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『身にしみて 大根からし 秋の風』
芭蕉秀句の一つ,『大根からし~』の句碑は会田宿から立峠にさしかかる途中にある。
大根はやせ地で育ったものほど小さくやせていて辛い。木曽の大根はだから辛かったのであろうが、その大根の辛さ以上に木曽の秋風の寒さが身にしみる~の意か・・。更科紀行の旅はそれ以上に身に染みるものがあったのであろうと思われる。
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姨捨駅には芭蕉の句の版画をはじめ、姨捨伝説,棄老伝説にまつわる伝承などを記した額が数多く飾られている。
中でもこの『大根からし~』の句をはじめとする地元版画家の芭蕉の句の画や更科紀行を描いた極彩色の絵図が目を引く。
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『俤や 姥ひとりなく 月の夜』
姨捨伝説は、妻にそそのかされて老母を姨捨山に捨てたが、姨捨山に出る月の美しさに目が覚めて、母を連れ帰ったとするものの他に、苛斂誅求な圧政に苦しんで老人を捨てたとされるものなどがある。
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『十六夜も まださらしなの 郡かな』
芭蕉は望月(15夜),いざよい(16夜),立待ち(17夜)と三夜続けて信濃の月を愛でたと思われる。更科は去らないの意をかけていると言われている。
『更科や三夜さの月見雲もなし』は旅に同行した越人の句
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