やまとそばの山日記
山歩きとその後の温泉&蕎麦が大好きなやまとそばの日記です。



※富士スバルライン五合目から見た富士山


山開きの行われた7月1日に富士山に登って来ました。

その山レポとなります。



■富士山(日本百名山完登)~前編~♪

●日時:2013年7月1日(月)

●メンバー:やまとそばーズ

●コース:

富士スバルライン五合目駐車場6/30PM7:20===PM8:30就寝===7/1AM4:00起床

富士スバルライン五合目4:50---5:32六合目---6:32七合目(花小屋)6:35---7:57八合目(太子館)8:09---9:26本八合目(トモエ館)9:48---10:44九合目10:47---11:29久須志神社12:10---(お鉢巡り)---12:58日本最高峰・剣ヶ峰13:09---(お鉢巡り)---13:56下山口---14:34下江戸屋14:44---16:03七合目16:08---16:39六合目---17:27五合目

行動時間:12時間37分

●本文:

私が日本百名山の99座目・羅臼岳に登ったのが2011年8月18日の事。

いつの頃からか百座目は富士山で達成、と決めていましたが中々その機会に恵まれず、7月1日にやっと登る事が出来ました。

今はまだその余韻覚めやらずでして・・・(感涙)・・・21歳の時に初めて槍ケ岳に登ってから約38年掛けて登れた、一緒に登ってくださった多くの山仲間に今ここで、心から感謝申し上げます。

また、富士山山頂で偶然にお会いし記念の写真を撮ってくださった方々、取材して戴いた日経新聞の記者の方にも感謝申し上げます。

その、日経新聞の記事は こちら です。


※五合目の朝(7月1日AM4:30頃)


前置きが長くなりましたが早速本文です。

富士スバルラインは6月中はAM3:00~PM8:00まで開いています。

但し、7月1日からは24時間開いており、厳密に言うと6月30日AM3:00から24時間開放となります。


※第二駐車場の朝


私がこの日に登ろうと決めたのはお天気です。

今の時期、予報はコロコロ変わるのですが何日も前から天気図と睨めっこ。

多分大丈夫と言うことで、6月30日自宅を出発します。


※山開きの取材で賑やかでした。


多少の渋滞や駐車場の混雑も予想していましたが、スムーズに到着。

高度に慣れる為、標高2300mの駐車場で一晩寝て、翌朝3時に起床、出発の予定でした。

所が爆睡してしまい時計を見たら何と4時…(汗;)一瞬目を疑いましたが、焦ることはないので朝食をしっかりとって身支度を整えます。




結局、五合目を出発したのは4時50分でした。




五合目から少し歩いた所の朝の風景です。




曇り空のお天気ですが、最高の登山日和となりました。




午前5時、パーーーン、パーーーンと花火が打ちあがります。


※黒い点々が花火


振り返ると、開山を祝う花火が五合目で打ち上げられた様でした。




歩き始めて衣類で体温調整をします。




冷え過ぎず、汗をかかない様にゆっくりゆっくりと歩きます。




落石防止用シェルターを通過すると・・・




六合目でした。




女房も同じ様に写真を撮っています。




麓を見下ろすと山中湖が見えます。




出だしは余裕~です。




人も思った以上に少ないです。




まるで貸切の様な静かな・静かな富士山の朝です。




またまた、山中湖です。




この日は、山中湖と女房ばかりをとりました。




特に女房は200枚くらい撮ったかもしれません。




でも全部は載せられないので、ご了承ください。(笑)


※右端上部に薄ら見えるのが相模湾です。


ここで、思わぬ方にお会いします。

この日は、山開きと言う事でTV取材も多く入っていました。

出会った方は、スピードワゴンの井戸田さんと小沢さん。




7月7日に放映される番組の収録との事でした。




ほんの少し賑やかになりましたが、すぐにまた元の静けさに戻ります。




この日の富士山は、本当に静かでした。




世界遺産に登録され登山者も急増する事が予想されます。




年間30万人が登るという富士山。




世界遺産に登録された年の山開きの日・・・。




その記念すべき日は、とても静かな一日でした。




七合目までは、なだらかな広い登山道です。




その様相が一変します。




七合目から八合目までは岩場の登山道となります。




山小屋が集中している区間でもあります。




登山道は一気に高度を稼ぎ始めます。




ゆっくり・ゆっくり




一歩ずつ・一歩ずつ




足元を確かめながら登ります。




振り返ると、少しずつ・少しずつ雲が広がり始めていました。




岩場は尚も続きます。




ルートを目で追いながら・・・




歩きやすそうな方向を指示します。




立ち止まる機会が少しづつ・・・




少しづつ増えて来ているかの様でした。




結局、ほぼコースタイム通りで八合目へ到着。




ここからは、またジグザクのガレを登る事になります。




ペースは少しづつ落ち始めていました。




荷物を持とうか?




と声を掛けましたが、大丈夫、と言います。




荷物の重さは気にならないみたいです。




でもピッチは上がらない。




それもそのはずです。




この高度は、私にとっても女房にとっても未知の高度なのです。




手を見るとむくんでいる様でした。




女房もやはり同じです。




気分はどうかと聞くと・・・




大丈夫、との事でした。




足に乳酸が溜まっている訳でもない。




でもピッチは上がらない。




ただ、ここでもまだ写真を撮っているのを見ると、大丈夫そうです。




山頂が少しづつ大きくなって来ました。




九合目です。




ここを越えると山頂はもう直ぐそこにあります。




足が出ない。




でも山頂は直ぐそこです。




ゆっくり・ゆっくりと登ります。




何度も立ち止まりながら、登ります。




振り返ると麓が見えました。




後、少し・・・ガンバ・ガンバ・ガンバ!!!





※続きます~♪



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コメント
 
 
 
Unknown (みい)
2013-07-03 14:19:20
本当におめでとうございます 

奥様を撮りまくり~のやまとそばさんの
100名山ラスト山行・・・いいですね~
愛情を感じるし、今まで「有難う~♪」って
背中を写しながら言ってたでしょー^-^

富士山・・・ピッチが上がらないのは
当たり前で、ピッチを上げたら高山病に...><
逆に上手く登られたのでは、ないですか?^^v

日経新聞の記事も良い記念になりましたね~
いや~♪ ホント、良かったー良かった!!
 
 
 
みいさん (やまとそば)
2013-07-03 19:30:28
こんばんは。
ありがとうございます。
今回のレポは写真を掲載し過ぎました。(汗;)
かなり重いデータになっているかも、です。
女房を撮った写真の枚数は、約170枚でした。
よくもまあ撮ったものです。
写真を撮りながらゆっくり登ったので高山病にもならずに済みました。
>日経新聞の記事
本当です。
何も言われなければ何ともなかったのですが、色々聞かれると、色々な事を思い出し、言葉に詰まりました。
記者の方との話でジーーーーンと来てしまいました。
泣いたのはその後のお鉢巡りの最中で、色んな事を考えながら歩いていました。
本当に、良かったです~♪
 
 
 
 (yosi)
2013-07-03 22:05:29
おめでとうございます。
最高峰、100番目、山開き、世界遺産、そしてお二人で。
全てが重なり、こんな「最高」てあるんですね。


>記念撮影を終えると「本当にうれしい。妻と一緒に来られて良かった」と目に涙をためていた。

この1行が全てを語ってるように思います。
なんかこちらまで涙腺が緩んでくるじゃありませんか。

 
 
 
Unknown (酔~いどん)
2013-07-03 23:24:30
おめでとうございます。
富士山が世界文化遺産に登録された直後にご夫婦で登頂、記憶に深く刻まれる百名山達成ですね。
日経新聞の記事と写真も、記念に花を添えてくれていますね。
本当に、おめでとうございます。


 
 
 
yosiさん (やまとそば)
2013-07-04 06:21:04
おはようございます。
ありがとうございます。
>全てが重なり
そう言えばそうです(^o^)
山開きと世界遺産登録は特に意識していませんでした。
天気の良い日に登れればと急遽この日に決めました。
何より照らず降らずの最高の天気の日に登る事が出来ました。
>この1行が
本当ですね。
記者の方にも感謝しています。
レポを書いていても時々目頭が熱くなるのが判ります。
私も良いお年頃で涙腺も緩くなって来た様です。(苦笑)
本当にありがとうございます。
 
 
 
酔~いどんさん (やまとそば)
2013-07-04 06:25:08
おはようございます。
ありがとうございます。
>記憶に深く刻まれる
はい。
一生忘れられない山行となりました。
こんな演出はしようと思っても出来ません。
今回の山行で出会った方々にも心から感謝します。
38年間の山行の一つに、また素晴らしい思い出が出来ました。
本当にありがとうございます。
 
 
 
おめでとうございます! (nao)
2013-07-04 08:11:38
すごいですね^^!
100座目が富士山ですか~
お疲れさまでした。
私も行ってみたいけど・・・世界遺産登録で大変な混雑になるでしょうね^^;
人の多いところ苦手かもしれません。
機会があれば・・・ということで・・・です。

やまとそばさん 本当におめでとうございます♪
 
 
 
祝100名山 (でん)
2013-07-04 12:17:50
レポ、楽しみにしていました♪
吉田口から登られたのですね。
世界遺産登録、山開きと言ったこのうえない舞台に100名山踏破、
この演出は出来ないもので、それを成遂げてしまったやまとそばさんに感服いたします。

奥様との馴初めも山で知り合ったとのこと。
カミサンと伴に100名山は無理でも、私も見習いたい人生の先輩です(^^)

歩く奥様の姿を見ても辛そうなのは私も一昨年カミサンと伴に歩いたので良くわかります。
ほんとうに足が重く進まないですよね(^^;)
うつむき加減で淡々と歩んでいく、まさに富士山スタイルですね~。

続きも楽しみにしています♪

お暇なときにでも
http://blogs.yahoo.co.jp/denki0310/6026405.html
 
 
 
naoさん (やまとそば)
2013-07-04 18:20:17
こんばんは。
ありがとうございます。
私も富士山は混む所、との印象がありました。
でもその多くは休日かご来光登山の様な気もします。
今回は富士山に如何に快適に登るか、という事で計画しました。
気をつけたのは、まずはお天気・・・。
そして高度順化。
高地に身体を慣らして、徐々に登る事に徹しました。
ご来光登山も良いのですが、山小屋でとても寝れる状態でないのは想像出来ます。
と言う事で登山口で身体を慣らし登る事にしました。
お陰様で二人で登る事が出来ました。
機会があれば、是非!!!
ありがとうございました。
 
 
 
でんさん (やまとそば)
2013-07-04 18:42:22
こんばんは。
ありがとうございます。
でんさんの富士山レポ、読ませて戴きました。
大変参考になりましたが、今回の富士山に関する情報は色々なガイドブックがあったのでそちらばかりを見ていました。(><)
これまでの山行ではブログなどで皆様の山行記録を参考にさせて戴く事が多かったのですが、今回は何故かほとんど見ませんでした。
今私の持っている富士山掲載の昭文社の山と高原地図は2002年度版です。
ちょっと古い情報だったのですが、その頃から富士山に登る気だけはあった様です。(汗;)
そんな中今回、私達が富士山に登れたのは、まずは天気に恵まれ、混雑もなくスムーズなコース(機会)に恵まれた事が大きいです。
また山行中、富士山の紫外線の強さも実感しました。
結果的に、今考えると随分と楽に登れた様にも思います。
山登りは、やっぱりビスタリ~、ビスタリ~、なんですね♪
本当にありがとうございます。
 
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