昨日夜、南丹病院の改称についてのコメントをいただきました。以下、転載します。
私は南丹病院の近くに居住しています。私の二人の子供はこの病院で生を授かり、母はここで臨終の時を迎えました。私自身も何度か入院をしたこともあり、南丹病院は私にとって最も身近で重要な公共施設のひとつです。
そうしたことから、個人的には、これまで慣れ親しみ、愛着をも持ってきた名称の変更には反対の気持ちを抱いています。
それでも議会論議の中で名称変更がどうしても必要と判断されれば、その決定にはもちろん従います。ただし説明責任はお願いしたいものだなとは思います。(とくに病院所在地の南丹市の議員さん!議会基本条例も施行されたんですしね!)
ただ、住民が新名称に順応できるまでの一定期間は、通称名での使用は認めてほしいものだなと思います。またその際の表記は『公立南丹病院(京都中部総合医療センター)』としていただければいいなと考えております。
とのご意見でした。このような思いをお持ちの方は多いと斟酌します。
議会議員として、議決したことについての説明責任は常に意識しています。南丹市議会議員各位や南丹市職員各位の多くの方が、本ブログを常より眺めているとの噂を耳にしています。コメントいただいた方はじめ、2市1町にお住まいのみなさんの思いに報いるためにも熟考し、銘々が役割を果たしていくものと思料しています。
昨日、「南丹市の厚生常任委員会で名称変更の件が審議され、賛成少数で否決された」との情報を南丹市会議員さんのブログにて知ることができました。
「住民の思い・願い」よりも「行政運営の効率化・行政の立場からの判断」を重視する傾向が強いなあと感じていただけに、私にとって大変新鮮な気持ちにさせていただける結果でした。(ただ、医療関係者の人材確保という課題は引き続き検討が必要と思いますが)
この件でもう一つ強く感じたのは、「何をやっても、何を言っても政治は変わらない」「変わらないなら、政治に関心を持つだけ無駄や」という風潮に、一定の刺激を与えることになってほしいなあということです。(最近の自治体選挙の低投票率は目を覆うばかりです。直近の宇治市長選挙もわずか36%でした)
地域の小さな動きではありますが、民主主義の気風の前進につながっていくことを期待しています。
そうした動きに関して、山崎議員が昨日のブログで発信していただいた内容が、多くの方に影響を与えたのではないかと思っています。
「ブログなんか影響力はないわ」と思っておられる地方議員さんも多いのではと感じているのですが、そんなことはないと思います。
一人一人の議員さんの思いをストレートに住民に向かってぶつけていくことで、「変わらない」と考えられる政治は、きっと変革していけるものと確信しています。
山崎議員さん、また自らのブログで情報を提供していただいている南丹市の議員さんにならって、住民に対する積極的な情報開示・論点整理をお願いしたいです。
議員さんの任務はただ単に採決をするだけではありません。住民の暮らし・願いと現実の政治をつなぎ合わせる「接着剤」としての任務を期待しているものです。今後ますますのご活躍を期待しております。