山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

黄葉するウワミズザクラ サクラにしては異色?

2021-11-22 | 植物

11月初めの林で。カスミザクラかヤマザクラだと思ったのだけど、それにしては珍しく黄色いなと思ったら、ウワミズザクラだった。

この辺には結構ウワミズザクラがある。うちの前にもある。なので、葉を拾って比べて見て判明。

ヤマザクラやソメイヨシノなどの桜の紅葉は、鮮やかな赤である。そして8月の終わり頃には早くも赤くなって9月には散ってしまうものが多い。11月まで葉は残っていない。なのに、このサクラ(ウワミズザクラ)は11月初めでこの状態。うちの前の木も、1週間ほど前に黄色くなってから、2、3日前に鮮やかなオレンジ色になった。今日あたり少し色がさめてきており、このまま赤くならず散りそうな気配である。

これを見てカスミかヤマかと思うなんて、(分かってみれば)お恥ずかしいわ♪

 

カスミザクラとヤマザクラは見分けが難しい。というか、特徴は結構はっきりしているので、見分けられないものは雑種であるのだと思う。葉柄はヤマザクラが長く、カスミザクラには葉の基部に蜜腺がある。そういういろいろな特徴がまぜこぜになって見分けられないのである。

ウワミズザクラは、葉がやや長く(面長な感じがする)、葉の中の葉脈の凹みが結構強くて、ぱっと見、シワシワ感がある。また、鋸歯が線状に細くなって、その長さがそろっている。

昨年はほとんど花が咲かなかったのだが、今年はそこそこ咲いた。花付きが年によってかなり違う。カスミザクラやヤマザクラやソメイヨシノではそのような裏年表年を感じたことがなく、毎年きれいに咲く。

ウワミズザクラ↑

葉裏の葉脈の脇に毛が結構密生している

久しぶりに雨。昨日、畑の人が、「降ってほしい」と悲鳴を上げていた。長い間続いた穏やかな秋の日はこれで終わり、冬になりそうである。気が付けばもうすぐ12月……。師走が来るらしい。

 

★カエデ(オオモミジ)の羽根つき果実、ホオの白い落葉、ウワミズザクラ黄葉など 動画をどうぞ↓

OGPイメージ

飛騨高山の朴葉味噌思い出さずにいられないホオノキの落葉など林でカサカサ散る音と、羽根で飛ぶカエデの実 11月初めの朝

#hillside #satoyama #Autumn #acer #cheratus Fluits of Acer(Maple) whi...

youtube#video

 

 


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