山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

真鍋島 寒菊畑の夢の跡

2010-12-25 | 
昔は海岸ぎわから島のてっぺんまで、寒菊畑に覆われていたそうです。
今は大部分がやぶ(木)になっていたり、ススキやセイタカアワダチソウが生い茂っています。その中に、寒菊を育てるときに使った鉄パイプがたくさん残っています。寒冷紗をかけるのに使ったのかと思います。

残っている小さな畑には豆類や甘夏のような柑橘が植えられていました。
柑橘のオレンジ色もかわいいものです。
やぶの間の細道を歩いていくと、ところどころに水仙が青々と生えていました。
寒咲きのものはすでにつぼみ、春咲きのものも20センチぐらいに育っています。
そんなところに、かつて人が働き暮らしていた気配を感じます。

やぶを切り開く音がして、行ってみると、30代ぐらいの女性が一人で、
ススキや低木に周りを覆われてしまったはっさく(甘夏?)の畑の手入れをしていました。
もう柑橘も出荷したりはしていないそうですが、
荒れてしまったのを見るに見かねてやっているそうです。
えらいなぁ。
はっさくなのか甘夏なのか夏みかんなのか、その人も知らないのですって。
話しかけたら、とっても気さくにいろいろ話してくれました。
この島の人、オープンです。

島の尾根からは、岡山県側の島々と、愛媛県側の島々と、
ぐるりといろんな島を見ることができます。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クリスマスですって? | TOP | 真鍋島 日持ちのする寒菊 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries |