うみーのお魚愚痴日記+case

都会のアパートお魚日記 + 日本の水辺の生き物

もくずがに

2006-12-05 00:18:41 | おさかな
書きたいことは沢山あれど、忙しさに負けて簡単に書けるものから
書いていくというダメっぷりを見せる今日この頃、
いかがお過ごしでしょうかうみへびです。

さて、先日のなかがわ水遊園にて『おさかな何でも相談BOX』という
なんでも質問に答えてくれるという素敵な質問箱に入れた質問の
返答が戻ってまいりました。
一週間掛からず戻ってくるのが嬉しいですね。

私が質問したのはモクズガニのこと。


うちのモクズガニ。時々逆さまになって遊んで(?)ます。


質問を要約すると
・当方は埼玉県荒川水系産のモクズガニを飼育している。
 脱皮時に真っ白になった手の毛が数日で茶色くなってしまった。
・なかがわ水遊園で本日見たモクズガニの毛は、多少茶色がかってはいたが
 白色である。
・姫路市立水族館で見たモクズガニの毛は真っ白であった。

・あの白い毛は脱皮時特有のものなのか?
 それとも白い毛を維持する方法があるのか?

というものです。
早い話が、ウチの子は茶色い毛なんだけど
水族館で最近見たモクズガニは白い子が多いので、
何か方法があるの? という感じです。

ちなみになかがわ水遊園の子の紹介。



その質問の返答。回答文をそのまま載せます。

モクズガニは脱皮直後にははさみの脚の毛が真っ白になりますが、
時間が経つにつれて色が変化してしまいます。ご覧になられた当園のモクズガニも
実は脱皮してからあまり日数が経っていない個体です。

はさみ脚の毛は甲羅と同じキチンという物質で出来ています。
どういうメカニズムで変色するのか詳しいことは分かりませんが、
洞窟などにすむ甲殻類は太陽光線が当たらないため、
甲羅にカロチン色素がなく、白色透明の身体をしています。
そういうカニを太陽の当たるところで長時間飼育すると、身体に色素ができて
色が変わると言われていますので、モクズガニも脱皮直後から
太陽の光や蛍光灯の光ができるだけ当たらない暗い場所で飼育すると、
はさみ脚の毛の色が長続きするかもしれません。


とのこと。
つまり毛の色が変わるのは水質などの影響ではなく、
あくまで自然なことなようです。
太陽光などを浴びせなければということではありますが、
既に身体にある色素を薄めるような飼育となるとなかなか長時間で
難しい感じですね。何より気軽に姿を見れないのでは飼育の意味が無い。
小さなモクズガニを捕まえてきて、暗闇でずっと飼育していると
いい感じに白い毛の個体ができるかも~ですが……

やはりあの白い毛は脱皮時のボーナスなのですね。
そんな貴重な状態を水族館二箇所、自宅で見ることが出来た私は
とても運が良いのでしょう。



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