海外行政調査6日目はヘルシンキで迎えました。
午前中はヘルシンキ大学付属の小中高校へ。
ヘルシンキ大学そのものは19世紀からあるそうですが、この建物は2003年に移転されたそうです。視察の目的はフィンランドにおける教員の養成について。
これから先生になる方への教育と、すでに先生になった方への研修が行われています。
すでに先生になった方への研修はもちろん国内の先生も対象ですが、最近は海外から研修を受けに来る先生も多いようです。
フィンランドでは教員の職務の中に自己研鑽というものが組み込まれており、大学や国がその機会を保証しています。
教員を目指す学生は一年のうちおよそ30%は実習に充てられます。
フィンランドでは教員はとても信頼される存在です。
実習は主に2種類。基礎と応用。
学級担任を目指す学生は5年間、科目担任(専科)を目指す学生は1〜1年半の教育を受けます。
フィンランドには図書館がある学校は珍しいそうです。
逆に言えば、地域に図書館が根付いているとも言えます。
6年生の授業の風景。
ランチタイム。
職員室。
以前の学校もそうでしたが、特にクラス担任は自分の教室にデスクがありそこで仕事をします。科目担任も別の部屋が用意されており、ここは職員会議や相談などに使われます。
学校視察後はヘルシンキ市の副市長との懇談。
ヘルシンキ市の概要について説明いただいた後、市として教育どのように考えているか?という内容のプレゼンテーション。
信頼と平等。
人種、性別、家庭の背景に関わらず平等に教育を提供。
保育園も学ぶ場所として捉えている。
6歳になると就学前教育が始まる。(プレスクール)
ヘルシンキ市が一人の子どもに一年間にかける費用。=未来への投資。
地域の裁量の大きさの必要性。
授業時間は非常に短い。
男性と女性を比べると女性の方が若干学力が高い。
PISA2015の結果。
移民対策が必要。今でもそういうところには予算を多めに配分する。
先生の役割も変わってきている。
教えるだけではなく、サポートするコーチのような役割。
ヘルシンキ市の予算が50億円。そのうち教育予算は11億円。
などなどのお話と意見交換をしました。
昼食は市役所の職員食堂でいただき(誰でも利用できます)。
午後からはヘルシンキ市の隣町、エスポー市のティリンマキ保育園へ。
1歳から6歳まで、約100人の子供が利用しています。
職員は20名。そのうち保育士 12名。教員8名。教員のうち一名は特別な支援のできる教員。
5年前に開設された市内では最も新しい保育園。
3歳未満の子供のグループ。
13名のグループ(半分は支援を必要とするグループ)3歳以上5歳まで。
3-5歳までのグループ2つ。
プレスクール2つ。の6つのグループ
職員配置は3歳以上1:7。3歳未満1:4。
体を動かすこと、遊びから学びを得ていく。
遊びながらICTを学べるカリキュラムに決まっている。
森の遠足というプログラムは市によって義務化されている。
プレスクール各クラス15名。2名の先生。1つのクラスは支援が必要な子供がいるのでアシスタントがプラス1名。
学校ではないので教科書とかはないが、遊びながら文字とか数学の要素を学ぶ。
9時から13時。4時間は教育なので無料。
義務教育ではないがほぼ全ての子供が利用。
カリキュラムに則った教育が行われている。
学校への進学をシームレスにするのが最大の効果。
プレスクールの教員は大学卒業以上の資格が必要。などなど。
一人一人に寄り添いながら、教育と保育が共存します。
広々とした園庭です。
夕方からは日本の教育、フィンランドの教育に詳しく、今回の視察の一部もコーディネートいただいたバレ先生のご自宅にお伺いして意見交換。
築100年以上のアパートです。
手作りのベリーパイや、コーヒーなどをいただきました。
いよいよ明日が、最終日、今回の視察の総括をして帰国します。
それではまた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
京都市会議員
山本ひろふみ事務所
〒612-0087
京都市伏見区深草紺屋町4-6 エトワール伏見1F
電話 (075)646-3966
FAX (075)643-6618
メール office@yamamoto-h.net
ウェブサイト http://www.yamamoto-h.net
Twitter 「yamamotohiro319」
Facebook 「yamamoto.hirofumi」
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午前中はヘルシンキ大学付属の小中高校へ。
ヘルシンキ大学そのものは19世紀からあるそうですが、この建物は2003年に移転されたそうです。視察の目的はフィンランドにおける教員の養成について。
これから先生になる方への教育と、すでに先生になった方への研修が行われています。
すでに先生になった方への研修はもちろん国内の先生も対象ですが、最近は海外から研修を受けに来る先生も多いようです。
フィンランドでは教員の職務の中に自己研鑽というものが組み込まれており、大学や国がその機会を保証しています。
教員を目指す学生は一年のうちおよそ30%は実習に充てられます。
フィンランドでは教員はとても信頼される存在です。
実習は主に2種類。基礎と応用。
学級担任を目指す学生は5年間、科目担任(専科)を目指す学生は1〜1年半の教育を受けます。
フィンランドには図書館がある学校は珍しいそうです。
逆に言えば、地域に図書館が根付いているとも言えます。
6年生の授業の風景。
ランチタイム。
職員室。
以前の学校もそうでしたが、特にクラス担任は自分の教室にデスクがありそこで仕事をします。科目担任も別の部屋が用意されており、ここは職員会議や相談などに使われます。
学校視察後はヘルシンキ市の副市長との懇談。
ヘルシンキ市の概要について説明いただいた後、市として教育どのように考えているか?という内容のプレゼンテーション。
信頼と平等。
人種、性別、家庭の背景に関わらず平等に教育を提供。
保育園も学ぶ場所として捉えている。
6歳になると就学前教育が始まる。(プレスクール)
ヘルシンキ市が一人の子どもに一年間にかける費用。=未来への投資。
地域の裁量の大きさの必要性。
授業時間は非常に短い。
男性と女性を比べると女性の方が若干学力が高い。
PISA2015の結果。
移民対策が必要。今でもそういうところには予算を多めに配分する。
先生の役割も変わってきている。
教えるだけではなく、サポートするコーチのような役割。
ヘルシンキ市の予算が50億円。そのうち教育予算は11億円。
などなどのお話と意見交換をしました。
昼食は市役所の職員食堂でいただき(誰でも利用できます)。
午後からはヘルシンキ市の隣町、エスポー市のティリンマキ保育園へ。
1歳から6歳まで、約100人の子供が利用しています。
職員は20名。そのうち保育士 12名。教員8名。教員のうち一名は特別な支援のできる教員。
5年前に開設された市内では最も新しい保育園。
3歳未満の子供のグループ。
13名のグループ(半分は支援を必要とするグループ)3歳以上5歳まで。
3-5歳までのグループ2つ。
プレスクール2つ。の6つのグループ
職員配置は3歳以上1:7。3歳未満1:4。
体を動かすこと、遊びから学びを得ていく。
遊びながらICTを学べるカリキュラムに決まっている。
森の遠足というプログラムは市によって義務化されている。
プレスクール各クラス15名。2名の先生。1つのクラスは支援が必要な子供がいるのでアシスタントがプラス1名。
学校ではないので教科書とかはないが、遊びながら文字とか数学の要素を学ぶ。
9時から13時。4時間は教育なので無料。
義務教育ではないがほぼ全ての子供が利用。
カリキュラムに則った教育が行われている。
学校への進学をシームレスにするのが最大の効果。
プレスクールの教員は大学卒業以上の資格が必要。などなど。
一人一人に寄り添いながら、教育と保育が共存します。
広々とした園庭です。
夕方からは日本の教育、フィンランドの教育に詳しく、今回の視察の一部もコーディネートいただいたバレ先生のご自宅にお伺いして意見交換。
築100年以上のアパートです。
手作りのベリーパイや、コーヒーなどをいただきました。
いよいよ明日が、最終日、今回の視察の総括をして帰国します。
それではまた。
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