俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0288・青029・鈴木河郎01・2016-07-20(水)
○「蝸牛の渦きわまりて仄青し」(鈴木河郎01)
○季語(蝸牛・夏) 「ででむしのうずきわまりてほのあおし」(「俳句界201506」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:カタツムリが背負っている殻。この渦は中心にいくほどに仄かに青色を帯びてきます。精緻な写生句です。(→「真鹿子の真鹿不思議歩記」)
●鈴木河郎(すずきかわろう)(1925~1983)
○好きな一句「風垣や海蝕せめる蜑の墓地」02
○季語(風垣・冬) 「かざがきやかいしょくせめるあまのぼち」(→「現代俳句データベース」より引用)
【Profile】:1931年、→大原テルカズを識る。1948年、太田鴻村に師事。1954年「青玄」同人。青玄賞、1965年度中部日本俳句作家会賞、1974年度中日俳句賞受賞受賞。