アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『ラブ★コン』第14巻/中原アヤ

2010-03-03 | 少女漫画
 
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相手プロやん
そんなん
信じられるもんも
信じられへんようなるわ



大谷の最後の目撃情報がおっぱい星人の家だと聞いて彼氏を問い詰めるリサ。「しゃーないやろ?」としか答えない大谷。
大谷あんた あの人にだまされてんねんで!!

ところがじいちゃんがちんちくりんに送ったのはええ乳の瞳さんではなく、スレンダーで貧乳の愛ちゃんだとじいちゃん本人の口から聞かされ、その愛ちゃんは人違いしてラブリーコホリンこと小堀くんから金品を巻き上げていた!(笑)
自分はカン違いしていたと、瞳さんに涙を浮かべて平謝りするリサ。一日一時間睡眠でバイトかけもちしながら、失踪した婚約者が残した借金を返しているという身の上話を信じ込んで心から同情してしまう二人。
ほんまに天然の大谷の、さりげない優しさで誰でもすきになってしまうと身をもって知っているリサは、自分が大谷の代わりに瞳さんを怪しく優しく癒そうと決心するが、じいちゃんからその瞳さんは実は愛よりタチの悪い五ツ梅だと聞かされる。
その瞳さんから、大谷には内緒で会いたいとメールが届く。じいちゃんが買ったのか、いやまさか、でもわりと高そうな瞳さんのマンションで、切らしてるお茶を買ってくると待たされるリサ。その隙に上がり込むチンピラ。取り乱すじいちゃんから孫を助けてくれと懇願される大谷、駆け付けると部屋から聞こえてくる悲鳴!

大谷はやさしいけど、自分だけは特別なんだとリサが確認できるほのぼのエピソードでした。

あと、じいちゃんのパソコンの梅DATAフォルダの中に何故か「せいこ」ちゃんがいた(笑)

しかし相変わらず大谷との仲を認めてくれないおじいちゃん。女にだまされるような男はあかん、身長が気に入らん…。
そんなじいちゃんが買いすぎたと言って無造作に大谷に手渡した「うさぎせんべい」の包み。その意味を知らないリサは、じいちゃんがいると大谷を家に呼べないと、どっか行ってよと追い出そうとする。どっこも行かんとそっぽを向くじいちゃん、それなら自分が出て行くと、家出してしまうリサ。
じいちゃんがくれたうさぎせんべいが一日20箱限定の貴重品だったと知った大谷は、リサの家族から捜索を頼まれ、「退屈せんでええわ」と笑顔で引受ける。
誰かが迎えにきてくれるのを待っている、家出中のリサ。探しにきてくれた大谷にもうじいちゃんには文句を言わせない、ジャングルジムの上から飛べと言われて、二人仲良くすっ転んで、デートの約束をする。

リサに何度もふられ、寂しさからハーレムを作ってしまっている遥はウケた。9人の彼女たちが遵守している「遥くんの彼女のための5つのおやくそく」(笑)
遙が途中で捨てた、彼女たちが代わりに仕上げてくれたマフラー。おやくそくの「5」は「遥くんが誰よりだいすき!」。



お薦め度:★★★☆☆
おお、あと3巻買えば完結じゃないか。
連載開始から最終回まで全編通して読んだ作品はまだないんですが、私は中原アヤ作品が大好きです。
世の中は理不尽で、思い通りにならないことも多いけど、困難には正面から立ち向かい、嫌なことや悲しいことはギャグにしてしまって笑い飛ばせばいい。
六代目三遊亭圓楽を襲名した楽太郎に対する尊敬にも似た感情を、中原アヤには抱きます(褒め過ぎか?)。本人はダウンタウンが好きなようですが、いずれにせよ中原アヤは、つらいことを笑い話にしてしまう天才です。
遥もあれはあれで意外と幸せなんじゃないでしょうか(笑)

とにかく中原アヤの漫画が何か読みたくて、手元に『ナナコロビン』のラスト3回分が載ってる別マがあるので読み返しました(2008年12月号~2009年2月号)。




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2 コメント

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Unknown (yuyu)
2010-03-03 20:58:49
>Wrlzさん

今にして思えば、遥は、「君に届け」でいう「風早くんは みんなのもの同盟」と似てるように見えました。
モテる男子は、スゴイです。

私も、中原先生のギャグセンスはイイと思います!
昔の「はいからさんが通る」を思い出しちゃいます(^-^)
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中原アヤ (Wrlz)
2010-03-03 21:34:14
>yuyu様

「風早はみんなのもの同盟」に確かにちょっと似てますね。

中原アヤ作品はいずれ全作制覇する予定です!コミックス全部買う!
もうほんと、このセンスは「尊敬」の域です。
で、けっきょく私の結論は「『ベリー ダイナマイト』がもっと正当に評価されてほしかった」という処に落ち着いてしまうのです(笑)

『ナナコロビン』は最初のほうを読んでないのですが、もし長期連載になっていたら「21世紀版はいからさんが通る」になっていたような気もします。
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