老馬迷言の記(改題 2012.12.16)


 老いてふと感じたことを書いてみたい。
 愚痴にならなければいいが・・・

勇払原野の素晴らしさは・・・

2007年03月11日 | Weblog
  先日、マイミクの方から「飛行機から見た勇払原野は素晴らしかった」とのメッセージをいただいた。 しかし、苫小牧に住みながら、勇払原野勇払原野のよさを何も知らなかったのである。というのも、掘り込み式人造港の発展と共に、苫東開発の名の下に、イスズやトヨタの自動車産業をはじめ、幾多の工場が進出したり、サンクチュアリの指定やラムサール条約登録の湿地として有名なウトナイ湖も、周辺に工場や民家が建ち、自然豊かな勇払原野のイメージは影を潜めている感もあったからである。 勇払原野は、釧路湿原など北海道の三大湿原であることも知った。ノハナショウブ(苫小牧市の草の花に指定:ハナショウブ)、ホザキシモッケ、ゆのみ(エヌミタンネ)などの植物、チョウヒやサギなどの野鳥300種、昆虫などは北方系と南方系がぶつかり合う貴重な場所であり、4000種を数え、特に蝶やトンボ(エゾアオイトトンボ、ウスバキトンボなど)などが見られる。 また、そうした動植物を支える湖沼群が点在しているのも特徴である。代表的なウトナイ湖、その湖を支える清流の美々川、弁天沼、三日月沼、鶴の沼などの多きに渡っている。 勇払原野の美しさを教えてくれたマイミクの方が、今の勇払原野を見て、同じ美しさを感じてくれるだろうか。開発が進んでいるので心配である。何とか、この生態系をそのまま残したいものである。 春になって、暖かくなったら、カメラを持って、勇払原野を歩いてみたいものである。第二報を伝えることが出来れば、嬉しいのだが・・・  「今日の一写」  美々川に戯れるサギの群れ