yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『運命じゃない人』

2018年09月30日 | 映画

第14回PFFスカラシップ作品 映画『運命じゃない人』予告編

今週の映画はこれ。「アフタースクール」の内田けんじ監督の処女作。

婚約破棄して自分の居場所がなくなってしまった桑田真紀。
お人好しで、ちょっと人付き合いが下手な宮田武。
宮田武の友人で私立探偵をしている神田勇介。
事務所の経営に四苦八苦している組長の浅井志信。
女詐欺師で世渡り上手な倉田あゆみ。

この5人が織りなすたった一晩の悲喜こもごもを
それぞれの視点で紡ぎ出す。

*  *  *

カンヌ映画祭の4つの批評家賞をゲットしたのもうなずけるね。
入念な脚本を少しほのぼのとしたタッチで演出しているから
安心して観ていられるしね。
張り巡らされた様々な伏線が予想もしない展開でバッチリと合った瞬間、
観客はきっと総立ちで拍手を送るでしょう。

*  *  *

それぞれの視点から描くというのは、
タランティーノ監督の「パルプフィクション」や「ジャッキーブラウン」と同じ手法だから、
ちょっと「二番煎じ」感がないわけでもないんだけど、
こういうお話って
真似しようと思ってもそうそうできるわけでもないからね~。
んで、
登場するキャラクターや映画の雰囲気もまるっきり違っているので、
また違った作品としてきちんと楽しめる。

*  *  *

内田けんじ監督は「1度目よりも2度目、3度目の方がより楽しめる、何度見ても楽しめる映画にしたい。」とのコメント。
確かにそういう出来に仕上がっています。
何度見ても新しい発見ができそうな映画。
観てない人には是非ともお勧めしたい逸品です。

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手術終了。

2018年09月28日 | たわごと、ひとりごと

5月ごろからず~っと「膝が痛い」と訴えていた息子。

部活がハードなせいで負荷がかかっていたんだろうと思ってた。

整形外科でレントゲンを撮っても異常なしだったから、

「おそらく棚障がいだろう」とのことで

部活のラストゲームまで出場した。

そのラストゲームでさらに痛め、同じ整形外科に行っても

「時間がたてば痛みも治まるでしょう」とのことでしばらく過ごしてた。

けど、

いっこうに治る気配がない。

ボク自身もひざのけがで5年ほどは痛みがずっと続いた経験があるので

「そんなもんだろう」とそんなに気にも留めなかったのだけれど、

息子がどうしてももう一度検査をしたいというから、

9月に入り、

今度はレントゲンではなくMRIで調べてみたところ

どうやら「半月板損傷」だったらしい。

 

手術ができる病院を紹介してもらってそこのスポーツ専門ドクターに診察してもらったところ、

「損傷は軽め」

「この程度なら手術しない人もいるがどうするか?」

とのこと。

この痛みがずっと続くのが嫌だからということで手術することになって、

昨日退院した。

「しばらくの間、膝を曲げちゃいけない、足先を床に付けちゃいけない」

と言われており、

トイレをするにしても、シャワーを浴びるにしても相当しんどい状態。

一度、入院中バランスを崩して足をついたらしいんだけどメチャクチャ痛かったらしい。

医者からも「縫合箇所が破れたかもしれないが、そうだったとしても今さらまた手術し直すわけにもいかない」と脅され

痛みが増した息子は「もうダメだ~、また破れちゃったかも~」と半泣きの顔に。(笑)

「ちょっとついたくらいじゃどうにもならないよ」

と慰めにもならないような根拠のないボクの言葉にも

当然のことながら安心するわけもなく、

「これなら前の方がよかった」とぼやくことしきりの息子。(笑)

まあ、でも、

普通に歩けるようになったら

「手術して良かった」ときっと思うはずだから、

それまでの我慢だね~。

何をするにしても介助が必要だから、

仕事をしながらのサポートは結構大変だけど、

してやれることはこれくらいしかないからね。

一番大変なのは痛みを感じている本人だろうから

「がんばれ~」というということでサポートをしていくつもり。

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ちりも積もれば~。

2018年09月26日 | 国際・政治

黙っていても事態は好転しない。

黒人差別もアパルトヘイトも

理念だけじゃ何も変わらなかった。


変えたのは、


理不尽なことに対する一人ひとりの抗議行動。

みんなで一斉に声を挙げれば必ず事態は好転します。


一人ひとりの声は小さくとも

少しずつその声を集めれば、

それはとても大きな力になるのです。

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映画『アフタースクール』

2018年09月24日 | 映画

『アフタースクール』 予告篇

今週の映画は「アフタースクール」。
まずはシネマトゥデイさんの解説を。

長編デビュー作『運命じゃない人』がカンヌ国際映画祭4部門を受賞したほか、多数の映画賞に輝いている内田けんじ監督による新感覚エンターテインメント。30代になった、かつての同級生たちが織り成す“大人の放課後”を、細部まで練り込まれた脚本と巧みな構成で描く。映画やテレビ、演劇と各界から注目を集めている大泉洋が主演を務め、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子など実力派キャストが共演。予測不可能な展開で観る者を翻弄(ほんろう)する内田監督の手腕が光る。

ついでにあらすじも。

母校の中学で働く教師、神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は、神野の幼なじみで今は一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。

*  *  *

いや~これは本当に面白かったな~。
コメディという割には笑える部分は少なかったけれど、
キチンと練られた脚本と演出には感心した。
こういうのって邦画ではなかなか見られないからね~。
まあ、
洋画でもこれくらいのレベルになると
なかなかお目にかかれないくらいの練られた脚本だと思う。

*  *  *

最初から途中までずーっと何がどうなっているのか視聴者にはわからないまま話は続いていく。
でも、
これも探偵役である「島崎(北沢)」視点なので全く違和感はないし、
話の中にグングン引き込まれていく理由でもある。

*  *  *

ただ惜しむらくは、
その「仕掛け」のネタバレがちと早すぎたこと。
その仕掛けの謎でお話を引っ張ってきたので、
その後は単なるエピローグのように感じてしまい、
「やたらと長いエピローグが続く」という印象になってしまっていたのが残念なところ。


これは編集に問題ありだね~。


この「仕掛けのネタバレ」をもう少し後に持ってくれば、
カンヌやベネチア、米国アカデミーで受賞してもおかしくないくらいの
高い評価が得られたと思うよ。
あと、
もうちょい笑いのエッセンスが欲しかったかな~。

*  *  *

そういう部分はあるけれど、
それらを差し引いたとしても、なかなかイケる作品でした。
観てない方は是非とも一度ご覧あれ~。
おススメの逸品です。

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TV局にお勤めの皆さまへ

2018年09月24日 | 国際・政治

【TV局にお勤めの皆さんへ】

本当に国のことを思う気持ちがあるのなら、

締め付けは厳しいだろうが

今こそ立ち上がってほしい。


TVという媒体も「権力と闘うジャーナリズム」なのだとの自覚を、

しっかりと持っていただきたいです。


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