漫画家アシスタント物語

どーすりゃ漫画家に成れるのか、何で漫画家になれないのか?漫画家アシスタントの日常と苦悩!漫画大バカ人生劇場 

漫画家アシスタント 第9章 その10

2012年02月11日 23時36分01秒 | 漫画家アシスタント

 ( この写真は、前回の写真と同じ場所、私が務めるJプロのアシスタントデスクです。画面には、私の隣にある二つ
  のデスクが写っています。二つとも以前は先輩アシスタントが使用していたのですが、今では、ゴミの様な堆積物
  とホコリに埋もれております・・・・・《 2011年12月、撮影 》 )
  
  
  【 はじめての方は、どうぞ 「漫画家アシスタント 第1章 その1(縮小版)」 よりご覧下さい。 】  
 

 
 
                       その10  
  
         《 漫画家アシスタントが・・・テレビを信じない理由・・・!? 》
 
 
良いにつけ悪いにつけ誰でもマスコミと関わりを持つことが一度や二度はあるかと思います。

私は、このブログを始めた事で新聞や雑誌、さらにはラジオやネットテレビからの出演依頼ま
で、ありがたい事に関わりを持たせてもらいました・・・・・

そこで、今回は特にテレビについて書いてみたいと思います・・・・・

日常、最もよく接しますし・・・・・また、信頼もしているテレビなのですが・・・・・・・・その実態は、
かなりいい加減なものではないのか・・・・・・・と、いうのが私の結論です。

一般にテレビに出る事を・・・・・「凄い」とか、テレビに出ている人だから「 信用できる 」とか
勝手に思い込んでいますが、これは単なる錯覚にすぎません。

私は、テレビに出ている弁護士や学者をまったく信じていません。( レベルが高いとは思え
ない )

それには、こんな理由があります・・・・・・

私が「 サイコホスピダー 」という栃木県の精神病院で実際に起こった「 リンチ殺人 」事件を
あつかった漫画を制作している時に、事件の被害者救済に尽力された精神科医を取材した
事があります。( たまたま私の住む埼玉県の浦和に氏の務める病院があったのです )

この先生はユニークな人で、東大出身者ですが、東大闘争で活躍(?)した事もあり、また、
上記の「 人権裁判 」などにも関わる「 統合失調症の名医 」と一部で高い評価を受ける人物
でした。

 「 先生は、テレビから出演の依頼とかはなかったのですか? 」

 「 ありましたよ・・・・・・でも、出ませんよ 」

 「 ・・・・・・なぜ・・・・・・出ないんですか? 」

 「 事件を起こした犯人の精神分析( コメント )を頼まれたのですが・・・・・・そんな事、
   出来ませんから・・・・・・って 」

ちなみに、この先生は女性です。 元東大全共闘の女活動家!( って言ったら怒られるかも )

私は、なぜ「 出来ない 」のか分からなかったので説明してもらうと・・・・・・

 「 患者の診断は、簡単じゃないのよ・・・・・・1ヶ月位かけてやっと診断がつく場合もある
   のに、テレビや新聞の報道だけで、患者( 犯人 )の心理分析をするなんて無茶なの
   よ! 」

さらに・・・・・・

 「 私が、そう言って断ると・・・・・・テレビ局の人が・・・・・・皆さん、そう言って断られるの
   で困ってるんですよ・・・・・・ですって。 当り前よ、まともな医者なら出ないわよね! 」

 「 じゃあ・・・・・・あの・・・・・・よくテレビに出ている精神科医のA先生は・・・・・・いったい・・
   ・・・・・・ 」

この質問には、先生はゲラゲラ笑うだけで何も喋ってくれないので・・・・・・

 「 私の友人でその妹さんが鬱病でA先生に診てもらった時に、薬をもらったのですが・・・
   ・・・・その薬を一度に呑んで自殺未遂してしまったのです・・・・・・やっぱりあの先生は・
   ・・・・・ 」( 自殺しそうな患者に強い薬を与えるのは相当なバカ医者 )

 「 あの人、臨床出来るの? 彼( A医師 )に診てもらう人がいるなんて信じられない! 」

専門医から完全に疑問視されている精神科医がテレビで堂々と犯罪者の精神分析( 当てず
っぽう? )をし、アナウンサーもゲストも感心し・・・・・挙句の果てに・・・・・・

 「 テレビに出ている先生だから信頼できる 」

・・・・・・などという錯覚を生みだしているわけです。

医者にしろ、弁護士にしろ、本来の業務に多忙で、とてもテレビに出演なんかしている時間
はないと考えるのが健常な判断なのではないでしょうか。( 天才的な先生なら両立も可能か
も知れませんが )


私の友人でADHD( 注意欠陥多動性障害・遅刻しやすいとか気移りしやすい、自己中など
の症状 )で医師の診察を受けている人がいるのですが、某テレビ放送局でこの「 ADHD 」
の報道番組を作成した時に取材を受けたのです・・・・・・

この病気の症状は、外見上まったく分かりません。 また、その行動もほとんど普通の人と
極端な違いは見られません。( 私の個人的な感想です )

「 遅刻 」や「 気移り 」などは誰にでもあることですから、程度の違いだけではよく分からな
いのです。

番組の取材クルーでは長い時間( 一週間以上 )カメラを回しても「 いい画像(え) 」が撮れな
いと、困惑していたそうです。

結局、取材班は「 見世物 」としての面白さが撮れない事にジレンマを感じていたのでしょう・・・
・・・そこで、一つの作戦を考え出しました。

それは・・・・・

私の友人の家( マンションの一室 )の全ての部屋にカメラを設置し、24時間体制で彼を撮影
し続けるというものでした・・・・・

 
         「 漫画家アシスタント 第9章 その11 」( 2月20日頃公開 ) へつづく・・・・

 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お知らせ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  
 ★ 以前、紹介しました友人のブログ「 童話は甘いかしょっぱいか 」の続きが
   公開されています!

 ★ 拙ブログが書籍化されました・・・『 漫画家アシスタント物語 』。 そして、
   拙作、文庫本『 劇画 蟹工船 覇王の船 』も細々と発売中です。 ホーム
   ページ 「WEB漫サイ」 には、デビュー作品などを「解説」付きで無料公開
   しています。
 
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