俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0181・手010・五十嵐研三01・2014-07-01(火)
「病む母の手の側にある団扇かな」(五十嵐研三01)
季語(団扇・夏)
病気の母を病院に見舞いました。母が団扇を持っています。母の側にある団扇。しかも病む母の側にある団扇です。心情を団扇という物の所在に託しています。
○五十嵐研三(いがらしけんぞう)
代表句「下へ尖つた氷柱ばつかし北窪村」02
季語(氷柱・冬)
1918年、福島県生まれ。三重県在住。1935年、「土上」に投句。1939年「青玄」入会。「青玄」「営」同人。のち「頂点」「海程」同人。「橋」代表を務めた。第3回青玄賞受賞。(「俳句舎の俳人名鑑」より引用)→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)