わまのミュージカルな毎日

主にミュージカルの観劇記を綴っています。リスクマネージャーとしての提言も少しずつ書いています。

紹介文を紐解く「東京・新国立劇場において日本語版として初演」

2011年06月14日 | 太平洋序曲2011年公演
東京都渋谷区にある新国立劇場に行かれたことがありますか?初台駅に直結しているので、雨が降っても濡れずに行かれる劇場なのですが、この「初台」が曲者。どうして、もう少し新宿寄り(新宿駅から歩ける範囲)に創らなかったのか、と思うのです。
この話はこれぐらいにして、新国立劇場で何度も「ミュージカル」を観ていましたが、それは外部公演だったそうです。
確かに、私も「新国立劇場」はオペラとバレエの劇場というイメージでした。
新国立劇場の制作で「ミュージカル」を上演したのは、この「太平洋序曲」が初めてだったのです。
私にしても、小劇場は初めての空間。ミュージカルと言えば、大きい劇場で華やかにが多いので、「小劇場で、ミュージカル???」という思いでした。
ソンドハイム氏の作品と言えば、難曲ぞろい。今までに、聞いた曲で日本語として理解できた曲はない、と言っても過言ではないほど、翻訳が難しい作品を作っているという印象でした。そのソンドハイム氏が日本を描いた作品を作っていたとは全く知りませんでした。

頭の中が「???????」のまま、新国立劇場小劇場に足を踏み入れて・・・・・

「アッ!!!!!!」

そこには、日本があったのです。

この感覚は、きっと、今回も感じて頂けるはずです。

その上300人ぐらいの座席数。
まるで、時代劇に出てくる田舎の芝居小屋のよう。

橋本邦彦さんの翻訳が素晴らしかったのでしょう。この「太平洋序曲」がブロードウェイ・ミュージカルであることをすっかり忘れ、日本を感じ、日本を見つめた3時間となりました。

その後、数々日本人が作ったミュージカルを観ましたが、「太平洋序曲」ほど「日本」を感じた作品はありませんでした。

そんな「太平洋序曲」ですが、世界中で上演されているのです。また、この点については、別の記事で触れることにします。

さて、「神奈川芸術劇場」での初ミュージカルもこの「太平洋序曲」。
大成功間近いなしですね!!!
今度は、横浜から、アメリカだけではなく、ヨーロッパへも旅立って下さい。


追伸
この記事を書くために、00年と02年のプログラムを読みました。
写真を見て・・・皆さん若い・・・苦笑。
対談やアメリカ公演の記事を読んで、不覚にも涙が・・・
本当に、いろいろありましたね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿