うみーのお魚愚痴日記+case

都会のアパートお魚日記 + 日本の水辺の生き物

新しい武器

2009-11-30 03:44:19 | おさかな
九州から帰ってきた俺。

会社前に多摩川までいってマルタを釣ろうとしたら
既に二日前に堰を越えていってしまったと言われてガックリ。


遠征のほうも行きたかったのだが、
残念ながら足を怪我してしまってそれどころではなかった。



というわけで四月は大人しくせざるを得ず
結局、足が完治する頃にはGWが間近に迫ってきていた。
前年のGWは、大騒動があったので
今回は遊びに行きたいところである。
しかも今年は高速道路がETCで美味しく割引なので
車遠征と洒落込むのもいいではないか。


でも

俺、渋滞だいっきらいなので混むの嫌。



さらに、怪我して動けなかった割りには
特にどこかに行こうかという下調べは
さっぱり行っていなかった。
(足が痛くて考え事とかしてられなかったのもあるが)

さて、どうしたものかな。



それはそうと、九州遠征でスジシマの中型種らしい
魚を採取して写真を撮ったのだが
どうにも俺のデジカメでは
イマイチ綺麗に撮れない。
特徴をカメラにおさめて、
後で同定の資料にしなくてはいけないのに。

それどころか、メダカなどの小さい魚は
ピントが全然あわず、何枚も写真を撮らなくてはならない。
画像確認窓も小さすぎてまともに撮れてるか判別できず
家に帰ってPCに画像を落として確認をしなくてはいけない。

原因として、もちろん俺の腕が悪いのは承知だが
デジカメが古いというのもまああるっちゃあある。
ちなみに俺が使っているデジカメは
SONYサイバーショットのDSC-U20という
200万画素のものである。
電池式なので遠征先で充電切れという
事態が起こらないのが特徴だが
その分電池を現地のダイソーで大量購入せねばならない。

というか200万画素って、いまの気の利いた携帯のが
よっぽど綺麗な写真撮れねーか?


というわけで、新しいデジカメを購入した。


※画像は公式サイトより拝借

ペンタックスのOptioW60だ。
防水のデジカメが欲しかったのでこれに決めた。
送料とメモリーカード混みで2万円。
ククク……これで水没しても大丈夫……



早速、うちの水槽の魚を撮ってみるが
動きが速くてぶれてしまう。
これは俺の腕が悪いか、それか俺が使いこなせてないのか。
みんなのような、水槽の魚の綺麗な写真が撮りたいものだ。

とりあえず

ゴールデンウィークはこのデジカメで写真を撮ろう。



さあ、ゴールデンウィークは遠征だ!!



帰るぞ九州! 俺は十分頑張った!!

2009-11-28 17:26:13 | 九州遠征
渋滞に捕まりつつ戻ってきた俺たちは
最後に、佐賀県のあるお店へとやってきた。


福岡・佐賀で淡水魚ファンをやってる人なら
結構知ってるんじゃないかってほど有名なお店。
地方版だが新聞にも何度か掲載されたケーキ屋さんだ。

ここのご主人が魚好きで、店の隣の敷地に
水槽を幾つも置いて、近くの魚で採れる魚を
飼育・展示しているのだ。
仕事が終わった後に投網を打つナイスなマスターだ。

「佐賀県の淡水魚」に掲載しているので存在を知り
一度来て見たかったのだがどうにも都合が付かず。
そんな話をしたら、CB御殿さんが連れて行ってくれたのだ。



店主に挨拶をして水槽を見せてもらうことに。
何とも見事な水槽小屋。
立派なカムルチーやいろんな魚が
いくつかの水槽に分けられて飼育されている。

しかしヤマノカミは居なかった。
毎年梅雨の時期に採取して、冬まで飼育するんだとか。
ヤマノカミがみたいなら
その飼育期間内に行かないといけないわけだ。
俺は未だにヤマノカミという魚を写真でしか見たことがない。
採取もしてみたいが、何より一度現物を見てみたいものだ。


さて、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。
気が付いたら結構大変な時間に。
前の記事でも出たが、
今日中に広島まで戻らねばならない。

CB御殿さんと慌てて別れる。慌ててパッキング。
ダンボールを確保し損ねていたので
速攻近くのホームセンターで購入して
送付可能な荷物を詰め込んで発送。


しかしこれで大分時間を食った。
時間がない、ピンチだ。
あまり金を使いたくなかったが、
やむなく高速道路へ乗って博多へ向かう。

しかしこれがまた、博多駅前はややこしく
レンタカー屋に到達するまでにかなりの時間をロスする。

慌てて駅へと駆け込むが、
残念ながら乗るはずだった電車は行ってしまった。
この状態では、岩国までしか帰れない。
岩国駅前にはネットカフェがない(少なくとも検索して出てこない)
つまり宿泊が不可ということである、
となるともっと手前で一泊? そうすると家まで帰るに帰れない。

仕方なく、直後の特急へ乗る。
18切符が使えないので特急券と乗車券で金額もロス。
各駅停車を追い抜いたので、少し時間に余裕があったので
弁当を購入。電車へ乗る。

小倉から暫くはかなりの人が乗っていたが
いくつかの大きな駅を過ぎると、あっという間に人が居なくなる。
乗っているのは、俺と同じように
18切符で旅をしている人が殆どのようだ。
席もガラガラで堂々と座れる。


二人がけ席を一人で占領し、楽しいお弁当タイムであった。


ふと手を見ると、びっくりするほどズタボロになっていた。
網をがっつり持っていたので荒れまくり。
ここまでになったのは初めてだな。


岩国だかどっかで、
持ち物からねずみの国から新幹線で帰ってきた
お子様連れの大群が押し寄せてきた。ツアーか何かか?!
子供が起きるには辛い時間。眠そうな子供どころか
寝てしまってそれを抱きかかえる母親などがゾロゾロと。

普段ならいざ知らず、はっきり言って、遊びつかれた連中に
席を譲るなど嫌で嫌で仕方ないのだが
いやもう本当に嫌なんだけど
つーか時間考えて遊びいけよ子連れのクセにとか
思ったりするんだが
遊びつかれてるのは俺も同じわけで
同じく遊び疲れている同士で見ると、
明らかに俺のほうが分が悪いわけで
何より俺はずうずうしいが表面上は紳士なわけで
隣に座っていためがね掛けた
おねーさんが美人だったので動きたくなかったが、
本当に已む無く
目の前に立っていた子供を抱いた母親に席を譲った。


とはいえ、数駅で一団は殆ど降りてしまった。
まあそりゃそうだ。新幹線まで使っているのに
各駅停車に延々と乗るのは意味がないしねえ。

おねーさんもいなくなってしまった座席に再び座り、
ぼーーーーっと電車に乗っていく。
乗換駅で、後続の遅れから暫く待たされて
広島についたときには1時に近い時間であった。


広島駅前のネットカフェで一泊。
始発前より早く店を出て、人気のない駅前で
パッキングをしなおして、電車へ乗る。
広島からノンビリ走って岡山へ。
岡山では乗換えで少し待つため、ここで弁当を購入。


岡山まで来てしまえば、
何度も往復した場所であるため、だいぶ気が楽だ。

弁当を食べつつ、ノンビリと電車に揺られる。
山を越え兵庫へ、大阪へ、京都を通り
琵琶湖を遠く見ながら、岐阜の山を越える。
産まれ故郷を過ぎ、焼津の黒ハンペンを想いつつ
熱海へと到着。
しかしさすがにここまで相当な時間が経っている。
酸欠とか大丈夫かと思ってクーラーバックを見ると
タナゴたちが鼻上げしており
カゼトゲが一匹落ちている。
これはまずいと思ったが、電車の時間も余裕がない。
結局、クーラーボックスを出し
その中の荷物をリュックに詰め込み
クーラーボックスの中に袋の中身をぶちまけ
エアーポンプをセットして終わり。

電車にも間に合い、
何とか帰宅まで他のタナゴを落とさずには済んだ。


しっかし、
遠征は行きはいいが、帰りが大変だなあ。
色々と考えること、思うことのあった
初めて往復両方を18切符で済ました九州遠征だった。

鯵と鯖

2009-11-27 18:50:02 | 愚痴日記
アジ\120をスーパーで買ったら
サバ\298でレジを通されたでござる。

買い物したら一度レシート見るクセつけてるんで
すぐに気づいて注意して清算しなおしてもらったが
困ったバイト君だ。


今夜はアジとサンマのお刺身(208円也)

行くぞ九州! いま全てが満ちる時!⑪

2009-11-26 02:11:16 | 九州遠征
『この記事では検索対策のため、名称の表記を変更してあります。
詳細に関しては「はじめに」を、お読み下さい。
なお、この記事におけるコメントで、記事内の魚の名前を書く場合
記事内の表記に変更した状態でコメントをお願いします。』



さて、晩飯を食って満足した俺は、
トライアルにいって買い物をしたり。

そのまま夜中にCB御殿さんと合流して
さらに移動を行う。

元々一人で行く予定だった場所へ
二人で行くことになったのだ。
途中の分岐で、こっちへ行くと目的地、あっちへ行くと某生物。
そんなことを言われて、ちょっと揺れた訳だが、
某生物は俺が子供の頃から憧れていた生き物だが
自力で探して自力で見つけるんじゃああと
そんなことを思っているのでパス。
ちょっと揺れたのは秘密だ。


現地へ到着し、日が出るまで転寝をしつつ待つ。
日が出ると同時にポイントへ移動し、
採取を開始した。


網に入ってくるのは一文字。
色が少し出始めている。

他にもイトモロコやカゼトゲなどが入るが
タナゴの優先度合いとしては一文字が一番の様子。
ナイルティラピアが入ってきたりもするが
あくまで狙いは一文字だ。

数箇所を移動しつつ周っていると
一番目に行った場所にはビンドウがズラリ。
トリコが来ていた。このポイントにはよく来るらしく
完全にここ仕様の装備を整えてきていた。
各々思うところはあろうが、しかしその装備たるや
生活掛かってる奴はやることが違ぇと思わざるを得ないほど。

ちなみにトリコが引き上げたビンドウには
一匹だけ背★が入っていたので
頭の中には

『そう かんけいないね』
『殺してでも うばいとる』
『ゆずってくれ たのむ!!』

上記三つの選択肢が出たとか出ないとか。



さらに移動した場所で、今度はCB御殿さんが竿を取り出す。
今回の遠征では釣り竿を持ってこなかった。
釣りが有効なポイントがあるならもって来るべきだったな。

歩いて移動する。
水は綺麗で底まで見えるほど。
砂利底に水草が沢山生えており、泳いでいくハヤの姿が見える。

さて、そんな感じで水の中を見ながら歩くCB御殿さん。
俺はそんな彼の後ろを歩いてついていく。


やがて立ち止まるCB御殿さん。
そっと見てみて? といわれるの覗いてみる。

そこは、護岸された岸の護岸の隙間に
ちょろちょろと泳いでいる魚の姿。
体の形からどう見てもタナゴ。複数匹いるようだ。
ヒラ打ちする姿を見て、尾びれが白いのがわかる。
一文字? いや、あれも尾びれ白いがサイズが違う。
ここにいるのは一文字よりもずっと大きい。

……まさか! 背★か!?


颯爽と黄身練りで仕掛けを落とす彼。
暫く待つと……釣れた!

さらに立て続けに二匹。合計三匹!!
立派なフルサイズ、色もばっちり出た背★が!!



※クリックで拡大

これは……また、何とも美しい。
俺は尾びれが白いタナゴが好きだ。
具体的には黒と白で大変美しいホワイティーが一番だが、
一文字ももちろん好きだ。

……そして、この背★も、俺は好きになった。



というかですね、まさか背★に
出会えるとは思っても見なかったのですよ。
このあたりにいるって話は聞いていたけど
実際に出会えるとはさっぱり思ってなかったのですよ。

これは恐ろしいサプライズ。

オスとメス、両方の色の出た写真を収めることができ、
これはもう、最高の成果といえる。




これでタビラは三種類勢ぞろい。
さらにアカヒレのうち「キタ」と「ミナミ」に出会えれば!


写真を撮って、満足して戻ることに。
何しろ今日は広島まで帰るので、あんまり時間がないのだ。
最後に一箇所だけ寄る事にして、帰路へつくことに。


そして車の中で改めて考える。
スジシマの中型種2種を採取したという前提で考えると
ここで背★の採取写真入手したということは、
あと九州で残ってるのは
「ヤマノカミ」と「スジシマドジョウ小型種九州型」の2種!

もちろんスズキの一種だのムツゴロウだのワラスボだの
固有の魚はいるのだが、それはまた別(海水・汽水)の話。
オオキンブナという未だ見ぬ魚もいるが、これは関西でも見られる魚だ。
俺の中では後2種で九州固有種制覇である。


しっかし
この2種、なかなか手ごわそうだけどもな。



●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
背★
一文字
カゼトゲタナゴ
ヤリタナゴ
アブラボテ
イトモロコ
カワムツ
タカハヤ
ナイルティラピア

九州遠征 一休み

2009-11-25 00:08:57 | 九州遠征
さて、CB御殿さんと一旦別れた俺は、晩飯を食うことにした。
また夜中に合流するので、それまで一休みである。

佐賀は何が名物なのかと聞くと
鯉を食うんだといわれた。鯉が名物なのか。
鯉といえば長野だと思っていたが、佐賀も名物らしい。

お奨めの店を教えてもらった俺は
山の細い道を車で昇っていく。山の中腹にあるらしい。
このあたりは水が大変に綺麗で、
初夏になれば蛍も多く見られる場所なんだそうだ。


さて、やってきたのは一軒の店。
宿とセットの店が多くて、普通の飲食のみの店が
そもそも少ないような感じだ。
有難いことに予約なしでも入れる様子。
奥の座敷から楽しげな声が聞こえてくる。宴会中のようだ。

俺は奥座敷とは別の小さな座敷部屋に案内された。



メニューはこんな感じ。
俺が頼んだのはあらい定食。1600円。
ご飯のお代わりは200円……。

まあ、珍しいものを食べるのだし……何も言うまい。



暫くして料理が出てくる。
出てきたのは……船でけえ。
もっと小さいちゃちいのが出てくると思ったんだが
これは意外な大きなサイズ。


内容は
あらい・山菜・小鉢・鯉こく・香の物である。



あらい



船にたっぷりの氷とたっぷりの鯉が乗っている。
薄作りの鯉の桃色が食欲を誘う。
鮒が嫉妬している気がする。


酢味噌や、ゆず胡椒で食す。
というか、ゆず胡椒が赤ぇ。
最初なんだかわからなくて、食ってみて初めてゆず胡椒とわかった。
これは意外な発見だ。

鯉はちょっと不思議な味。
脂っこくもないし、血なまぐさくも泥臭くも無い。
ちょっとクセがあるといえばいいのかな。あんまり食べたこと無い味がする。
味そのものは俺は好きだけど、好みが分かれるかも。
食感はコリコリと面白い。薄作りのエンガワ食ってる感じ。


鯉の皮もついてきていた。食感が面白いが別に味は無い気が。
身と一緒に食ったりするのもありかなあ。
酒があればその中に浸してみたかった。




小鉢&香の物&山菜



鯉の身と野菜の和え物。
よくわからなかったのだが、旨かった。日本酒にあいそう。
酸味が苦手じゃなければおいしい。


山菜は山芋とろろにウズラの卵。
香の物は白菜の漬物と梅干。

これでご飯お代わり有料とか鬼だろ、泣くぞ。
とろろはきちんと摩り下ろしたもののよう。



鯉こく


鯉を味噌で煮た料理。どっちかっつーと鯉の味噌汁。
鍋でやってきてお代わりができるという素晴らしさ。

これがまた……美味いんだ。ほんと。
ここで出た料理のどれもが美味かったが
俺の中ではこれが一番。物凄く美味かった俺にぴったり。

しかも嬉しいことに、卵が入っているじゃないか。
店の人に聞いたところ、春は卵を抱いているので入っているとか。


つーかね。
こんだけ美味いもの鍋でだされてだね
ご飯お代わりが(略




というわけで、大変美味しく頂きました。
また九州いったら寄れるようにスケジュール組みたいなあ。

しかし車でこなきゃこれない場所なのが残念。
これじゃ酒が飲めないぜ……。


宿泊できる場所もあるからそっちに泊まるのもありかな。