やまとそばの山日記
山歩きとその後の温泉&蕎麦が大好きなやまとそばの日記です。



11月3日(土)文化の日、毎年実施している高原山の登山道整備(大間々台~剣が峰~釈迦ケ岳)を行いました。秋晴れの一日、仲間12人と良い汗を流せました。


前にも書きましたが、高原山は私達の会にとって、目の前の山。まさに地元の山です。


大間々台から剣が峰までのコースはハイキングコースとして歩かれていましたが、剣が峰から釈迦ケ岳までのルートは、ミヤコザサの勢いが強くヤブ漕ぎを強いられる不鮮明なルートでした。


私も、20代の頃、このルートを歩きましたが、ヤブ漕ぎが大変でした。


そして私が今の会に入会した時、当時の会長から、このルート整備の話が提案されました。


その結果、1996年11月に会として始めてこのコースのルート整備を行う事になりました。


翌年は、笹刈だけでなく、道標や危険箇所へのトラロープの取り付けなども随時行いました。


特に、なためさんは、時間があれば山に入られ、コツコツとその整備を行われました。


我が会の創設者でもあり、また、山の大先輩であるなためさんをなくして、この登山道整備はあり得ませんでした。


また今尚、現役として歩かれ、整備をして戴いているその姿には、手前みそになるのは判っていますが、本当~に、感謝をしています。


だから、私達が登山道整備を一緒に行うのは、ごくごく当たり前の事だと思っています。


前置きが長くなってしまいましたが、早速レポに入ります。


■07年11月3日(祝) 高原山の登山道整備

メンバー:なためさん、私、クボさん、いっぱくさん、やますきーおさん、KAZUさん、K2さん、まるみやさん、ひらけんさん、ランナドナーさん、いいたねやさん、ホンマさん

●本文




朝8時、大間々台を出発します。




笹刈機は5台、当然山頂まで整備しますので、私達が観音岩と呼んでいる場所までは、食料や飲み物、燃料などをボッカします。若手(20代)はボッカ隊です。私もボッカ隊の一人です。(ちなみに20代ではありません!)




大間々台から塩原の山々(日留賀岳など)を眺めます。




大間々台付近の紅葉です。もう見頃は過ぎていました。




この道標や灰皿は私達が作ったのではありません。




これも同じく市か県?が最近作った道標です。




これはなためさん作です。特に、このルートとは別の大入道コースにはこの道標が多いです。




ここが八海山神社です。ここまでの尾根ルートからは、11月の空気の澄んだ日には富士山を見る事ができます。




矢板市の最高点です。地図上の剣が峰はこれより下がった所にあります。




最低のコルを越えた辺りです。このあたりは既になためさんが刈って整備が終わっています。




我々が呼ぶ、観音岩に着きました。このルートの中でここだけ岩と岩の間をほんの一瞬すり抜けます。
ここに荷物をデポし、頂上に向って笹刈りを進めます。




5台の草刈機が一斉に動き始めます。登山者には、危険の為、通過する際、大声で声を掛けてもらう様、お願いします。それも私達の務めです。




笹を刈った後は、熊手で登山道の笹は除去します。いずれは枯れるのですが、明日は日曜日、刈ったばかりの笹で滑る事のない様に配慮しています。




どんどん刈り進んで行きます。




草刈機を動かしているメンバーは毎年毎年参加しています。




この辺りは以前、身の丈以上笹ヤブになっていた所です。




ここは、釈迦ケ岳の山頂手前、鶏頂山からの道と、大間々台からの道が合流する道です。
 97.8.16にボッカして来て建てました。左の人、若い!



この日の釈迦ケ岳山頂です。右下にちょこんと見えるのが男体山です。




同じく、釈迦ケ岳山頂からの景色です。雲の掛かっているのが男体山。その右が女峰山です。




最後方の真ん中に見えるのが、至仏山です。手前は鶏頂山(高原山山塊)です。




更にその右手を見ると、最後方に会津の山々(会津駒から三ツ岩、窓明など)が見えます。




これが山頂標識。以前は自然の木で作られていましたが、昨年抜かれて捨てられてしまいました。この為に、昨年立て替えたものです。
 
06.5.16 ボッカ担当は私でした。昔からなんです。



頂上には多くの人が寛いでいました。




余りに雲が綺麗だったので何枚か撮りました。




良い空です。




おっとと写真を撮ってばかりいてはいけません。皆は、頂上直下の笹を刈ってます。




急斜面での笹刈は慣れてないと難しいです。大変な作業です。




急斜面での笹刈りです。




今度は戻りながら刈って行きます。




刈り終わったばかりの登山道です。私も写真ばかり撮っているのではありません(汗)。登山道の刈り終わった笹を除去しています。




一番笹の深かった所もこの通りです。




観音岩から頂上までの笹刈が終わりました。その間、観音岩付近ではきのこ鍋が出来上がっていました。




さてお昼にしましょう。まずは喉を湿します。




きのこ汁を戴いた後、うどんを入れて仕上げです。




※データが目茶大きくなってしまいました。この後とサプライズはまた明日、Upします。



早~い。なためさんのブログでもうUpされてる。




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コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (カモシカ)
2007-11-06 01:01:38
登山道整備、ご苦労様でした。
秋独特の雲が青空に映えて素敵です。
「釈迦ヶ岳」4日に縦走した山からも見えました。
(山梨県のですよ)
久しぶりに、冬場に行ってみようかと思っていたところなので、やまとそばさんのご苦労の山頂標識の釈迦ヶ岳も気になりますね。
 
 
 
岳友会に感謝 (さんぽ)
2007-11-06 06:56:30
高原山って、岳友会って素晴らしいですね!
この記事を読み、所属してて良かったと感じます。
去年整備したとき、色々感じたことまた思い出しました。
古い写真(?)もドンドンアップしてください!
楽しみです♪
 
 
 
お疲れ様でした! (ルンルン2号)
2007-11-06 12:57:53
老体に鞭打ってのボッカ隊と笹狩りお疲れ様でした
えっ!老体なんて失礼なというお叱りが来そうなので、言い直し・・・ちょい前に20代を卒業した壮年でしたね

きのこ鍋おいしそうです。喉を湿らすには、写真に写っていた泡の出る黄金色の飲み物がバッチグーですね。

ブログを読んで、しばらく登っていなかった高原山に行ってみようかなと、おもいましたわ。
 
 
 
有難うございます (テントミータカ)
2007-11-06 13:04:33
各地の山を歩いてよく思うのですが、ここ高原山も、こうして地元の山岳会の方のボランティア活動のおかげで、安全に歩けるのですね~。
 記事を拝見して、ますます高原山が好きになりました。ほんの一部の心無い人の仕業が残念ですが、ここを訪れる登山者は皆、こうした活動を、尊敬の念をこめて有難く感謝しつつ歩いています。又、花時に歩いてみます。
 
 
 
カモシカさん (やまとそば)
2007-11-06 21:05:11
コメントありがとうございます。
釈迦ケ岳って色んな所にありますね。
だから、高原山=釈迦ケ岳ってのは難しいですね!
那須もそうなんですよ!那須山ってないですから、しかも茶臼岳、などの総称です。
登山道整備は、カモシカさんのご苦労様の一言で、疲れも何もかも吹っ飛びます。
機会があれば是非来て下さい。
 
 
 
さんぽさん (やまとそば)
2007-11-06 21:09:04
お仕事お疲れ様でした。
>高原山って、岳友会って素晴らしいですね!
同感です。
会が出来て38年、今尚その1期生が現役でいる、そして山菜とりやきのこ採り名人も・・・。こんなに自然に触れ合える自由な会も珍しいと思います。
>古い写真
ありますよ!そのうちおいおいと・・・
 
 
 
ルンルン2号さん (やまとそば)
2007-11-06 21:17:42
こんばんは!
>老体に鞭打ってのボッカ隊
な、なんと・・・!!・・・合ってますけど、直球でこないで!!!
>壮年でしたね
それより、こっちの方が、・・・実際、そうねん、ですけど。
もう、来年からボッカはやめよ~っと!!たねやさんに言っとくよ。ルンルンさんに止めを刺されたって!
>高原山に行ってみようかなと
私の時間が空いてたら、一緒に行っても良いけど12月にゲートが閉まっちゃうよ!今年は無理かな!!
 
 
 
テントミータカさん (やまとそば)
2007-11-06 21:25:22
コメントありがとうございます。
>ますます高原山が好きになりました。
こう言って戴けると、本当に嬉しいです。
>花時に歩いてみます。
是非おいで下さい。
5月初旬、ミツモチ山のアカヤシオから始まります。
これも見事です。
6月初旬は、剣が峰から大入道へのシロヤシオ、その前にトウゴクミツバツツジが見られますが、これは花期が比較的長そうです。
そのすぐ後に小間々台の山ツツジ、大間々台のレンゲツツジは6月中旬頃でしょうか!この頃は結構混みます。
この頃になると誰かが山に入ってますので、情報は早いと思います。
 
 
 
見とれます (わい)
2007-11-07 21:04:07
やまとそばさん。登山道整備ありがたい話です。
初心者は藪こぎ出来ませんから、道が分かりやすくなりますな。
こういう人達がいてるから、歩けるんやと思います。

秋の雲、いいですよね。見とれますわ。
 
 
 
わいさん (やまとそば)
2007-11-07 21:44:23
こんばんは!
ヤブ漕ぎは大変ですよね!
沢登りのヤブ漕ぎはある程度判っているから仕方がない、って思いますが(本人が自覚して入ってるから)・・・。
登山道にヤブが被っていると、足元が見えず、足元の根っこや石などにつまづいた経験を誰もが持っていると思います。
だから、きちんと刈っておかないと慣れない人には、大変です。
>秋の雲、いいですよね
秋の雲・・・良かったですよ!!!本当はゆっくり見ていたかったけど、この日は笹刈がメインですから・・・。でも良い天気で良かったです。
 
 
 
また登りたいです。 (Hideki)
2011-12-18 18:49:43
地元のものです。
今から20年ぐらい前にスキー場側から登りました。
写真を拝見し懐かしく思いました。
今度、大間々の方から登ってみたいです。
ただ、手術後間もないので、少しの間お預けです。

 
 
 
Hidekiさん (やまとそば)
2011-12-18 21:28:32
こんばんは~♪
コメント戴きありがとうございます。
私達がこの登山道を整備し始めたのが1996年11月。
それ以前は大間々からの道はヤブでした。
釈迦にはそのヤブ道も歩きましたが、背丈の倍ほどもあるヤブに埋もれ、熊が出るのを恐れながら歩いた記憶が蘇ります。
1997年5月には一通り開通~今は多くの人が歩くコースになりました。
機会があれば是非歩いて見て下さい。
 
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