「最後の授業」という小説があった記憶があるが…最後の講座(授業)となった。
視覚障害者や肢体不自由者にパソコンを教えるボランティアを始めて十年ほどたちました。
年をとってから障害者の方たちとの交流は、私の人生に幅と深みを与えてくれました。
そうしたボランティアともお別れすることにしました。
足腰の痛みもあり、ボランティア会場まで通うのが苦痛になりました。
思えば、昨年の9月13日に担当した講座「デジカメ写真の活用(写真上)」が最後の講座になりました。
①Windowsliveフォトギャラリを使って、写真を修整したり、パノラマ写真を作ったり、スライドショーにしたり…
②Windowsliveムービーメーカーを使って音楽を入れたスライドショーの制作
③ペイントを使ってモザイクをかけたり、ワードを使って写真を切り抜いて活用したり…
などの講座内容でした。
受講された方には、内容が新しく実際に使える内容であったと喜ばれました。
後日お礼の手紙などもいただいて、かえって恐縮していました。
今年度はこの講座の講師を務めたことと、ほかの講師の方のテキストを2つ作りました。
下の写真のごとく「うちわづくり」「デスクトップを楽しもう」の2本のテキストです。
テキスト作りも作った後、何度も検証して完成となります。1本のテキストを作るのに
かなりの時間と労力が必要です。今後会をやめてもテキスト作りだけは続けていきたいと思っています。
最後に・・・
視覚障害者と接する基本は、まず挨拶する前にこちらの名前を告げることから始めます。これが意外にできないんですね。
もうひとつ、うっかり体に障ってびっくりさせてしまうことがあります。手や肩であっても。
目が見えないだけに、そうした心遣いが必要なんです。
そういうことを一つ一つ覚えて、障害者の方と仲良く交流できたことは、誠に喜ばしいことでした。
ボランティアの会の皆さんと障害者の受講生の皆さんに感謝しつつ、会を去ることにしました。
*この3つのテキストは肢体不自由者用です