山本ひろふみの一歩、一歩。

京都市会議員山本ひろふみ(伏見区選出・42歳)の日々の雑感、活動の報告等を綴ったブログです。

海外行政調査。(5日目)

2017-09-07 18:09:30 | 他都市調査
人生で初めて、エストニアでの目覚めです。
バルト3国の1番北の国。九州と同じくらいの広さ。1918 年独立、第二次世界大戦終了後、ロシアの統治下に。1991年に再び独立。人口130万人の国です。


朝はタリン市内のschool no21へ。


歓迎の歌を歌っていただきました。


学校では一年ごとに他国について学ぶ事とされており、2016年は日本だったそうです。


日本の歴史。


食文化や、折り紙、漢字などの文化を学びます。


そんなこともあり、表彰状が送られています。


学校には学校の歴史が展示されています。
学校自体は1903年に設立され、当時は男子だけの学校だったとの事。
今の校舎は1918年の独立以後、初めて作られた学校だそうです。
建物は1924年に建てられたものが引き継がれています。
21世紀の教育。というのが学校のスローガンだそうです。


小、中、高の一貫校。1300人が在籍しています。
音楽、英語、IT、ロボット、プログラミングに力を入れているとのこと。
遊びながらプログラミングをする。高校生は理系、社会系、外国語系に分けられる。
ITと昔ながらの勉強法のバランスが難しい。高校生は他の高校の授業を受ける事が出来るなど、大学で学ぶ要素も取り入れている。 などの特徴を伺いました。


小学校2年生のロボットを使ったプログラミングの授業。


小学校2 年生のグループワーク。


中学1年生の音楽の授業。


小学校3年生のインターネットを使って調べる授業。


小学校4年生の音楽の授業。


図書室。


図書室にはパソコンもあります。
授業で使う教科書は図書室から借りる形で利用されます。


小学校4年生のプログラミングの授業。


6年生になるとこれくらいのチップのプログラミングを学ぶそうです。

昼食はレストランでいただき、午後からはタリン市の教育委員会での制度の研修と、意見交換。


子どもに投資するという事は、未来に投資するという事。
海外から評価された秘訣は、連続で頑張って、諦めないこと。
伝統を大切にしながら、新しいものを取り入れている。
校長の裁量が大きい。


エストニアの子供の8割から9割は幼稚園を利用する。
小学校から中学校は義務教育。
高校には8割から9割が卒業する。
専門学校もあり、高校卒業後、大学卒業後も入学できる。
高校卒業後は海外の大学に進学する子どもも多い。
親は学校を選べるので、学校どうしがいい学校づくりに取り組む。


戦略の一つは生涯教育。
学校で先生はただ答えを教えるのではなく、サポートする立場。
ITは先生も試行錯誤。
エストニアではよくコンテストや試験をして、競う事で、子どものやる気がおきる。


校長は教育委員会に評価をされ、その評価は給与にも反映される。
校長は現場の経験も資格も必要ない。マネージャーであり、戦略的なリーダー。でも、現実的には現場経験者がほとんど。
教科書は先生が選んでいるため、タリン市内でも違うこともある。
Eスクールという制度があり、親、生徒、先生がインターネット上で情報を共有する事が出来る。

などなどでした。

フィンランドと共通して言えるのは地域の裁量、校長の裁量が大きい事。
そして、子どもを大切にしているのはもちろんですが、その背景にある危機感を感じます。
ICTの革命が起これば多くの仕事がなくなる。
戦争が始まれば、戦争に負ければ、、、どんな状況になろうと生き抜く力をつけるのは子どもの責任ではなく、親や、大人や、国家の責任であるという責任感を強く感じました。

夕方、16:30初の船に乗り込み再びフィンランド、ヘルシンキへ。エストニアの滞在は19時間でした。

明日はヘルシンキにて、就学前教育や、フィンランド教育の第一人者でもある
バレ氏との懇談などの予定です。


それではまた。


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