アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『マンガと私』

2009-01-21 | 今日は旧暦のエイプリルフールです
 
セレブの家に生まれ、なんの才能も特技もなかった主人公Aが漫画を通して様々な商売を始め、日本の大統領になるまでのサクセスストーリーを綴った一冊です。
貸本漫画時代の貧しい生活、アシスタント時代の苦労、コミックマーケットでの出会い、そして漢字が読めなくてバカにされた若き日々。主人公自身も、まさか自分が日本の大統領になれるとは思いもよらなかったと語っています。
彼の運命を変えた一冊、『ローゼンメイデン』。
その漫画に出会った主人公は、将来漫画喫茶を経営するためにとにかく沢山の漫画を読み始めます。しかし『ゴルゴ13』の単行本にはルビ(ふりがな)が無く、読めない漢字が沢山あり、苦労は続きます。

すっかりマンガに魅せられた主人公は、商業誌掲載作だけでは飽きたらず、同人誌即売会「コミックマーケット」にも参加するようになります。会場に毎回足を運び、男性向け創作やBL本を買い漁る主人公は、いつしかコスプレするまでに腐ります。
ある年、貴族院のコスプレをしてコミケに参加した主人公に運命の出会いが訪れます。芸能プロダクションの黒ィせぇるすまんに「まるでホンモノの政治家のようだ。本格的にメジャーデビューを目指してみないか」とスカウトされ、その男の経営するイメクラで働き始めます。
そんな主人公が何故日本の大統領になれたのか、今世紀最大の謎に迫るノンフィクション・シンフォニック・ゴシック・フルオーケストラ・デスメタル・ドキュメンタリーです。

巻末のインタビューで主人公は語ります。
「私が大統領になれたのはマンガのおかげだ。マンガがなかったら私はただの平凡な金持ちで一生を終えていただろう。」。
そして本書はこう締めくくられます。
「給付金はマンガを買うために盛大に使って下さい。」。

ISBN 49895656G1214
1,560円+さもしい税5%

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2 コメント

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Unknown (Jing*3)
2009-01-21 19:42:14
ちょwwwwww
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感動した本 (Wrlz)
2009-01-21 19:44:32
>Jing*3様

主人公の一生懸命さに、読んでいて涙が止まりませんでした(笑)
返信する

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