俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0288・聴覚070・佐野蓬宇01・2016-07-21(木)

2016-07-21 04:56:00 | 五感俳句

●五感俳句0288・聴覚070・佐野蓬宇01・2016-07-21(木)
○「夜水汲む音にも残る暑さかな」(佐野蓬宇01)
季語(暑さ・夏) 「よみずくむおとにものこるあつさかな」(→「575筆まか勢」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえおかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:夜になってもいっこうに衰えない暑さ。草は微動もしないほどの無風状態。水を汲む柄杓の音だけが闇の底に残る。

 

佐野蓬宇(さのほうう)(1809~1895)
○好きな一句「水草の上にも露の夜明けかな」02
季語(露・秋) 「みずくさのうえにもつゆのよあけかな」(→「双牛舎類題句集」より引用)

【Profile】:出雲の山内曲川、名古屋の→松浦羽洲とともに維新後西国の三名家と称された俳人。三河豊橋で饅頭屋をいとなむ。鶴田卓池(つるだたくち)にまなび、当地の中心的俳人として活躍した。

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