俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句512「ゆづり葉の茎も紅さすあしたかな」(『誹諧吐綬雞』1690)(斯波園女)

2021-01-03 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句512・あした(朝)(時間)1・斯波園女01・2021-01-03(日)
○「ゆづり葉の茎も紅さすあしたかな」(『誹諧吐綬雞』1690)(斯波園女01)
○季語(ゆづり葉・新年)(「俳句αあるふぁ2019年冬号」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(すせそちつてにぬねのへほむめもゆ~)】

【鑑賞】:本来「朝(あした)」には朝・翌朝の意味があり、「翌朝」から発展して「明日(あした)」の意味で使われるようになったといいます。「あした(朝)かな」の時間の提示は、文語の格調と切れ地のいい響きがあります。


斯波園女(しばそのめ)(1664~1726)
○好きな一句「仁王にもよりそふ蔦のしげり哉」02
○季語(蔦・三秋)

【Profile】:伊勢山田の生まれ。医師斯波一有の妻。1692(元禄5)年夫とともに大坂に移り、1694(元禄7)年9月、園女邸で→松尾芭蕉は「→白菊の目に立てゝ見る塵もなし」03とよみ、彼女をたたえた。

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