俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句017・髪・古屋秀雄
「冬海の水中海女の髪ひらく」(古屋秀雄01)
季語(冬海)
冬の海。海中の海女の髪が開き、波にゆらゆらと漂っている光景です。「髪」は五体俳句の2回目の登場です。
○古屋秀雄(ふるやひでお)(1907~?)
代表句「炎天に糞原爆の中心地」02
季語(炎天・夏)
奈良出身。1931年、詩作より俳句に転じ「倦鳥」に拠り、→松瀬青々に師事。1937年青々急逝。→右城暮石・→細見綾子らと「倦鳥」の新しい推進力をめざす。1940年、宰相山の誓子居を訪れる。1943年「鶴」同人。1949年「風」同人。1949年「鶴」「風」を辞し「天狼」同人。→山口誓子に師事。同時に旧号ひでをを本名の秀雄に改める。1966年「スバル」賞受賞。