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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句528「塩辛き壮年の日の海市かな」(松林尚志)

2021-04-26 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句528・味覚31(塩辛い1)・松林尚志01・2021-04-26(月)
○「塩辛き壮年の日の海市かな」(松林尚志01)
○季語(海市・晩春)(「『俳人年鑑』2004年版」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:「味覚」の「塩辛さ」。「→唐辛子系の辛さ」とは違う「しょっぱい系の辛さ」。「→鹹(しおから)い」とほぼ同じ。「壮年」とは「働き盛り」であるというが一体何歳頃が働き盛りなのだろうか。それは人それぞれである。海上の蜃気楼が塩辛く見えるのもそれぞれの時代である。


松林尚志(まつばやししょうし)
○好きな一句「亡羊を追ひきし荒野月赤し」(『山法師』2019)02
○季語(月・三秋)(「→栗林のブログ」より引用)

【Profile】:1930年長野県出身。東京都在住。東京都在住。「暖流」「海程」「」から「木魂」代表。「海原」同人。

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