山本ひろふみの一歩、一歩。

京都市会議員山本ひろふみ(伏見区選出・42歳)の日々の雑感、活動の報告等を綴ったブログです。

任期満了にあたって。

2019-04-29 22:35:00 | Weblog
本日は4月29日。
巷では平成最後の昭和の日、平成も残すところあと2日などと盛り上がっていますが、私としては平成19年4月の市会議員選挙に立候補させていただき、初当選をさせていただいてから3期12年に渡り努めさせていただいた、歴史と伝統ある京都市会議員としての任期の最終日となりました。
12年前の初登頂以降、右も左も分からぬ中飛び込んだ世界ではありましたが、先輩議員が時に厳しく、時に優しく懇切丁寧に市会議員としての所作を教えてくださいました。
当初、市の職員さんに偉そうにあたった事、他党の議員は政敵であると決め込みぞんざいに接していた事、今では恥ずかしく思い出されます。
一方で、議員としての画一的な完成系は今でも無いと思っています。
それぞれの議員が、役所との距離感、市民との接し方等々、いろんなスタンスを持ちながらその職責に誇りを持ち日々活動しています。
また、政党・会派により立場があり、主張の対立があったとしても、市民の事、京都市の持続的な発展の事を愚直に第一に考え、発言する現実と向き合ってきました。
二元代表制である地方政治。
一方は独任制が重んじられる市長をトップとする執行機関であり、もう一翼を担うのが、合議制を重んじる議長をトップとした議会という立法機関です。
地方議会は色んな考え、色んな立場、色んな経験を持った議員が参加をする中で議論を交わし、考えや見解の相違があろうとも相手を批判・避難する事なく、相手を理解し合意形成を積み上げて行くことが求められます。
その事の難しさも目の当たりにしてきましたが、地方政治が民主主義の学校と言われる所以であり、その中で過ごさせていただいた12年間、議会運営員会の理事、常任委員会の委員長、市会改革委員会の副委員長などのまさに要職を歴任させていただき、経験させていただいた事は、他では決して得られぬ経験であったと思います。
また、活動の中で出会い、議員活動と並行して力を注いだNPO活動、認可外保育事業や認可小規模保育事業からも多くの出会いと、学びを得ることが出来ました。
政党の事を思う時、所属政党は民主党、民進党、国民民主党と党名は変わりましたが、健全な二大政党制を根付かせる。自民党にとって変わり得る政党が必要との信念で走り続けた事は今でも間違っていなと確信をしていますし、その過程で出会った全国の仲間も今では大切な宝物です。
昨日より今日。今日より明日がいい社会であってほしい。
今日より、より良い明日がやってくると信じられる社会を創りたい。
政治を志した時の想いは些かも変わる事はありません。
今後はこれまでの経験や、学びをいかして、政治の立場ではなく、政治の立場ではできない事を実践する事で私の想いをカタチにしていきたいと思います。
具体的に何をするかは全くの白紙ですが、これまでのご縁やいただいたご厚情を大切に生きていきたいと思います。
今、改めて令和の時代を迎えるにあたり、衆議院議員秘書4年間を含め、平成という時代の過半を政治の世界に身を投じて全身全霊を振り絞って走り抜けてきた事を思い直すと、ご支援をいただいた皆様、お世話になった皆様、ご指導いただいた皆様の顔が走馬灯のように蘇ってきます。
至らぬ私をここまでしていただいた皆様にはただただ「ありがとうございました」という感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございました。
平成31年4月29日
京都市会議員 山本ひろふみ