週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

秋桜 風に揺れて

2011年10月13日 | 自然写真 季節の花

10月10日 東谷の滝訪瀑記の帰り道です。

 車の中で、走りながらおむすびをほおばる羽目になってしまい、やはり昼食は持って出るべきだったと後悔した。まだ帰るには早い時間だが、帰る方向に車を走らせる。途中見たコスモスの群生を撮りたかったから。

 最初は神通谷川に沿った金泉地区だが、車を停められず場所を逃してしまう。こちらは本命ではないので、まあいい。そのまま走って、上分を通過して再び国道が山中に入ってすぐ、「名ケ平」のバス停近くに薄紅色にまじって黄色い花。キバナコスモスでないかと思っていたが、やはりそうだった。

Photo

 決して大きな群生ではなかったが、レンズに慣れる意味もあっていろいろ撮影してみた。

 実を言えば、レモン色をしたコスモスをキバナコスモスだと思っていたが、本当のキバナコスモスは、通常のコスモスとは花弁や葉の形が少し異なっているようだ。レモン色のコスモスはイエローキャンパスとかいう種類らしい。

20111010_248

 この時点で2時過ぎ。後はまっすぐ帰るつもりだったが、国道沿いの夏子ダムが満水状態なのでダムに寄る。

 このダムを上から見るのは初めてだ。放水ゲートのない、開口部のあるダムがどのように放流しているのか興味があったのだが、開口部のすぐ下辺りに取水口があり、そこから取り込んで放水しているようだ。開口部からは下流に滑り台のようなスロープになっているが、ここからあふれ出した水が流れるようになれば見物だろうと思った。

 このダムの完成は平成6年。ということはこのダムの建設中を見たことがあるはずだが、記憶にない。大学時代、広島と山口の県境近くにある小瀬川ダムの建設現場を見たことがあるが、このダムも工事風景を見ておきたかったな。地図を見ると、このダム湖の中に平間ダムがあるが、調べてもこのダムに関する資料は見つからなかった。新しいダムによって水没したのなら関連記事があるように思うのだが。

   

 香川県内に戻って香南町でコスモス畑を見かけた。例年見かける畑だが、天候もいいしちょっと寄り道。3時を回っているので陽もだいぶ西に傾いている。風が西から吹いてくるので、コスモスの花は東を向いてしまい、正面から陽のあたる花が撮れないのが残念だが、結構気に入った絵が幾つか撮れた。

Photo_2

後はまっすぐ帰るだけ。

帰宅したのは4時前。走行距離164km。万歩計の表示は2,689歩。これはまともに歩ける道がなかったせいで、実際の歩数はもっと多かった筈。荒れた斜面の登り降りと岩場歩きのせいで、久しぶりの筋肉痛を感じている。

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神山町・東谷の滝 今更ながらの初訪瀑 その3

2011年10月12日 | 自然写真 滝

20111010_135 支流沢を登り切った先は小滝とその先に崖。崖にそって沢は続いているが、今は枯れ、岩肌から染み出すように水が流れ落ちてくる。緑に覆われた崖を水が伝い落ちる様は美しい。それを写し取る技術がないのが残念である。皇子渓谷の苔滝も綺麗に撮れたためしがない。

緑の壁に沿うように左に進む。土手のように盛り上がった斜面を登り、崖をまわりこむと、目前に大滝が現れる。しばし絶句。下一の滝から垣間見たのとは全く違う姿だった。
20111010_150
 土手を登り切ると、滝の中ほどの高さのところに出てくる。崖をまわりこんだこともあって、その落差に驚いた。落差は20mと聞くが、それ以上に感じる。この位置だと16mmでも全景が入らない。取りあえず斜面を下って滝壺に下りる。
滝壷は浅いが、長靴で入れるほどではない。下一の滝口までの距離は15mほどか、岩場をこえて取りあえず滝の右岸にわたる。
ここでも先に、東俣の支流を見てみる。細い流れが岩を削る可愛い滝だが、大滝と一緒にはできないので、ここには載せない。

大滝に戻って、動画を含めいろいろな角度で撮影する。私的な感覚だが、那賀町のボタモチの滝・ホウデンの滝に匹敵するほどの名滝だと思える。
見上げると空をバックにできるのだが、残念ながら青空ではなかった。水量がほどほどなので、スローシャッターで流身を撮影。飛沫を撮る為に早いシャッタースピードでと、切り替えながら滝前をうろうろする。

Photo
20111010_161
 この滝だけで30分以上を使ってしまった。時間は12時半、そろそろ引き上げることにする。

 

右の写真は、右岸につきだした岩場から見下ろした、下一の滝。もう少し先まで行けるのだが、これ以上は自重。まともに見下ろすと、高所恐怖症の私は目を回すかも知れない。

 まっすぐ谷を下るつもりだったが、やはり時々カメラを取り出しては撮影してしまう。登りに見たときには気づかなかった絵が見える。
 最後の写真は、下三と下四の間にある流れを撮影したもの。綺麗にえぐられた岩のくぼみを、身をくねらせるように流れる水。流れを渡る際に見つけてしばし見入ってしまった。

車に戻ったのは1時15分。下りに要した時間は40分程度だった。
20111010_223

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神山町・東谷の滝 今更ながらの初訪瀑 その2

2011年10月11日 | 自然写真 滝

左岸から下三の滝を越えると、すぐ前方にまた滝が見えてくる。左岸の斜面は荒れてはいるものの、緩やかな斜面で少し歩きやすくなった。角度によって上段にある滝が見え隠れする。小滝のある小さな支流沢を越えて岩場に下りると、東谷下二の滝の正面にでる。
Photo

この滝も、単独では特徴のない普通の滝だが、奥に見える下一の滝や、その脇にある支流の小滝と合わせて見るといい雰囲気である。写真に撮ると、枝などに邪魔されて全景が見えない。つくづく人間の目というのは便利だと思う。
20111010_129_2
少し戻り、先に超えた西側の支流沢との間にある小尾根を登って、滝を越える。

 

右の写真は支流沢の小滝。正面から見ると、倒れこんだ木に分断されて、さえない小滝だが、こうして上から見下ろすと違う雰囲気がある。

これだけみると結構落差があるように見えるが、実際には5m程度しかなく、もっとゆるやかに流れて見える小滝である。

撮った際には、私の靴が写りこんでいたので、その対比で滝も大きくは見えなかったのだが、トリミングして靴を消してしまうと、立派な滝に見えてくる。これも写真のマジックといえるだろう。

 

小尾根の荒れた斜面を登って行くと、正面は崖。崖に沿うように左に向かうと、下二の滝を越えて上段に出る。

岩だらけの流れをまたぐと下一の滝の正面である。

 

20111010_111

下一の滝は下から見たときとは全く違う雰囲気に見える。

上部はカーテン状に落ちてくる水流が、途中斜めの段差に沿ってまとまり落ちてくる。壁状になった崖があったりして、滝の形に変化を与えてくれる。

先に滝壷を渡って、東側の支流を見に行く。東俣支流の滝と呼ばれる小滝は、この段から二つ見ることができる。どちらも単独では、見栄えのしない小滝である。先ほど、下二の滝の上に見えていた時にはいい感じに見えていたのだが・・・。

小滝を見てから本流に戻ってくる際、滝を左から見ると、また違う表情がある。

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岩場を少しよじ登ってみると、さらに上段に滝があるのが見えた。この谷で最大の滝、大滝だが、そんな風には見えない。桂さんのHPによれば、この滝を越えるには結構苦労するようなので、先に進むかどうか迷ってしまう。出発してから2時間近く経過しており、昼食を準備していないので、引き上げてもいいかという気になってしまった。

だが、ここまで来て最後を見逃すのももったいないので、上に進むことにする。先ほどの崖まで戻り、さらに西側支流まで進んで沢に沿って…というより沢の中を進むようにして支流の上流に向かう。少し行けば崖をこえて回りこめると桂さんのHPにある。ゴロゴロ転がる岩、崩れかけた斜面、倒木をくぐり、やっと崖の上側に出た。

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神山町・東谷の滝 今更ながらの初訪瀑

2011年10月10日 | 自然写真 滝

昨日は、恩人の葬儀があって、出かけることができなかった。せっかくの連休、もったいないので今日はお出かけ。冬になる前に一度訪れたかった、神山町・東谷の滝へ。

R193で県境を越え、美馬市から神山町へ、そして那賀町方面へ。先日の台風の影響で、雲早トンネル手前から通行止めになっている為、那賀町へは通り抜けられないが、目的の東谷は少し手前。R193が県道253線に変わって間もなく、道路脇に目的の場所が現れる。
Photo_2
道沿いに見える東谷の滝。これは一番下の滝で、東谷下五の滝と呼ばれている。この道を走っていると、必ず目につくお手軽滝だが、好みの形の滝である。
車を道脇いっぱいに止め、スリングバックにD5000と16-85mmを入れ、長靴に履き替える。今回の新装備はベルボン ウルトレック45L 折りたたみ式の三脚である。持ち運び時のサイズが小さく、強度もあるので遠征用に使ってみようと買ったもの。今回が初めての使用である。もちろん桂さんのHPからのプリントアウトも忘れずに。
右岸側にある踏み跡を辿って登り始める。
最初は割と明確な踏み跡も、滝を越える頃にはほとんど見えなくなってしまう。前回、ここを登ったのは雪の中だったので気にならなかったが、ザレ・ガレのため先の踏み跡は消えてしまったようだ。杉林なので藪がないのはありがたいが、不安定な足場の斜面を歩きやすい部分を探して歩く。
谷は、小滝といっていいような段差の連続で、撮影しようとしたらいたるところがポイントになりそうなので、とりあえず先に進む。
下四の滝は、道路からでも部分的に見えているのだが、到達までにはかなりの高さを登ることになる。
Photo_4
前回冬のトライ時にはここまでで引き返したが、その際には部分的に凍結しており、水量もわずかだった様に記憶している。今日は水量ほどほどで、優美な姿を見せていくれている。落差は10m弱、形も特に特徴のない滝だが、渓谷の雰囲気の中で、いい気持になれる場所である。

左岸側から見上げると、奥に小滝が見える。これは別の沢が流れ込んでいるのだが、急峻な地形の為、流れはほとんど滝の形をなしている。

滝の少し下で左岸に渡り、荒れた斜面を這いのぼる。ここもザレ・ガレ場で、わずか数mの滝を越えるのにも一苦労する。下四の滝を越え、すぐ右岸へ渡る。桂さんのHPでは踏み跡があることになっているが、ほとんど消失している。岩場を越えるようにして、上に進むと間もなく下三の滝が見えてくる。

Photo_5 下三の滝と名付けられてはいるが、いくつもある小滝と変わらないように見える。見上げると、上にある下二の滝が見えてくることもあり、期待させる絵ではあるが、滝としての魅力は薄い。

余談だが、帰路で上から降りて来る際、目印としてして見落すかと思ったが、しっかり滝を認識できた。登りと下りでは見え方が違うようである。

滝の手前で再び左岸にわたり、また荒れた斜面をよじ登って滝を越える。すぐ上に連なった滝が見えてくる。今日の滝巡り、本番はこれからだ。

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地元探し 懐かしい風景

2011年10月03日 | 自然写真 季節の花

10月2日 地元探し 田んぼアートのつづきです。

Photoとりあえず公渕森林公園を目指し、長尾街道からさぬき新道へ。まだ刈られていない田があると周辺に彼岸花がないか探しながら・・・。道沿いに見つけた、思い通りの風景。青空でないため、いま一つイメージと異なってしまった。構図は結構気に入ったのだが…。

少し進むと、公渕森林公園への分岐。とりあえず入り込んでみたが、かなり人が多い。天候は良くないが、ピクニック気分の家族連れが多いようだ。すぐに退散して南へ向かう。

するとすぐに黄金色と赤い色の帯が見えてくる。適当に進んで車を停める。東植田小学校の近辺らしい。

まだ刈り終わっていない稲田と群生した彼岸花。あちこちに好みの構図がある。時折射す薄日が、面白みを増してくれる。

9月23日の四国新聞に掲載されていた「黄金色とのコントラストが美しい彼岸花」は西植田町だったが、こちらも負けていない。小学校時代、通学路の脇でよく見られた風景なのだが、最近はあぜをコンクリートで固めてしまったためか、見ることの減った風景である。撮影しながらふとそんな事を思ってしまった。

Photo_2


撮影の合間に昼食をとり、今度は望遠を持ち出して、違う方向から切り取ってみたりする。

コスモスで埋め尽くされた畑もあったので、それも近づいて撮影してみた。写真に撮るといまひとつなのでここには載せないが、このエリアの風景はモロに自分好みである。来年、晴天時を狙ってきてみたい。

2

帰宅したのは13時半。思いもかけぬシーンに出会え、満足のいく半日だった。

ローマさんから昨日のコメントを頂いたが、田んぼアートの近くに滝があるとのこと。知っていればやっぱりそちらへ行っただろうか。そうなると今日の風景には出会えなかった。滝は次の機会に!

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