コンドルの系譜 ~インカの魂の物語~

制圧者とインカの末裔たちとの戦いの物語

コンドルの系譜 第九話(1055) 碧海の彼方

2015-05-27 01:18:25 | 碧海の彼方

雨音に負けじと己に向かって声を張りながら、雷雨の壁の向こうから近づいてきた若武者のシルエットの方を、ハッとアパサも振り向いた。


と見るや、アパサの鋼のように強靭な腕が、近づいてきた若者の胸倉に、いきなり掴みかかった。


「ア、アパサ殿?!」


その若者アンドレス――彼は、トゥパク・アマルの指示で、アパサに休戦を促す伝言を携え、懸命にアパサを探し出し、やっとのことで彼の元に辿り着いたところであったのだが――は、アパサに本気で首を締め上げられて目を白黒させている。


一方、アパサは泥鼠のようになった顔をアンドレスの鼻先に齧(かじ)りつきそうなほど近づけ、グワッと鋭い歯を剥き出して、がなり出した。


「アンドレス!! 


おまえ、今までどこにいた?!


おまえも、トゥパク・アマルも、大事な戦いの最中には、まるで影も形も見えやしねぇ!


それが、今頃になって呑気に現われやがって。


どこかで高いびきでもかいて、眠りこけていたんじゃねえだろうなっ?!」


「も、申し訳ありません


トゥパク・アマル様も、俺も敵の砦の中にいました。


砦の中でもいろいろあったんです。


詳しいことは後で話しますから今は休戦をと、トゥパク・アマル様からの伝言で……


もの凄い剣幕で捲(まく)し立てられ、強く首を締め上げられたまま、アンドレスは息絶え絶えに声を絞り出した。


だが、アンドレスの胸倉を掴んでギリギリ締め付けるアパサの指は緩まない。


「あの重要な局面で、俺とビルカパサだけに戦わせやがって。


アラゴンを取り逃がしたのも、おまえたちの責任だぞ!」


雨水さえも弾き返さぬばかりの激昂のオーラを燃え立たせ、吐き捨てるように言い放ったアパサに喉元を抑え込まれたまま、アンドレスは、弁明することはおろか、呼吸さえもできずに顔色を失っていく。


そんなアパサとアンドレスの方へ、ついにアパサの部下たちが見かねて飛び込んできた。


「アンドレス様、しっかりなさってください!」


「お頭(かしら)、放してやってください!


ほんとに死んじまいますよ!!」

 

アパサの部下たちが、アパサとアンドレスの間に寄って集(たか)って割って入って、やっとのことで二人を引き離した。

 

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≪トゥパク・アマル≫(インカ軍)
反乱の中心に立つ、インカ軍(反乱軍)の総指揮官。
インカ皇帝末裔であり、植民地下にありながらも、民からは「インカ(皇帝)」と称され、敬愛される。
インカ帝国征服直後に、スペイン王により処刑されたインカ皇帝フェリペ・トゥパク・アマル(トゥパク・アマル1世)から数えて6代目にあたる、インカ皇帝の直系の子孫。
「トゥパク・アマル」とは、インカのケチュア語で「(高貴なる)炎の竜」の意味。
清廉高潔な人物。漆黒長髪の精悍な美男子(史実どおり)。

≪アンドレス≫(インカ軍)
トゥパク・アマルの甥で、インカ皇族の青年。
剣術の達人であり、若くしてインカ軍を統率する立場にある。
スペイン人神父の父とインカ皇族の母との間に生まれた。混血の美青年(史実どおり)。
ラ・プラタ副王領への遠征から帰還し、現在は、英国艦隊及びスペイン軍との決戦において、沿岸に布陣するトゥパク・アマルのインカ軍主力部隊にて副指揮官を務める。

≪アパサ≫(インカ軍)
隣国「ラ・プラタ副王領」の豪族で、トゥパクの最も有力な同盟者。
「猛将」と謳われる一方で、破天荒で放蕩な性格の持ち主だが、実は、洞察と眼力が鋭く、全体をよく見通している。
かつてアンドレスを戦士として鍛え上げた恩師でもある。

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コンドルの系譜 第九話(1054) 碧海の彼方

2015-05-23 19:02:16 | 碧海の彼方

にわかに兵を退(ひ)きだしたアラゴン軍を逃がしてなるかと、アパサ軍の兵たちが追撃態勢に入っている。


敵味方が激しく入り乱れた接近戦と化していたため、いざや退くとなっても、それはアラゴン軍の兵たちにとって容易いことではなかった。


だが、今や戦場は、水煙が立ち上るほどの酷い土砂降り状態である。


天から叩きつける雨脚は、鉄壁の水のカーテンとなって、数センチ先の視界さえも遮断する。


それでも、アパサは、戦場を駆け回って執拗に敵兵を追い求め、さして大柄でもない肉体のどこから湧き出るのかと思えるほどの猛烈なパワーで、特大の戦斧を振るっていた。


しかし、さすがのアパサも、狂ったように降りしきるゲリラ豪雨の中で敵兵を次々に見失い、奥歯をギリギリと噛み締めて厳つい双肩をわななかせている。


彼は、強度の憤激のために、野生児のような散切り頭の髪を逆立たせ、天を仰いで吠え上げた。


「おい、雨っ!!!


おまえは俺たちの味方なのか、それとも、敵どもの味方なのか?!


もうちょいで副王直下の大敵を完全に打ちのめすことができたってのによぉ!!」


とはいえ、どんなに天に向かって管巻(くだま)いてみても、この悪天候の中で、これ以上の戦いの続行は、味方の兵のためにも無理があると、さしものアパサ自身も察していた。


そう理屈では分かっていても、腹の底では、自軍が優位であったという思いがあるだけに、アラゴンを取り逃がした上、このような中途半端なかたちで戦さの続行が困難になってしまったことが口惜しくてならなかったのだ。


そのようなアパサの耳に、ゴウゴウと滝のように唸る雨音の向こうから、聞き覚えのある若者の声が懸命に呼びかけているのが聞こえてきた。


「アパサ殿!!


そこにいるのはアパサ殿ですよね?!


ああ、やっと見つけました。


この豪雨だし、誰も彼もが泥だらけだし、探すのに難儀しました。


とにかく、やっとお会いできて良かったです。


俺です、アンドレスです!

 

トゥパク・アマル様の伝令でまいりました」

 

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≪トゥパク・アマル≫(インカ軍)
反乱の中心に立つ、インカ軍(反乱軍)の総指揮官。
インカ皇帝末裔であり、植民地下にありながらも、民からは「インカ(皇帝)」と称され、敬愛される。
インカ帝国征服直後に、スペイン王により処刑されたインカ皇帝フェリペ・トゥパク・アマル(トゥパク・アマル1世)から数えて6代目にあたる、インカ皇帝の直系の子孫。
「トゥパク・アマル」とは、インカのケチュア語で「(高貴なる)炎の竜」の意味。
清廉高潔な人物。漆黒長髪の精悍な美男子(史実どおり)。

≪アンドレス≫(インカ軍)
トゥパク・アマルの甥で、インカ皇族の青年。
剣術の達人であり、若くしてインカ軍を統率する立場にある。
スペイン人神父の父とインカ皇族の母との間に生まれた。混血の美青年(史実どおり)。
ラ・プラタ副王領への遠征から帰還し、現在は、英国艦隊及びスペイン軍との決戦において、沿岸に布陣するトゥパク・アマルのインカ軍主力部隊にて副指揮官を務める。

≪アパサ≫(インカ軍)
隣国「ラ・プラタ副王領」の豪族で、トゥパクの最も有力な同盟者。
「猛将」と謳われる一方で、破天荒で放蕩な性格の持ち主だが、実は、洞察と眼力が鋭く、全体をよく見通している。
かつてアンドレスを戦士として鍛え上げた恩師でもある。

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コンドルの系譜 第九話(1053) 碧海の彼方

2015-05-20 18:02:19 | 碧海の彼方

エドガルドは、まだ己の傍に控えていたアレッチェの親衛隊長に、低く囁きかける。


「そなた、アレッチェ殿の親衛部隊を率いるドロテオ、と申したな?


さすがに我が国きっての精鋭揃いと誉れ高い親衛部隊だけある。


 
見事な変装ぶりに、わたしもすっかり騙されたぞ」


 
「はっ、畏れ入りまする」


 
「それで、砦のアレッチェ殿は、いかがされている?」


 
「はっ、それが、我らにアラゴン様の救出を命じた後のアレッチェ様の動向は、我らも掴めておりません」


 
「そうか。


アレッチェ殿自身のための親衛部隊員まで我らのために繰り出させてしまうことになろうとは、アレッチェ殿には、誠に申し訳の立たぬことをした。


戦況がここまで我らに不利になった今、アレッチェ殿の安否が案じられる」


さんざん泥溜まりの中に体を沈められ、普段の優美な風貌は見る影もない姿ながらも、エドガルドは大地の上に毅然と立ち上がると、再び長剣を身構えた。


今もインカ兵に成りすましたままのドロテオと互いの武器を交えて戦っている様子を演じながらも、エドガルドは素早く相手の耳元に顔を寄せ、鋭い口調で語を放つ。


 
「今の状況では、我らは火器を使えぬ上、あまりの悪条件の中、被害も消耗も激しすぎる。


 
対するインカ兵たちは、身体能力も持久力も我らに勝り、このような混戦状態の肉弾戦こそ彼らの得意とするところ。


もはや我らにとって勝機の見えぬ戦いは無用。


これ以上の犠牲を出すよりも撤退をするが、今は賢明。


アラゴン王子さえ無事でいてくれれば、今一度、態勢を立て直し、再起の時を窺うのが得策であろう」

 

天駆ける稲妻の雷光を浴びて、緑碧色の瞳を炯々と青光りさせて言うエドガルドに、ドロテオもグッと顎を引いて応じた。

 

「御意――!」

 

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≪トゥパク・アマル≫(インカ軍)
反乱の中心に立つ、インカ軍(反乱軍)の総指揮官。
インカ皇帝末裔であり、植民地下にありながらも、民からは「インカ(皇帝)」と称され、敬愛される。
インカ帝国征服直後に、スペイン王により処刑されたインカ皇帝フェリペ・トゥパク・アマル(トゥパク・アマル1世)から数えて6代目にあたる、インカ皇帝の直系の子孫。
「トゥパク・アマル」とは、インカのケチュア語で「(高貴なる)炎の竜」の意味。
清廉高潔な人物。漆黒長髪の精悍な美男子(史実どおり)。

≪ホセ・アントニオ・アレッチェ≫(スペイン軍)
植民地ペルーの行政を監督するためにスペインから派遣されたエリート高官(全権植民地巡察官)で、植民地支配における多大な権力を有する。
ペルー副王領の反乱軍討伐隊(スペイン王党軍)総指揮官として、反乱鎮圧の総責任者をつとめる。
有能だが、プライドが高く、偏見の強い冷酷無比な人物。
名実共に、トゥパク・アマルの宿敵である。 

≪エドガルド≫(スペイン軍)
副王の嫡男アラゴンへの絶対的忠誠を誓う腹心の部下。
スペイン王党軍を統率するアラゴン王子の副官でもある。

≪ドロテオ≫(スペイン軍)
スペイン軍総指揮官ホセ・アントニオ・アレッチェの親衛部隊長。
危機に瀕したアラゴン王子を救出すべく、インカ兵に扮してアラゴンやエドガルドの元に馳せ参じた。

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コンドルの系譜 第九話(1052) 碧海の彼方

2015-05-19 20:28:24 | 碧海の彼方

しかし、叫んでいたアラゴンの声は、即刻、有無を言わさぬ沈黙の中に押し込められた。


蒼白になりながら、泥水の中で死んだように息を潜めて見守るエドガルドの朦朧とした視界の中で、アラゴンは、インカ兵に扮したアレッチェの親衛隊員たちに、大きな麻袋を鎧ごとスッポリ被せられて、さらに、その麻袋の表面には、辺りの水溜りから跳ね上げた泥をかけられ、すっかり闇色の物体に仕立て上げられていた。


睡眠薬でも嗅がせられたのか、麻袋の中のアラゴン本人も、もはや何をされても小声ひとつ漏らさない。


そのアラゴンを包んだ大袋を、特に図体の大きい親衛隊員たち数名が、インカ兵を装った姿のまま、筋骨隆々たる腕で横向きに――つまり、アラゴンの体が水平になるような向きで――ガッチリ抱え込んだ。


かと見るや、彼らは、その格好で雑踏の中に身を沈め、夜闇と雷雨に全身を紛らせながら、敏速な足取りで戦場の外に向かって走り去っていく。


全ては瞬時の出来事であったが、一連の成り行きを息を殺して見守っていたエドガルドにとっては、永遠にも思える長い時だった。


一目散にアラゴンを運び去っていく一団の後ろ姿が見えなくなると、彼は、やっと泥の中から身を起こして、深く息をついた。

 

先ほどアラゴン王子が声を荒げた時には肝を冷やしたが、王子がインカ兵たちに見咎(みとが)められて仕留められてしまう前に、アレッチェの親衛隊員たちの強引ながらも迅速な立ち回りによって、辛うじて脱出をはかれたことには、さすがに安堵の思いがあったのだ。

 

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≪トゥパク・アマル≫(インカ軍)
反乱の中心に立つ、インカ軍(反乱軍)の総指揮官。
インカ皇帝末裔であり、植民地下にありながらも、民からは「インカ(皇帝)」と称され、敬愛される。
インカ帝国征服直後に、スペイン王により処刑されたインカ皇帝フェリペ・トゥパク・アマル(トゥパク・アマル1世)から数えて6代目にあたる、インカ皇帝の直系の子孫。
「トゥパク・アマル」とは、インカのケチュア語で「(高貴なる)炎の竜」の意味。
清廉高潔な人物。漆黒長髪の精悍な美男子(史実どおり)。

≪アラゴン≫(スペイン軍)
スペインの植民地であるペルー副王領を統治する副王ハウレギの息子。
反乱鎮圧に手こずる軍に痺れを切らした副王により派兵されたスペイン王党軍を統率している。

≪エドガルド≫(スペイン軍)
副王の嫡男アラゴンへの絶対的忠誠を誓う腹心の部下。
スペイン王党軍を統率するアラゴン王子の副官でもある。

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コンドルの系譜 第九話(1051) 碧海の彼方

2015-05-09 17:51:53 | 碧海の彼方

泥水溜りの中に押し倒され、羽交い絞めにされて、矢のように真上から降りつけてくる雷雨に全身を打たれながら、混乱する意識の中で、エドガルドは目を剥いたまま絶句している。

 

確かに、ドロテオと名乗った相手の今の言葉通り、全身に褐色の泥土をこすりつけて、鈍器を携え、貫頭衣を身に纏ってはいるが、すぐ直近で良く見れば、その人物は、まぎれもなくスペイン兵の一人であった。


アレッチェの親衛部隊長であるというドロテオが率いる周囲の「敵兵」たちにも素早く目を転じれば、先ほどは野蛮なインカ兵にしか見えなかった一団の者たちも、そう分かってみれば、なるほど、皆、スペイン人に相違なかった。


彼らの人数がいかほどかは数えようもなかったが、少なくとも数十人か、いや、百人を超えているかもしれないとも思われた。


インカ兵に扮した彼らは、いかにもエドガルドを捕えて攻撃しているかのような素振りを見せながらも、『エドガルド様、今は全てを呑んで、ご容赦ください』と、自分に懸命に視線で詫びている。


屈辱を通り越して驚愕しているエドガルドが、泥の中に打ち倒された状態のまま、今度はアラゴン王子の方に目をやれば、案の定、アラゴンも、己と同じく、インカ兵に扮したアレッチェの親衛部隊員たちに、その身を「拘束」されていた。


エドガルド同様、アラゴンも、荒っぽく馬から蹴落とされて、泥の中に鎧ごと身を沈めさせられている。


力任せに身動きを封じられたアラゴンの鎧に鈍器を打ちつけるような振りをしながら、アレッチェの親衛隊員たちが、アラゴンの耳元に何かを懸命に訴えかけている。


だが、アラゴンは、エドガルドとは異なり、このような方法にはどうしても納得しかねるようだ。


「こんなやり方で、尻尾を巻いて戦場から逃げ出せと、わたしに言うのか?!


ええい、放せい!!


身を隠して遁走(とんそう)するなど――…末代までの恥となろうぞ!


それぐらいなら、敵兵の手にかかり、堂々と討死する方がまだマシだ!!」

 

 

激怒したアラゴンのヒステリックな喚き声が、今やこの戦場全体を席巻(せっけん)している本物のインカ兵たちの耳に届くのではないかと、エドガルドの心臓は凍りつく。

 

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≪トゥパク・アマル≫(インカ軍)
反乱の中心に立つ、インカ軍(反乱軍)の総指揮官。
インカ皇帝末裔であり、植民地下にありながらも、民からは「インカ(皇帝)」と称され、敬愛される。
インカ帝国征服直後に、スペイン王により処刑されたインカ皇帝フェリペ・トゥパク・アマル(トゥパク・アマル1世)から数えて6代目にあたる、インカ皇帝の直系の子孫。
「トゥパク・アマル」とは、インカのケチュア語で「(高貴なる)炎の竜」の意味。
清廉高潔な人物。漆黒長髪の精悍な美男子(史実どおり)。

≪アラゴン≫(スペイン軍)
スペインの植民地であるペルー副王領を統治する副王ハウレギの息子。
反乱鎮圧に手こずる軍に痺れを切らした副王により派兵されたスペイン王党軍を統率している。

≪エドガルド≫(スペイン軍)
副王の嫡男アラゴンへの絶対的忠誠を誓う腹心の部下。
スペイン王党軍を統率するアラゴン王子の副官でもある。

≪ドロテオ≫(スペイン軍)
スペイン軍総指揮官ホセ・アントニオ・アレッチェの親衛部隊長。
危機に瀕したアラゴン王子を救出すべく、インカ兵に扮してアラゴンやエドガルドの元に馳せ参じた。

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