俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0115・嗅覚019・小沢昭一・2013-02-07
○「ふろふきや猫嗅ぎ寄りて離れけり」(『変哲』1992)(小沢昭一01)
○季語(ふろふき・三冬)
今回は猫の嗅覚です。動物の嗅覚はお手の物です。まるで嗅覚で生きているかのようです。猫が自分の元に近づいてそして離れました。何の匂いに感じたのでしょうか。
○小沢昭一(おざわしょういち)(1929~2012)
○好きな一句「椎の実の降る夜少年倶楽部かな」02
○季語(椎の実・晩秋)
【Profile】:東京府豊多摩郡生まれ。優、エッセイストで俳人。1952年、早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、初舞台。日本新劇俳優協会会長。劇団「しゃぼん玉座」主宰。父親の川柳号を継いで変哲と号した。1969年、→入船亭扇橋を宗匠にして、永六輔、→江國滋酔郎らと共に「やなぎ句会」を発足。句会は40年余、500回を数える。
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小沢昭一掲載句
03時計屋の微動だにせぬ金魚かな(『変哲』1992)(金魚・三夏)〈特集649・商店俳句2-3〉2024/5/24