山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

シロモジの実

2008-10-14 | 植物
柿其渓谷で、水際をふと見るとまん丸の玉と白い「皮」が大量に。
シロモジの実です。シロモジの実はよく目立つので、木に着いているのはよく見かけますが、こんなふうにいっせいに落ちるとは。

シロモジの実は中に白い脂が詰まっていて、昔はこれを灯りの油として利用したところがあるらしいのです。
2つに割って説明すると、「シアバターみたい!」と言ってくれた参加者がありうれしくなりました。
シアバターはシアバターノキというシアバターを採る木から採れる油で、よくチョコレートの包装紙に材料名の一つとして書かれています。
肌につける脂でもあり、アロマセラピーのベースオイルとしてよく使われています。

シロモジの実の脂をそんなふうに使えないものかと思いました。
シロモジバターにクロモジの精油を混ぜるとか。


ところで、講座の皆さんは、木の実を見るとすぐに「これ食べれるの?」と聞きます。かわいいです。
話をしていても、「この葉は食べられるもので……」という言葉が耳に入るや否や、みんな一斉にシーンとして目をらんらんとさせています。
単純です。

人間ってやっぱり食べ物に弱いし、食べ物のあるプログラムは魅力的で人気があります。
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