外な言葉でしたが・・・・・・・

この言葉で、登校前に深刻だった気分が軽くなったのは事実でした。


 「授業なんてハッタリだよ!」

そうアドバイスしてくれたのが、昔、劇画のアシスタントをしていた頃の先輩Nさん( ※参照 )
でした。

Nさんは、神戸の専門学校で漫画を教えていたので、私にその体験から貴重なアドバイス
をくれたわけです。

この言葉で、知識や経験よりも度胸の方が重要なんだと知りました。


大学を辞めるにあたって、後任の先生を推薦したのですが・・・・・・・

その人物は、このブログの読者でよくコメントをくれた人物ですが・・・・・・・アシスタントの経験、
背景画力、人物、個性など・・・・・・・総合的に判断して推薦させてもらいました。

その彼に、今では私が・・・・・・・

 「講師なんて誰でも出来るし、授業なんてハッタリだよ!」

・・・・・・・と、アドバイスしているわけです。


ちなみに、後数年もすると・・・・・・・私は・・・・・・・

 「満開の桜の樹の下で死にたい」

なんて言い出すかも知れません・・・・・・・


でも・・・・・・・

私はタイへ移住するつもりなんですから・・・・・・・

桜は・・・・・・・無理だなァ・・・・・・・・・・・・・

(落胆)



               「 漫画家アシスタント もう終わりで章 その6 」 へつづく・・・・

        ( 不定期連載、目標は、毎月2回アップだが・・・・・実際は月1回がやっと )




  【 ※参照 】
 ・T先生・・・・・・・・私の高校時代の国語の先生。 最近まで都留文科大学で現代文学の
  教授をされていました。ちなみに、私の「劇画蟹工船」の解説文を書いて下さったのが
  このT先生です。
 ・先輩Nさん・・・・私がかわぐちかいじ先生の所でアシスタントをしていた頃の先輩。現
  在は神戸で専門学校の先生をしながらデザイン会社を経営されています。






   


【 各章案内 】  「第1章 その1」  「第2章 その1」  「第3章 その1」
          「第4章 その1」  「第5章 その1」  「第6章 その1」
          「第7章 その1」  「第8章 その1」  「第9章 その1」
          「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
          ( 但し、第1〜3章は『縮小版』になります )



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