アルバニトハルネ紀年図書館

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『NANA-ナナ-』第3巻/矢沢あい

2010-10-18 | 少女漫画
 
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結局気になって、続きを購入。やはり面白い。

ナナの歌声の虜になった奈々は、メンバー募集の貼り紙を描いて、あちこちに貼りまくる。章司のバイト先に奈々の妄想の産物「サチコ」と同じ名の川村幸子が現れた頃、奈々の店に貼り紙を見たと言う美少年が現れ、ナナの歌とノブのギターと、応募してきた美少年のベースの奏でる音に、奈々もナナも息を呑む。
トラネスのレンを尊敬(リスペクト)していると答えた彼を迎え入れるためにナナの出した条件、「レンを越えてね」に、もちろんそのつもりだと答えるシン。ご褒美が欲しいかとナナにキスされた奈々は、その時の憧れをとても幸福な初恋のようだったと振り返る。

しかし目標も無く上京した奈々の東京での暮らしは甘くなく、章司は現実の幸子に対して本気になってしまう。
自分の作った「ブラスト」が心配で夜も眠れないと、東京に来てくれたヤス。奈々は再就職にも難儀するが、ナナは望んでいたドラムも揃いライブも決まり、奈々の目にはあとは夢に向かってまっしぐらに見えた。スタジオで四人が奏でる音楽に奈々は夢中になり、章司のバイト先でその子が彼の浮気相手だとは知らず、幸子と出会ってしまう。動揺してグラスを落とした幸子にハンカチを譲る奈々は、なぜ彼女が涙をこぼすのか理解できず、それを見ていた章司は、奈々に話があるのであとで家にいくと告げる。

あの夜
もしもナナが一緒にいてくれなかったら
あたしは身投げして多摩川の底に沈んでたと思う
本気で そう思う



お薦め度:★★★☆☆
「人間ってこんなにバカなの?」と思わされるけど、私は奈々や章司を軽蔑できません。むしろ共感してしまう。
人は可能性と同じくらい、愚かさも持っている。人生で一度も「私/オレってカッコイイ」と自分に酔わなかった人がいるとは言わせない(笑)


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