あおのたつき 10〜11巻
あおは、コウのことになると
漫画、安達智
浮世と冥土の間『鎮守の社』に迷い込んだ
あおのお話。
社の屋根が壊れてしまったので
社の屋根が壊れてしまったので
皆んなで宮繕い。
哀ゐ丸は、楽丸の隣に あおがいて
仲良さげなのを見てると涙が溢れ逃げ出す。
（哀ゐ丸は楽丸に恋する可愛い女の子）
鎮守の五社で祈祷するのに哀ゐ丸もいないと
出来ないため恐丸が連れ戻しに行く。
そして、楽丸とあおの真実の姿を見せる。
楽丸は元服前に冥土に来てるので
愛憎を知らない純真な男の子、
あおは年頃の娘だが花街で辛酸を舐め
成熟している女性、
この2人が仲睦まじくしていても
年の離れた姉と弟のようなもの
（精神的には親子かも）
そういう関係にはなりっこないと感じて
哀ゐ丸はホッとする。
浮世への届け物を請け負う魂迎鳥の文目は、
依頼人の愛しい人との記憶を人形に食べさせ
異形を生み出していた。
そんなことは知らない あおは
文目に目をつけられて、
愛しいコウのために貯めたお金を届けて欲しい
と願ってしまう。
しかし、コウの記憶と引き換えと知った あおは
取引中止というが聞き入れられず
間一髪で楽丸が制止してくれる。
しかし、やっぱりコウにお金を届けたい あおは
迷いが晴れず、また会おうと文目は去る。
鎮守の社にきた 遊女だった卯月は
生前 手を引いてくれた乙女を忘れられず
乙女からは姿は見えないし
触れることもできなけど
想いを届けたいと楽丸とあおと浮世へ。
卯月は岡場所から廓の遊女屋に
安くで売られてきた奴女郎、
乙女は見世の筆頭のお職。
何かと馬鹿にされいじめられてる卯月を
乙女が助けてあげたら懐かれてしまう。
仲良くなり身を寄せ合うようになった2人は
ずっと一緒にいたいと思う。
しかし、卯月は3年で年季明けがくることを
乙女は知らない。
もうすぐ3年、外に出れても何もない卯月は
乙女がいるここに残りたいと談判するが
遊女として価値がなく
覚えも悪いので下働きできそうにもないのに
雇うわけがないと切り捨てられる。
乙女に言い出せないうちに
他から聞いてしまった乙女は
卯月が残りたいと思ってたことなど知らず
出ていけることを黙ってたことをなじる。
すれ違ったまま卯月は出ていくことになるが
岡場所にいた卯月はすでに病に犯されており
（本人はとっくに気づいてたが秘密にしてた）
客に常連やツテもなかったため、
ただ彷徨い命を落とす。
身寄りがない卯月は、最後に働いた廓に
死んだ知らせが届き、
そこで乙女は全てを知る。
乙女は死者の声が聞こえない まじないを
していて、卯月の声が届かない。
（声を聞くと連れていかれるとされていた）
しかし楽丸が まじない解いて
乙女は卯月が戻ってきてるのを感じる。
卯月は声は掛けず
すれ違っていた2人は
お互いを感じながら盆の踊りを踊り
最後に卯月は生前していたように
耳元に軽く息を吹きかける。
そして気が済んだ卯月を連れて
楽丸とあおは帰ったのでした。
そんなお盆の夜、
猪吉は1人 濃紫（あお）の
新盆の迎え火を焚いて偲んでいところに
夕顔が現れる。
というところで以下次巻。
あおは、コウのことになると
まわりが見えなくなるとこがあるので
危なっかしい。
楽丸が頑張ってくれてるんだから
待っててあげてほしいけど、
あおが その待ってる間にコウに何がおこるか
わからないのだという焦りは、
ボンボンの楽丸には思いつきもしない
というのも また事実なんだなと。
あおの願いが叶うといいなぁ。
